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これは検察の<政治への介入>を明らかにする戦いである(olive徳山勝)
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/860.html
投稿者 判官びいき 日時 2010 年 10 月 20 日 18:51:19: wiJQFJOyM8OJo
 

http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=98304
先週15日、小沢氏の弁護団が東京地裁に対し、「検察審査会の強制起訴議決」を無効とし、それに基づく指定弁護士の指定の差し止めを求め訴訟を起こした。これに対して、東京地裁は18日、「検察審査会は準司法的な機関であり、小沢氏側の主張の適否は行政訴訟ではなく刑事司法手続きの中で判断されるべきだ」として却下した。これはある程度予想された結果である。弁護団は東京高裁に即時抗告した。

一般論で言うが、サラリーマン化した裁判官が「ことなかれ」主義でこのような結論を出して不思議ではない。骨のある裁判官なら、郷原名城大学教授が言うように、憲法第31条の「何人も、【法律の定める手続】によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない」に基づき、別な判断をしたはずだ。検察審査会の今回の起訴相当議決は、憲法の定める【法律の定める手続】に則っていない疑いが強いのに、地裁判事その判断を避け、形式論で逃げたと言うことである。

本「オリーブの声」で報道したように、東京第5検察審査会事務局は、検察事務局の文書は「裁判所の保有する司法行政文書の情報開示請求事務要綱」は適用されず、別途、「検察審査会事務局の保有する行政文書の情報開示請求事務要綱」が適用になると答えたそうだ。当の検察審査会事務局事務局は【行政文書】と言っている。裁判官は行政訴訟にそぐわないと言う。既に裁判所の内部で自己矛盾を起こしているのだ。

そもそも本件は、東京第5検察審査会に問題がある。その第一が、第1回目の検察審査会の議決内容を逸脱して、第2回の検察審査会が議決したことである。しかも、その議決内容に、小沢氏の「共謀を示す犯罪事実」は一切書かれていない。加えて、それ以外にもこの第2回の議決には、法的に疑わしいことが幾つかある。本オリーブでも既に触れているし、ネットでは詳しく語られている。即ち;

1.「会議録」がないことより、検察審査会法第28条「検察審査会議の議事について  は、会議録を作らなければならない」に違反している。
2.検察審査員の平均年齢がが、2回連続して34歳以下と異常に若く、統計学的に   は、審査員の選出が作為的であったことを示している。
3.審査補助員として吉田弁護士が9月7日に委嘱されたのが事実ならば、審査期間   は、9月14日までの1週間しかなかったことになる。

以上から、第2回目の検察審査会が「開催されなかった」疑いが浮上する。なお、審査員が8月から審査したいたとしても、それは法41条の4「検察審査会は、第41条の2の規定による審査を行うに当たっては、審査補助員(=弁護士)を委嘱し、法律に関する専門的な知見をも踏まえつつ、その審査を行わなければならない」に反している。その審査そのものが無効で、それに基づく議決は有効とは言えない。

また、9月14日の議決を10月4日に公開したことが、法第40条の「その議決後7日間議決の要旨を掲示する」に違反した疑いもある。これまでは議決当日か翌日に議決の要旨は公開されていた。なぜ、この議決だけが3週間の遅れが許されるのか。7日後の、9月21日までに議決が公開されなかったので、その時点でこの議決書の有効性に重大な疑惑が生じた。少なくとも遅延理由の合理的な説明が求められる。

小沢氏と弁護団は、単純に起訴を免れようと考えているのではない。このような異議申し立てをすることにより、検察審査会法と公訴権を悪用した検察による【政治への介入】の実態を明らかにすることにある。昨年3月の西松献金事件での大久保秘書の起訴は、総選挙による小沢民主党政権の成立を阻止した。その公判での検察敗訴の延期を狙ったのが、石川議員などを逮捕した陸山会の土地取引事件である。

国民は、日本は「主権在民」の「民主国家」と思い込んでいる。だが、検察が狙った政治家を、検察審査会を使って法廷に引き出す。こう云うことを検察に許したら、政治家は検察の顔色を窺うことになる。郷原教授はそれを【検察主権国家】だと言い、警鐘を発している。その検察の野望の一端を示すのが、読売新聞の次の報道である。

特捜部の斎藤副部長が、「元秘書らの供述だけでは、小沢氏と元秘書らとの共謀の成立を認めるのは難しい。有罪を取るには、慎重に証拠を検討することが必要です」などと、審査員らに【訴えた】という(以上引用終了)。

検察が不起訴にした事件を、素人に「起訴相当」と言われたら、それは検察にとって屈辱である。それを避けるために、本来ならば、「小沢氏と元秘書らとの共謀の成立を認める証拠にはならない」と【説明した】になるはずである。「語るに落ちた」のである。
 

