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辛坊治郎の「名誉棄損・侮辱暴言」へツッコミを入れてみました
辛坊治郎は、2010年9月末を以って読売テレビを退職し、10月からはシンクタンクの研究員になったそうですが、その辛坊、キャスター業だけは続けているらしく、読売テレビの「朝生ワイド す・またん!」には出続けているようです。
その「朝生ワイド す・またん!」の2010年10月12日放送において、辛坊治郎は、いかんなく、そのゴロツキぶりを発揮して、小沢一郎代議士の名誉を著しく損ない、かつ当たり前のことを学者の良心として発信している識者に対しても物凄い誹謗中傷を行いました。執拗い(しつこい)ようで恐縮ですが、再度、その「名誉棄損・侮辱暴言」を掲載し、これにツッコミを入れてみようと思います。
<辛坊治郎の「名誉棄損・侮辱発言」開始>
http://www.youtube.com/watch?v=2yg3WfqdkaQ
辛坊「小沢議員は自らの政治資金問題について国会で説明する必要があると思うか、というアンケート、あると思う人が86.7%。」
辛坊「何回もお伝えしていますように、検察審査会の議決では、求められていないところまで判定しているんじゃないか、という一部の法律の専門家がたわけたことを言っていますけれども、そういう問題じゃないんですよ。やっぱり小沢さんの最大の問題っていうのは、例の、問題になっている政治資金規正法上、帳面にちゃんと書いておかなきゃいけないところに、ウソを書いちゃったところの、もともとの不動産の売買なんですが、一体、どこからカネが出ているか、一言も説明していないんです。」
辛坊「いや、説明はしていた、最初は、政治資金で買いました、それはおかしいんじゃないかと言われたら、いやあ二転三転した挙句、自分のカネで買いました、と。じゃあ、どこから持って来たんだい、そのカネ? と聞いたら、フーウウウウウンンとか言って、一言も言っていないわけだから、このあたり、やっぱりね、たわけた識者はこんなものは不当なナントカだ、っていう馬鹿がいますけれども、何言ってんだ、おまえらは? と。ナンボ、カネ貰うてんねん、と。実際、そういうことを言っている人たちの中には明らかにかつて小沢さんサイドからおカネ貰っている人たちが何人かいますから。それはもう明らかになっていますから。
脇にいるキャスター(男女1人ずつ)「ふーん(そうなんだ)」
辛坊「私なんか最低限のマナーとして、政治家からカネもらって政治家の後援(講演?)には、いっかい(おそらく一回も行かない、ということを言いたかったのか?)、絶対に行きませんから。それは何億円積まれたら……わかりませんが……」
脇にいる女性キャスター「(数億円積まれたら)行くんだ(笑)」
辛坊「そんなもん、50万や100万のハシタガネ、そんなもん、政治家の後援会(講演会?)なんか行くか、って話ですよ」
辛坊「そういう矜持のない人たちがね、結構、小沢さんの、今回の肩をもっている人たちがいるということは明言しておきたいと思います」
辛坊「続いて行きます、はい、これですね。小沢議員を起訴するべきだという検察審査会の議決は適切だと思いますか? というアンケート。適切だと思う人(画面上では62.9%)が圧倒的ですね。でねぇ、今回やっぱり、その、たわけた識者の中には、今回の検察審査会のアレはナントカカントカだぁ、とか言う奴がいるわけですけれども、そういう人たちが、じゃあ、こないだね、検察審査会の強制起訴ってのは、今回が初めてじゃないわけですよ」
辛坊「ね、この制度が決まってから1年間の間にも、明石の歩道橋事故であるとか、それから福知山の列車脱線の時にも、検察が起訴しなかったやつを、それはおかしいから起訴すべきだといって、今回多分4回目か5回目なんです。」
辛坊「じゃあ、今回、これ、適切だと思わないっていう人たちが、そういうときにもやっぱり同じように、検察が起訴しなかったものを素人が起訴するのはおかしい、と言い続けてきたなら納得できますけど、今回に限って、検察審査会の制度はおかしいって、急に言い始めた人たちがいるわけですよ」
脇の男女キャスター「あー(うなずき)」
(注:この脇の男女キャスターは、それぞれ読売テレビの森武史アナウンサーと虎谷温子アナウンサーだそうである。当ブログ読者のtappie0710さんからの情報である。ありがとうございます)
