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民主党の小沢一郎元代表(68)を支持するグループが、統一と純化の流れを加速させている。所属議員は党内最大の150人といわれ、自民党経世会ばりの「鉄の結束」を誇ったが、先の代表選でほころびも露呈。さらに、強制起訴が決まったことで小沢氏の求心力が急落したこともあり、生き残りをかけた決死の火の玉作戦ともいえそうだ。
小沢グループは、衆院2−4回生からなる「一新会」、衆院1回生による「一新会倶楽部」、旧自由党系のベテラン議員のグループ、参院の小沢支持議員のグループの総称だ。
このうち、一新会倶楽部の中心メンバー約15人は13日、国会内で会合を開き、所属議員を明確にし、小沢氏支持をさらに鮮明にした集団として再結集することを決めた。政治資金規正法に基づく政治団体の届け出をすることも検討するという。19日に全体会合を開き、具体的な運営方針などを協議する予定だ。
一新会倶楽部はもともと、落選議員向けの会として発足。「小沢側近四天王」のうち、岡島一正(52)、樋高剛(44)両衆院議員らが所属し、昨年の衆院選後には両氏を中心に1回生を囲い込む受け皿の機能を果たした。
メンバーにはテレビカメラの前で小沢批判をしようとした横粂勝仁氏(29)を、「あかん。こっちこい」と止めた萩原仁氏(43)や、小沢ガールズの田中美絵子氏(34)、小沢氏の元秘書・川島智太郎氏(46)らがいる。
これまでは定期会合もなく所属もあいまいだった。そのため、「代表選では手綱が効かず、一部議員が『小沢に入れないと次の選挙は公認しない』と脅すなど暴走して逆に票を減らしたほか、所属議員の数が分からないから票読みも正確にできなかった」(若手)との反省が強く、メンバーの1人は「まず小沢氏を支持する議員で結束し、そこから支持を広げていきたい」と純化目的を明らかにした。
一方、「一新会」はこれに先立ち、来週から勉強会をスタートさせることを決め、初回の講師として小沢氏を招くことを検討している。調整がつけば、「一新会倶楽部」や参院議員にも出席を呼びかける方針。これはグループの統一にもつながる動きの一環だ。
一新会の奥村展三会長代行(66)は「あちこちに小沢氏の代弁者がいて忖度政治のように言われたが、グループの交通整理をして、本当に小沢氏の意図が伝わる形にしたい。月に1回ぐらい、小沢一郎の政策を学び、党内外に発信する場を作りたい。あれほどの政治経験、能力を使わないのはもったいない」と話す。
周辺によれば、先の内閣改造・党役員人事の際、小沢氏は側近議員らに「あまり忙しすぎるポストには就くな」と指示し、グループの結束を優先させる意向を示したという。それだけに、純化、統一は「小沢派結成」への布石と見る向きもある。
これに対して、反小沢の中堅議員は「必死に影響力を保とうとしている。執行部を牽制する狙いもあるだろう。小沢グループはもう溶解し、草刈り場になるだけなのに」と冷ややかだが…。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101014/plt1010141217001-n1.htm
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