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小沢氏を強制起訴すべしと議決した東京第5検察審査会に対し、ネットを中心にさまざまな疑念が表明されています。それでも多くは藪の中、水掛け論に終わってしまう中で、わずかに公式に発表されているのが性別構成と審査員の平均年齢です。
そして、当初発表された「1回目審査会34.3歳、2回目審査会30.9歳」という平均年齢が、東京都民の年齢構成からみて、無作為にくじで選ばれた結果とは容易に認め難く、「安易な正義感を鼓舞され検察に都合の良い誘導をされやすい若者を、恣意的に選出した可能性が極めて高い」という疑念がネットを中心に湧き上がりました。
そして、そのような批判が直接的・間接的に寄せられたためか、検審事務局から「平均年齢の訂正」の発表がありました。この訂正発表も、1度目の訂正内容に疑念が持ち上がると再度訂正という杜撰なものでした。
ここでは、当初発表・訂正発表・再訂正発表での「平均年齢」を元に、「審査員選出の作為性の有無」等を統計的方法で検証した結果から、「審査員の年齢に関する疑惑とその根拠」を示します。
また、用いた統計手法については別エントリ 「検察審査会の疑惑に迫れ! - 確率計算が日課です」 にまとめたので、計算過程や計算式を知りたい方、検証をしたい方は、最下部のリンクから御覧ください。
★【疑惑その1】 「恣意的な審査員選出」 (by @wolfgandhi)
最終的に、審査員の平均年齢は「議決時で、1回目34.55歳、2回目34.55歳」ということが分かりました。
これを元に、1&2回目の審査会の議決時での平均年齢がともに34.55歳以下となる確率を計算しました。
このとき、「議決日までに70歳になった人は全員辞退する」という確率が高めになる仮定を入れています。
その結果、1回目の確率は0.79%、2回目の確率は0.78%となりました。
両者が同時におこる確率は0.0061%。
これはコインの表が14回連続に相当する確率です。
なお、平均年齢が低い理由について、「中年や老年者の多くが辞退したからだ」との議論も見かけますが、過去の検察審査会の平均年齢は以下の通りです。
宝塚線脱線事故(神戸第1検察審) 1回目47歳、2回目53歳(各委員の就任時年齢により計算?)
鳩山献金事件(東京第4検察審) 52.36歳(議決時平均年齢)
小沢事件(東京第4検察審) 50.00歳(議決時平均年齢)
小沢事件(東京第5検察審) 1回目34.55歳、2回目34.55歳 (どちらも議決時平均年齢)。
この点からも、小沢事件(東京第5検察審)での選出結果は不自然で、「中年や老年者の多くが辞退」というのは理由にならないと思われます。
選出結果は不自然で、恣意的な選出が強く疑われます。
★【疑惑その2】 「下手糞なデータの捏造 その1」 (by @wolfgandhi、@jishizuka)
再度検察審査会メンバーの平均年齢が改定されましたが、この改定にあるような結果が出るためには、5月1日就任の6人、8月1日就任の5人、計11人のうち、7人が就任から9月14日までに誕生日を迎えている必要があります。
人数が多いと感じたのでその確率を計算機シミュレーションで算出してみました。(by @wolfgandhi)
誕生日を迎える人数で最も可能性の高いのが3名(確率27.3%)、その次が2名(25.4%)で、
「ちょうど7人となる確率は0.5421%」でした。(シミュレーション10億回試行)
計算式で算出することもできます。http://twitpic.com/2xy0ku (by @jishizuka)
人は365日バラつきなく生まれる、という仮定を行った上でのことですが、審査会の11人のうち7人が就任日から9月14日の間に誕生日を迎える確率は、0.5425%となります。正直いうと、私には審議会が開かれたという事実すら疑わしくなってきました。
33.91から34.55に平均年齢を上げるためには、誕生日を迎えた人の数は厳密に7人でないといけません。確率や統計に疎いと、案外ありそうに思えるシチュエーションなので、事務局は墓穴を掘ったのでしょう。何せ、足し算割り算も出来ない人たちらしいから。
@wolfgandhi さん、@jishizuka さんが独立に、各々異なった方法で計算した結果、0.542%ということで結果が一致しました。コインを投げて、8回連続で同じ面が出るよりも厳しい確率です。
この結果からは、下手糞なデータの捏造が強く疑われます。
★【疑惑その3】 「下手糞なデータの捏造 その2」 (by @wolfgandhi、@jishizuka、@hismiy)
再訂正の結果、審査員の平均年齢は「議決時で、1回目、2回目ともに、34.55歳」となりました。
このように2回とも同じ平均年齢というのは偶然にしてもありえないというのが普通の感覚でしょう。
そこで、これについても確率を計算してみました。(by @wolfgandhi)
1回目と2回目がどちらもX歳となる確率は、Xが34.55のとき0.00000027%でしたが、全てのXについて足すと1回目と2回目が同じ年齢になる確率が求まります。結果は0.62%でした。
足し合わせる範囲は、20から69としても、25から65としても、同じ0.62%でした。
これは、コインを投げて7回連続で同じ面が出るよりも厳しい確率です。
この結果からも、下手糞なデータの捏造が強く疑われます。
★【結論】
以上、検察審査会が発表した「審査員の平均年齢」データに対して、3通りの疑惑があり、統計的検証の結果、いずれに対しても不正が疑われるという、検察審査会に対して厳しい結果となりました。
賢明な皆様ならご同意いただけると思うのですが、これは不正の証拠ではなく、不正が強く疑われることを示すものです。
しかし、司法のシステムに対し国民が強い疑念を抱く状態は、放置しておいて良いものではありません。
疑念を晴らすためには、検証のためのデータの開示が絶対に必要です。
国民の代表である国会議員は出来る限りの情報開示を検察審査会に求め、必要な是正を進めるべきだと思います。
きじにゃあは、党派に関わらず、公正さを大切にし国民の側に立つ政治家を応援しています。
そして、検察審査会を応援・・・できません! ( ̄ヘ ̄)凸
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