辛坊「あんたたちねぇ、それじゃあ、今まで、福知山の脱線事故の時や、あの、明石の歩道橋のときに、言っとけよ、と。今回の時に急に言い始めるなんて、整合性がとれてないんじゃないの? それを称してご都合主義と言うんだ! と思いますけどね、最近ちょっと、困った識者の人たちが多くメディアに登場して、困っちゃったな、という感じです」
<辛坊治郎の「名誉棄損・侮辱発言」終わり>
まあ、ひどいもんですが、ツッコミどころは満載です。
1.「検察審査会の議決では、求められていないところまで判定しているんじゃないか、という一部の法律の専門家がたわけたことを言っています」という部分。
(1)東京第五検察審査会の2回目の議決(平成22年東京第五検察審査会審査事件(申立)第10号にかかる議決)は、告発事実を超えた犯罪事実を含むものであり、検察審査会法第2条1項の当否の審査を逸脱する判断であり違法ということは自明であります。
(2)上記議決は、こちら( http://blogs.yahoo.co.jp/abc5def6/62104893.html )から読めます。
(3)上記議決は、石川知裕代議士に掛けられている容疑を犯罪事実と勝手に断定し、かつそれを小沢一郎代議士が共謀して加担した、とさらに勝手に決めつけています。
(4)これについては、郷原信郎氏(元検察官、弁護士。郷原総合法律事務所代表、名城大学コンプライアンス研究センターセンター長・教授、総務省顧問、日本郵政ガバナンス検証委員会委員長)が、ツイッターで、
「今回の検察審査会の議決書、理屈にも何もなっていない。虚偽記入罪の共謀がどのような場合に成立するのか、斎藤検事は、どういう説明をしたのか。補助弁護士の吉田という人は、政治資金規正法をどう理解しているのか。強制起訴になっても証拠がないのでまともな公判にはならない。(続く) 」
「(続き)この議決書に基づいて起訴すると言っても、その前提となっている解釈がおかしいので、証拠を取捨選択しようがない。結局、指定弁護士は、検察から提供された証拠を手当たり次第証拠請求するしかないのではないか。それは、石川氏らの公判にも影響する。今回の議決は検察にとっても深刻な事態。」としており、「誰が弁護人やっても無罪」と言いきっておられます。
(5)正しいのは郷原先生の見解です。しかし、辛坊治郎はこの見解に対して「たわけたこと」と見事なまでに侮辱しているのである。「たわけ」ているのは、辛坊治郎、アンタのほうです。
2.「小沢さんの最大の問題っていうのは、例の、問題になっている政治資金規正法上、帳面にちゃんと書いておかなきゃいけないところに、ウソを書いちゃったところの、もともとの不動産の売買なんですが、一体、どこからカネが出ているか、一言も説明していない」という部分。
(1)この部分は、テレビ番組のキャスターが白昼堂々、大嘘をついたことになります。小沢一郎代議士は、キチンと陸山会の不動産売買やお金の流れについて説明をしています。そしてそれは小沢一郎代議士の公式ウェブサイトに今でも掲示されています。
URLはこちらです:http://www.ozawa-ichiro.jp/massmedia/contents/appear/2010/ar20100124150021.html
(2)小沢一郎代議士のご説明の概略は、以下の通りです。
A:土地購入資金の4億円=小沢氏自身のポケットマネー
B:小沢氏自身のポケットマネー4億円(上記A)の出所
B-1.昭和60年:湯島の自宅売却&深沢の自宅土地購入・建物建設 → 税引後に約2億円残った
B-2.平成9年12月:銀行口座(小沢氏の家族名義)から3億円を引き出し。
B-3.平成14年4月:銀行口座(小沢氏名義)から6000万円を引き出し。
B-4.上記1.〜3.の資金は事務所金庫に保管。
B-5.平成16年10月時点:4億数千万円が金庫に残っていた → うち4億円を陸山会に貸付
(3)一言も説明がない、だと? 辛坊治郎は文字が読めないのでしょうか? 小沢一郎代議士はキチンと、自分のポケットマネーから出しました、という趣旨の説明をしておられます。平成22年1月の時点で。
3.「たわけた識者はこんなものは不当なナントカだ、っていう馬鹿がいますけれども、何言ってんだ、おまえらは? と。ナンボ、カネ貰うてんねん、と。実際、そういうことを言っている人たちの中には明らかにかつて小沢さんサイドからおカネ貰っている人たちが何人かいますから。それはもう明らかになっていますから。」という部分。
(1)はい、辛坊さん、証拠はあるんですよね!? そこまで言い切ったからには。小沢さんを擁護したら、即、小沢さんからカネを貰ったことに、どうしてなるんですか!?
