http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/781.html
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http://31634308.at.webry.info/201010/article_18.html
この国は道理が通らないのかと暗澹とした気持になる。東京第五検察審査会の「起訴議決」の執行停止と、検察官の代わりに小沢氏を強制起訴する「指定弁護士」を選ぶ手続きの仮の差し止めを求めた小沢氏側の申請を、東京地裁の川神〈かわかみ〉裕裁判長はいずれも却下する決定を下した。
小沢氏の申立てについて東京地検が門前払いした。報道は却下したとあるが、なぜ却下したかの理由はわからない。戸を開ける前に追い払った。小沢氏側は「非常に遺憾だ」として即時抗告する意向という。そうだ!と思いながら小沢さんの気持ちを思うとやりきれない。天はまた味方しないのかと言いたい。
裁判長が却下したことは小沢氏の言い分に理由がないことになる。これは全く納得がいかない。明らかに法律的に違法なことは、所謂「市民感覚」から見て当然ではないか。この川神裁判長はつい最近一つの判決を行っている。浅草寺が都が高さ130m、37階建ての高層マンションの建設許可取り消しを訴えていた裁判で、川神裁判長は「建築基準法には景観利益を保護する規定や目的はない」とし、浅草寺側が敗訴となる判決を下したばかりである。
この人がこれ以外の裁判にどういう判決を下したかわからないが何か杓子定規の匂いがする。市民感覚から言えば、浅草寺の言い分も十分分かる。それにも増して、驚き、暗澹な気持にさせたのは以下の読売新聞の記事である。
小沢氏の「議決無効」申し立て、地裁が近く判断
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101018-OYT1T00626.htm?from=rss&ref=mixi
民主党
小沢一郎・元民主党代表(68)の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、小沢氏を「起訴すべきだ」とした東京第5検察審査会の議決は無効だとして、小沢氏が国を相手取って東京地裁に申し立てた議決の執行停止と、強制起訴を行う指定弁護士の選任の仮差し止めについて、国側が「刑事司法の中で争うべきだ」として却下を求める意見書を同地裁に提出したことが、関係者への取材で分かった。これを受けて同地裁は一両日中にも、判断を示すとみられる。小沢氏は、国に起訴議決の取り消しや指定弁護士の選任差し止めを求める行政訴訟も起こしており、この訴訟の審理は今後、本格化する。(2010年10月18日13時07分 読売新聞)
この中に、『国側が「刑事司法の中で争うべきだ」として却下を求める意見書を同地裁に提出したことが、関係者への取材で分かった。』の下りがある。国側とは法務省だろう。この文章の内容は仙石官房長官がこの件で話した内容と正に同じであったからだ。仙石氏はかなり不快な表情でこんなことは裁判で決着を付けろと言っていた。正にこの国側というのは官僚の一存では出来ないので、まさに内閣のお墨付きであろう。非常に不穏な動きを感じる。
個人的な感想だが今回小沢氏が行政起訴したことで政府自体が相当慌てたのではないかと考えている。今回の検察審査会の一連の動きは小沢氏の代表選挙出馬と完全にリンクしている。ということは確実に政府の中枢がこの動きに絡んでいたと見ている。それが小沢氏に行政訴訟をやられてしまえば、折角ブラックボックスにしていた事実が白日の下に晒され、必ずボロが出てくるばずであるからである。相当慌てたと思っている。本来同じ与党の身内の訴訟に対して横やりを入れるということは相当な度胸である。
法律的なことは良く分からないが、小沢氏側は2の矢、3の矢を考えていると日刊ゲンダイの記事に出ていた。この記事には『裁判所が門前払いをしても小沢には奥の手がある。ひとつは控訴だ。もうひとつは検察審査会のメンバーを相手取った訴訟である。』と書いてあった。
この記事が本当かどうかわからないが、是非やってもらいたい。これからが本当の小沢氏の弁護士の仕事である。ここで「ハイそうですか」と尻尾を下げて引いてしまっては、陰で大声で笑う奴がいるだろう。これは小沢氏個人の問題ではない。国民全体の問題である。正義が勝つか、悪に負けるかの闘争である。
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