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2010年10月5日 掲載
河村たかし 強力サポーターの顔ぶれと実力
名古屋市議会 解散請求署名46万人集めた
名古屋で地元自治の一大改革が始まろうとしている。市議会の解散請求の署名が必要数を大幅に上回る46万人分集まり、4日、市選管に提出されたのだ。
署名を主導したのは「河村たかしと名古屋を考える会」など市長の6つの支援団体。一体どんな人たちがサポーターになっているのか。
「6支援団体には計約4000人が所属、多くが自由な時間の多い60歳以上です。この“機動力”を生かし、6月から“署名集めの協力者”を募集して回ったところ、約2カ月で4万3000人が集まった。自ら署名集めをやりたいと事務所に電話してくる人や夫婦で申し出る人も多かった」(市政関係者)
支援団体のひとりは「これまでの閉鎖的な市議会に不満を持っている人が多く、比較的スムーズに協力者が集まった」と話す。
それにしてもわずか1カ月で46万人の署名集めとはすごいパワーだ。その秘訣は何か。
「なぜ議会の解散が必要なのか、目的を明確にしたことが大きい。市長の公約だが議会に実現を阻まれている、(1)市民税10%減税の継続(2)市議の年間報酬1600万円の半減――これらの実現のために協力を! と署名の目的をわかりやすくしたからでしょう」(前出の関係者)
署名集めは8月27日からスタート、4万3000人が市内全16区の駅前や街頭で「減税解散」ののぼりを掲げ署名を集めたほか、市長の肉声を収録したテープも宣伝車で一日中流した。
また署名集めの応援団長に俳優・菅原文太が就任、大阪府の橋下知事らが応援に駆けつけたことで市民の関心も急速に高まっていった。
今後の選管の審査で36万5795人分以上の署名が有効と判断されれば、来年1月にも解散の是非を問う住民投票が行われる。第2幕が楽しみになってきた。
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