(2)それに別に小沢一郎代議士をことさら擁護する意図がなくても、真っ当な法律論と、素人でもできる事実確認 を踏まえれば、「小沢一郎代議士は、白より白い、真っ白だ」という結論に、誰でも到達することができます。
(3)それなのに、強制起訴となったり、まだ有罪確定判決がない時点で小沢さんをマスコミが犯罪者扱いをしたり、国会議員までが離党や議員辞職を求めたりしている状況の方が、よっぽどおかしいのです。
(4)連中の行為は「推定無罪の原則」などの近代刑事司法の大原則、踏み躙ってはならない大原則に反しています。
(5)これでは日本においては、起訴されたらその時点で有罪扱いされる、因習を絶ち切ることはできませんし、なにより国政選挙で国民の負託を受けた国会議員の地位と名誉が脱法的に損なわれることになります。辛坊さん、アンタはそれでもいいというのですか?
(6)辛坊さん、アンタの好き嫌いの趣味は趣味で尊重しますが、上記原則を踏み躙っては、いけないんじゃないでしょうか? それとも、官房機密費やらCIAから工作費を億単位でこっそり貰ったことで、その良心すらドブに捨てたんですか?
(7)知識人が「どこか」からお金をもらったことは早晩明らかになるでしょう。官房機密費で、媚米派・親米反日派の知識人がタップリお金を貰っていたことが、ね! どっちが「矜持がない人」なのかも、同時に明らかにされるでしょう。楽しみですね。
(8)それに、たとえば政治家が集まって勉強会をする場合に外部講師として識者を呼ぶ場合があり、そのときには講師料としてお金を識者に払う場合がありますが、これって普通のことですよね!? これすらも「汚いカネ」として否定されるならば、辛坊さん、アンタは金輪際、講演でもなんでも、お金を一切受け取ってはいけませんよ!(講演会を主催する企画屋さんたち、この辛坊なら「タダ」で講演を引き受けてくれる可能性があります。でも、その場合、講演チケットは売れ残りが大量に発生するリスクも存在しますが)。
4.「あんたたちねぇ、それじゃあ、今まで、福知山の脱線事故の時や、あの、明石の歩道橋のときに、言っとけよ、と。今回の時に急に言い始めるなんて、整合性がとれてないんじゃないの? それを称してご都合主義と言うんだ! と思いますけどね」
(1)まず結論から。「ご都合主義」なのは、辛坊さん、アンタの方である可能性もありますよ、ということです。
(2)小沢一郎代議士の「事件もどき」の場合は、東京地検特捜部が30億円も捜査費用をかけて大々的に捜査を行い、なんとしても小沢代議士をしょっぴいてやる、という感じでありました。だれもこの捜査を「お手盛り捜査」なんて言っている人はいないはずです。
(3)また、大阪地検における証拠捏造検事がいたように、あるいは警察での取り調べ段階で脅迫等の違法行為を行って自白を搾り取ったり、というように、検察・警察は「無実の人間を、無理矢理有罪にする、能力と意思」が構造的に存在していた可能性が極めて高いのに、その「証拠捏造機関」がすべて小沢代議士に関しては不起訴処分としたのです。いくらゴロツキでも「証拠を捏造して、小沢代議士を捕まえて、有罪に貶める」ことはできなかった、ということです。
(4)検察審査会は、検察や警察が「お手盛り」で事案をしっかり捜査しなかった場合に、「おい、待て。その捜査に基づく不起訴処分はオカシイだろう?」という機能を発揮する組織・制度であり、今回の小沢代議士の「事件もどき」のように、検察がしっかり捜査したのに証拠がないから不起訴にした事案を、無理矢理、屁理屈にもなっていない屁理屈で起訴に持ち込んだ、というのは、非常に制度趣旨に反しているわけです。
(5)また小沢代議士の「事件もどき」における、検察審査会の検討状況は酷いものであることが判明しています。審議時間は碌に確保されず、証拠資料を吟味することも(おそらく)なかったであろう、と極めて強く推察される状況です。
(6)以上から、これは補助弁護士あるいは検察官と検察審査会事務局が審査員に「小沢有罪」の刷りこみを行った結果ではないか? という、非常に残念な推論が最も蓋然性が高いものと言わざるを得ません。
(7)以上のような事情は素人でも簡単に手に入る情報です。これらを踏まえないで、福知山や明石のケースと今回の「事件もどき」を混同することこそ、「小沢一郎代議士の政治生命を絶つためにならば、どんな出鱈目でも使う、という“ご都合主義”」だと考えます。
(8)それに検察審査会の制度自体、市民が司法を牽制するというよりも、その外観を被って、無実の人間を法匪が嵌めることができる、という欠陥があり、かつ、審査会での審査自体も碌に証拠調べ・証拠吟味ができない状態が常態化しているのではないか、という懸念もあるのです。
http://ameblo.jp/gyakusetu-turedure/entry-10680671369.html
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