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昨日のど素人が出した検察審査会の議決に対して、まだ不愉快な思いが残っている。この議決に対して各新聞社の社説を見ると各社の小沢氏に対するスタンスが良く分かる。ある意味、見出しが体を現わしている。
毎日新聞「検審「起訴議決」 小沢氏は自ら身を引け」
朝日新聞「小沢氏起訴へ―自ら議員辞職の決断を」
読売新聞「検察審再議決 小沢氏「起訴」の結論は重い」
東京新聞「小沢氏強制起訴 法廷判断を求めた市民」
上記の中で、一番酷いのはやはり朝日と毎日であり、その次が読売である。朝日、毎日は議員辞職を要求している。ど素人の検察審査会が議決を認めて百歩下がっても、裁判の判決が出るまで推定無罪である。マスコミがこのような最も基本的な認識を無視して、あたかも罪人の如く断定的に議員辞職について述べることは許せない。この中で、まだ自制的に書いているのが東京新聞であり、他紙と一線を画しているようだ。「日々坦々」さんのブログhttp://etc8.blog83.fc2.com/blog-date-20101004.htmlで比較的公正に書いていると述べていたが、そのようだ。
告発人の素性もわからなく、どんな基準で選ばれたわからない委員、補助弁護士が出した議決をまるで金科玉条のように掲げ、たった11名の委員が出した議決を「市民の目で」、「国民を代表した」と述べる。読売などはこれほど大事な議決だから検察審査会の議決の批判は慎んで批判するなと述べている。
小沢さんがこの議決を受けて事務所内で涙を流して「これは権力闘争だ」と述べたそうである。私が小沢さんでも天を仰いで泣くだろう。むしろ吠えているかもしれない。「いい加減にしろ」と。昨日の本ブログで述べたように、まさしく小沢氏が復権すると困る勢力が巧妙に連携して仕組んでいると思われる。
当然、表だっての動きは絶対に外には出ないが、検察、司法官僚、マスコミ関係者、政府内関係者、さらに自民党関係者も闇の中で蠢いていると思わざるをえない。小沢氏に離党勧告をすべきと言っていた牧野副国対委員長が突然辞職した。この報道の記事の中には辞めた本当の理由は出てこない。ネットブログには辞めた方が自由に小沢氏を批判出来るからだというような書き込みもあったがそうではないと思う。
表面的な理由は国会対策副委員長でありながら野党からの攻撃前に敵に塩を送ってしまったという理由であろう。しかし、実際は小沢氏が離党したら昨日のブログでも書いたように小沢氏と共に離党者が出ることがわかったのではないかと推測する。このような背景で小沢グループから執行部に強烈な抗議があり、執行部として牧野氏を更迭せざるを得なかったのではないと思っている。なぜなら牧野の悪相を見るにつけ自分で辞職するような性格の持ち主とは見えないからだ。
小沢さんの性格を考えると、民主党が野党から自分のことで攻撃されて迷惑を掛けるのであったら、参議院選挙の時のように自分から身を引くと考えられる。法廷闘争をやりながら民主党に居ては小沢氏の復権は無いように思われる。
また何か事がある度に民主党内で反小沢グループから批判されては復権が無いのなら残る意味もない。特に民主党内部に居ても菅、仙石、前原、岡田、枝野の誰が首相で政治をやっても、小沢さんが求める、また我々が求める政治は永遠に来ないだろう。それなら、ある意味逆に丁度民主党を卒業する良い機会と思われる。
小沢氏が政治の表舞台から居なくなったら本当に今の国の政治の在り方、官僚組織、司法組織、マスコミ組織、業界との利権構造などは何も変わらなく続くだろう。民主党内で厄介者のような存在でいるよりは、もう一度新党で活動した方が余程いいと考えている。本当に小沢さんの理念に共感する議員は付いていくと思う。
また我々も小沢氏グループは支持するが、菅グループ(旧民主党)には支持したくないというネジレも解消する。今のままの民主党では我が家は投票しない。例え自分が総理になれなくとも小沢氏が捨て石になって自分の後継者を育てることが天明でないかと思う。
ところで、5日深夜に放映されたニコニコ動画で郷原氏、原口氏(民主党)、柴山氏(自民党)、保坂氏(社民党)が出席し検察審査会の議決等について議論した。この議論の中で、郷原氏は検察審査会の議決書に対して疑義を述べた。つまり、今回の政治資金規正の2回目の審議は資金の記載ズレだけを審議するはずが、また4億円の話しが出てきたことは今回の検審の審議を逸脱していると述べた。
また議決書の別紙が今回の小沢氏の案件のものではなく石川議員の裁判になっている4億円授受の案件のものを間違って添付したのではないかと郷原氏が指摘した。それに対して今回の強制起訴を支持していた自民党の柴山氏自身も郷原氏の指摘を認めた。柴山氏は議決書の別紙添付が間違ってもまずは裁判所の手続きは進めるべきと主張したが、郷原氏、原口氏から間違った議決書でこれだけの騒ぎになっているのに、これを正さないで進めることは出来ないと言われてしまった。
これは補助弁護士の間違いかもしれないということである。そうすると検察審査会の議決書自体が無効になる可能性があるかもしれない。当然この事実は今後大きな問題として発展すると思われる。しかしながら、このような不備について、真実を追求して報道することが使命のマスコミや偉そうに批評する評論家(ヤメ検)からは一切の指摘もされないということはどういうことであろうか?
今後小沢氏の弁護側は当然問題を指摘すると思うが、裁判所の入口で差し戻しになる可能性もあり小沢氏にもまだ神風が吹く可能性あるかもしれない。そう願いたい。また10/24日曜日には民主党前から今回の小沢氏の議決に対して抗議するデモも予定されていると聞く。東京在住の人は是非参加してほしい。
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