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コメント
 
01. 2010年10月20日 20:21:40: B1ZhhZMSbM
斎藤副部長を国会に証人喚問して、素人に起訴できるのにプロのおまいさんが
どうして起訴できなかったのかを詰問しんしゃい

02. 2010年10月20日 22:04:08: FURRcnHepX
裁判官、最高裁、警察、検察これらが全て裏で繋がっているのだから、裁判で白黒を問うどころか強引に冤罪が作られる。

03. 2010年10月20日 22:47:23: J0o6rialnc
>02. 2010年10月20日 22:04:08: FURRcnHepX さん

>裁判官、最高裁、警察、検察これらが全て裏で繋がっているのだから、
>裁判で白黒を問うどころか強引に冤罪が作られる。

これじゃ、誰だって無実の罪を着せられる。
明日は我が身か?
日本はもう口チャックしないと危ない国になったかも。
クワバラクワバラ

それでも地球は回っている!


04. 2010年10月21日 00:05:05: 1bdMiEeWsU
裁判員裁判でも、暴力団幹部射殺事件でも量刑が軽すぎると
言っておるようです。もう素人の興味本位の裁判ごっこは暴走しています。

05. 2010年10月21日 00:21:26: PeaBG7P4lU
>当の検察審査会事務局事務局は【行政文書】と言っている。
>裁判官は行政訴訟にそぐわないと言う。
>既に裁判所の内部で自己矛盾を起こしているのだ。

これ全然、理解できません。
それに先日の地裁の判断も理解できません。
検察審査会は「準司法的機関」であるから、行政訴訟の対象にならない?
でもその「準司法的機関」には起訴権が有るわけだから、
やっぱり行政機関ではないの。これも自己矛盾だろ。


06. 2010年10月21日 09:46:06: O70yqRQHLM
大阪地検の特捜部元部長と副部長が取調べを大阪拘置所で
受けているが、面会はできるという!
大阪地方裁判所が許可した、とのこと。
今までなかった異例の処置!
裁判所が検察の事を信用していない証らしい(笑)

東京地方裁判所にも脱検察判断をする裁判官が出るのを望むが
何せ東京地検と近いから普通の判断を望むのは無理か(怒)


07. 2010年10月21日 10:54:11: ebLu6MQwUM
>03 
冗談ではないよ。
ほとんどの冤罪事件は裁判所、検察、警察がグルだから生まれている。

高知白バイ事件を見よ。
警察が証拠を捏造しているのに、裁判所は捏造証拠を採用した。
三井氏の事件は、裏金疑惑を隠すための検察のでっち上げ。
また無実の可能性が大きいのに、飯塚事件の久間三千年氏の死刑が執行された。
元福島県知事佐藤栄佐久氏はまだ最高裁の判決はでていないが、金額0円の収賄で有罪の判決が下級審ででた。

よそ事ではないのだよ。

本当はマスコミが騒がないといけないのに、マスコミもグルとなって冤罪事件を生む片棒を担いでいる。
菅(仙谷)政権も冤罪を擁護し不正を正そうとしない。

次第にネットを通じてこれらの闇が明らかになりつつあるが、冤罪をなくすために本気で取組む政党が選挙で政権をとるまで待たなければならないだろう。


08. 2010年10月22日 11:28:37: wHbnk0Tc92
検察が政治に介入するには、それなりの理由があるだろう。

昨年3月に大久保秘書が、事情聴取もなしに逮捕・起訴された。
当時言われたことは、小沢氏に「斡旋収賄罪」の疑いがあると云うものだった。
これにより、昨年5月に小沢氏は民主党代表の座を降りた。
検察の第一の目的である【小沢民主党政権】の阻止は成功した。
これで利益を得たのは誰か、自民党麻生政権。

総選挙の結果、民主党鳩山政権が成立。小沢幹事長が誕生。
本年1月、大久保秘書公判で無罪の可能性大。
自民党:参院選前の無罪判決を阻止する必要があった。
検察:検察の威信と検事総長人事を守る必要があった。そこで、公判延期を狙い本来なら訂正で済む政治資金規正法虚偽記事件デッチ上げ、石川氏などを逮捕・起訴。引き続き検察とマスコミは、強烈な「小沢・クロ」(=水谷1億円)のネガキャンを実施した。小沢幹事長辞任。

これで利益を得たのは誰か。
自民党:参院選挙での劣勢挽回(小沢氏抜きの選挙なら勝ち目が出る)
検察:大久保裁判延期で、検察の威信を保持できた。
民主党反小沢勢力:小沢幹事長排除。

検察が「へ理屈」をつければ、誰でも逮捕・起訴できる。
そうなると、政治家は検察を味方につけることを考えるだろう。
検察は、微罪をほのめかし政治家を操ることができる。
こう云う政治になっているのではないか。

検察は全く白地に、勝手に「犯罪」とのストーリーを黒字で書いて、捜査を始めた
が、大久保秘書逮捕だろう。全てはここから始まっている。
問題はこれを、操った力は何かである。


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