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小沢氏法廷へ:「検察審批判はおごり」 経験者に戸惑いと反発「政治家選ぶのも素人」
毎日新聞 2010年10月8日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101008dde041010068000c.html
東京第5検察審査会による「強制起訴」の議決に対し、民主党の小沢一郎元代表が「秘密のベールに閉ざされている」と審査過程の不透明さを批判したことについて、審査員経験者に戸惑いが広がっている。ある審査員経験者は「『都合の悪い制度は変えてやる』という、おごりに聞こえる」と憤る。【大場弘行、杉本修作】
小沢氏は7日、報道陣に「11人の委員(審査員)ということと、平均年齢30歳ということしか分かりません。まったく秘密のベールの中に閉ざされている。どういう議論がなされ結論が出されたのか、私にも一般の国民にもまったく分からない」と発言。9月の党代表選でも審査会について「素人の人がいいとか悪いとか言う仕組みが果たしていいのかという議論は出てくる」と述べていた。
審査員経験者の東京都足立区の男性会社員(44)は「公開が前提の裁判員裁判でも『評議』は非公開なのに、審査会の議論はオープンにすべきだというのか。『自分に都合の悪い制度は変えてやる』という意味に聞こえるが、おごりだ」と怒る。そのうえで「選挙で政治家を選ぶ有権者の大半は政治の素人。事件のことだけ『素人に何が分かる』と言うのは変だ」と指摘する。
やはり審査員経験者の埼玉県の男性会社経営者(39)は、さまざまな経験を持つ11人が法的助言を得ながら真剣に議論したはずだと言う。自身は十数年間経理も担当し「小沢さんが自己資金があるのにわざわざ金利の発生する融資を受けて土地を買ったのは理解できない。こういう一般感覚を反映させるのが審査会の役割」と話す。
審査員経験者約1万6000人でつくる全国検察審査協会連合会は9月17日の役員会で小沢氏の「素人」発言に抗議文を出すかを検討した。後藤泰伸副会長(76)は「抗議文には至らなかったが、素人だからこそ良心に従って公平公正に判断している」と強調する。
一方、審査員経験者で足立区の別の男性(44)は「議決自体は妥当と思う」としつつ「政治資金規正法は抜け道が多く、小沢氏は無罪だろう。その時、誰がどう責任をとるのか」と懸念する。とはいえ、大阪地検特捜部による証拠改ざんや隠ぺい事件を受け、検察をチェックする審査会の役割は今後高まると感じている。「(小沢氏発言のように)政治家から横やりが入っても事例と議論を積み上げて乗り越えていくしかない」と語った。
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