http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/538.html
Tweet |
http://gendai.net/articles/view/syakai/126928
2010年10月14日 掲載
注目の事業仕分け第3弾 特別会計の闇どこまで暴けるか
積立金の総額は180兆円
スパコンの事業仕分けで「2位じゃだめなんですか?」と言ってのけた蓮舫行政刷新担当相が、また連日のようにメディアを賑わすのか。
今月27日から事業仕分けの第3弾がスタートする。今回は、特別会計(特会)がターゲットだ。行政刷新会議(議長・菅首相)の基本方針は「18会計51勘定すべての特会をゼロベースで見直す」。だが特会の闇は深く、やすやすとあぶり出せるものではない。
「例えば年金特別会計です。年金一元化が議論されるなど、年金のグランドデザインが固まっていないのに、会計だけを仕分けできるのか。大いに疑問です。ブラックボックスといわれる特会の透明性を高めること。その程度しかできないでしょう」(「特別会計への道案内」の著者で議員の政策秘書だった松浦武志氏)
特会に眠る「埋蔵金」はハンパじゃない。09年度特会決算概要(財務省)によると、18特会で合計29.8兆円の余剰金があった。余剰金などの積立金は何と総額180兆円にも上っているのだ。
許し難いのは、官庁の怠慢というか横着ぶりだ。会計検査院が7つの特会に対し、07年度に余剰金が見込めたのに翌年度予算でその分を減額せず、一般会計から繰り入れたと指摘し、所管の厚労省、農水省、国交省に是正を求めたことだ。労働保険(1102億円)、食料安定供給(314億円)、年金(96億円)など総額1600億円である。
こんなやりたい放題の特会を仕分けするのは当然だが、肝心の蓮舫は「財源捻出は目的としていない」とハナから「埋蔵金」を暴く気がない。そんなことだから「捻出できるのはせいぜい数百億円」(財務省幹部)とナメられるのだ。特会の透明性を高めるだけでは、仕分けの意味がない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK97掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。