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強制起訴されることになった小沢一郎・民主党元代表の「離党勧告」と「除名」に言及し、党国対委員長代理を辞任した牧野聖修衆院議員(静岡1区)は毎日新聞の取材に応じ「速やかに離党して法廷闘争に専念した方がいい。本人の自覚がなければ党でけじめを付けるのが筋」と改めて強調した。背景にあるのは参院選で小沢氏と対立した際に選挙資金を止められた「遺恨」。「小沢流」のかつての「党内支配」が余波を呼んでいる。【安高晋、杉本修作】
3月26日、国会議事堂近くの党本部。党静岡県連会長の牧野氏は、幹事長だった小沢氏と向き合った。参院静岡選挙区での「2人擁立」に反対する牧野氏に、小沢氏はこう告げた。「後で困ったことになるよ。そのとき僕は知らないよ」
牧野氏が県連会長辞任の意向を伝えて抵抗すると、間もなく小沢氏主導で2人目が擁立され、今度は小沢氏に近い議員からこう忠告された。「小沢さんがぶち切れちゃってる。謝らないと大変なことになる。県連の活動費が出なくなります」
「謝らないとカネが出ないってのは暴力団の話で、政党の話じゃないだろう」。そう牧野氏が断った数日後、県連への資金はストップされた。
当時を振り返り牧野氏は「自分の方(小沢氏と親しい議員)には潤沢にカネを出し、意に沿わない方には出さない。民主主義じゃない」と憤りを隠さない。
一方で「小沢流」の恩恵を受けた議員も少なくない。
昨夏の衆院選で当選した東日本の「小沢ガールズ」の陣営は選挙前、党の公認料とは別に1000万円以上の援助を小沢氏側から受けた。陣営の会計担当者は「おねだりすると、小沢さんの子分にだけ追加で1000万〜2000万円くれる。おカネをもらう前、印刷代にいくら、そろいのTシャツ何人分、と見積もりを出す」。陣営の通帳に記載された振込人の名義は「陸山会」。政治資金規正法違反事件の舞台となった、小沢氏の資金管理団体だ。
カネという「アメとムチ」を巧みに使い分けてきたとされる小沢氏。刑事被告人となることが確実となり、党内の一部で批判の声が上がるが、大半の同党議員は「様子見」の構えだ。牧野氏は言う。「ロッキード事件以来、ずっと引きずっている『政治とカネ』の問題は、ここで決着しなきゃいけないんだよ。ここでけじめを付けることが、次の政治のステージに行くためにはどうしても必要だ」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101010k0000e010012000c.html
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