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2010年10月05日
まず、はじめに言っておこう。大久保秘書は無罪、石川議員も無罪、池田秘書も無罪、そして小沢一郎は完璧無罪。闘う選択肢の決定が楽になっただけで、それ以上の問題はない。
小沢一郎は離党も議員辞職もすることはないだろう。4日、小沢一郎は議決を受け「誠に残念。裁判の場で無実であることが必ず明らかになるものと確信している」とコメント、裁判闘争に入る姿勢を鮮明にしている。 単なる一議員、一兵卒として自分の公判に臨むだけである。
筆者は小沢一郎が将来的にも「グレー」な立場にとどめ置かれずに良かった、スッキリしたとまで思っている。現民主党執行部が国会における野党の攻勢をかわす為に、自党を政権政党に導いてくれた小沢一郎を「生贄」と差し出すかどうか、重大な関心を持って観察するポジショニングに立つと云う姿勢だ。
いま最も小沢支持者にとって大切だと思うことは、小沢一郎の政治理念、政治政策をこの腐れ切った日本で実現するか、それを確固たるものにする為には何をすべきかだと思う。
小沢一郎個人に極端にいれ込まず、彼の理念政策実現の為に必要な政治態勢と云った方向で応援するのが、もっとも現実的だ。
支持者が声を大にして叫んでも、小沢の公判に有利に働く何かが得られるとは思えない。小沢一郎の理念政策が実現しやすい政治態勢の方向性を見出し、その実現を応援する方が理論的だ。
昨日の激震は、東京第五検察審査会が04、05年分の政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で小沢一郎を強制的に起訴すべきだとする「起訴議決」をしたと云う事だ。
この議決が不当かどうかを此処で斟酌しても意味はない。11人の魔女狩りサディズム審査員の名前を公表されようが、顔写真を見せられようが小沢一郎の役には立たない。
東京第二弁護士会所属で宇都宮日弁連会長と仙谷官房長官の友達だと云う補助弁護士の名前が判ったとしても、同様に意味がない。
まぁ小沢一郎支持者の一人として、その弁護士や11人の低能サディズム国民に唾を吐きかけてやりたい義憤は感じるが、そんなことをすることは「魔女狩り」する低能国民と同様の行為に出ることになり、厳に慎むべきだろう。ここは冷静に小沢一郎の政治理念が実現する政治勢力がどのように動くべきか、そう云う次元で物事を考える事が重要なのだと思う。
東京第五検察審査会の疑惑。
●はじめに確認しておくが、検察が証拠に基づき「起訴」したことと、検察審査会が「起訴議決」したことは、法的に起訴の質的違いがあることを承知しておくべき事実。
●空白だった第五検察審査会の補助弁護士が仙谷由人、乃至は宇都宮人権派弁護士(人権派と云うことは社会主義的思想の持ち主と同義)の働きで選ばれた事実。
(但し、特捜部の陸山会捏造捜査及び正体不明の市民団体の告発を受理した検察審査会事務局の一連の流れは、麻生・漆間と云う霞が関法務省勢力の暗躍によるとところが大であり、仙谷は流れの乗った、利用しただけだと推定される。証拠ではないが、小沢議員辞職と真っ先に叫んだ野党が自民党であり、谷垣総裁・弁護士と云う事だ)
●その補助員弁護士が選ばれたのが9月7日と云う説がある事実。
●9月1日からの審査は事務局がリード審査員を誘導した事実。
●仮に9月7日に補助員が就任したとなると、今回の審査は補助員不在で審査はなされ、本来の審査は行われず、第一回議決を踏襲しただけと云う事実。
●11人の審査員の平均年齢が何故か30.9歳という異様な若年者に集中している事実
(もしかすると代表選開票時に雇われたフルキャストのアルバイト達が11人? 雇用・雇用を創りました〜)。
●議決日が民主党代表選と同日の9月14日であることは、偶然とはしては奇妙な一致をみる事実。代表選当日、この議決が仙谷の耳に入った、そして菅がそれを聞き顔色を変えたのが真実のようだ。10人程度の議員が寝返ったのも、この情報が曖昧議員に流された可能性の方が不正開票よりも重大かもしれない。月を跨いだのは、その辺のほとぼりを冷ますのに必要な期間だったのだろう。
●6日から、1日に行った菅首相の所信表明に対する各党代表質問が始まる寸前を狙い、野党の「政治とカネ」追求攻勢を助長した事実。
●12日告示の衆議院北海道五区補選への、民主党執行部への揺さぶり効果がある事実。
●11人の選挙人名簿からクジ引きで選ぶ審査員は100人程度の審査員候補者であり、検察審査会事務局(法務省と裁判所の関係者で構成)が最終的に面接した上で「恣意的に選択」するので、決して「クジ引き」とは言えない事実。
●最悪、審査会は「超密室の会」なので、11人の審査員自体存在しない可能性もある事実。
このような多くの事実は将来的に検察審査会の存在について、或いは日本司法の組織構成の誤謬と云う問題として、警察・検察・裁判所の無謬性への疑義として浮上するのは確実だ。
しかし、現状「悪法もまた法なり」と云うのが「法治国家」の原則なので、これを現時点で無視することも意味はない。小沢一郎自身、「私は逃げない」と首相になっても正々堂々と公判で闘うと表明しているのだから、現時点の欠点だらけの司法制度であっても、粛々と法廷闘争を行うと云う事で納得しているのだと思う。たしかに、日本の司法制度について語れば永遠に語れる程の欠点があるが、小沢一郎の政治理念の実現に当面役立つとは思えないので、項を別とする。
筆者が当面気にしていることは、民主党議員で、小沢一郎を支持した200人の議員の心の揺れだと考えている。
特に裁判が早々簡単に始まらないのが問題だ、裁判は相当の長期戦を覚悟しなければならない。
先ず、東京地裁が検察官役となる弁護士(審査会の補助員弁護士とは同一人とは限らないが横滑りすることが多い)を1〜2週間で指定する。正直、過酷とさえ思われる業務内容に比べ、報酬が少ない事もあり、選任には難航も起こり得る。まして、日本の政治の最実力者を起訴し、公判を維持しようと云うのだから神経も相当なタフが要求され、政治裁判につきものの身体的危険も伴うだけに、検察官役の弁護士はタフガイな正義感に燃えるタイプか、まったくの暇人弁護士の両極端になるだろう。
いずれにしても、検察官役の弁護士は決まるだろうが、明石歩道橋議決の初公判の期日は10カ月を経ても、未だに決まっていない。つまり、気が遠くなり、国民が忘れてしまう程先の時期に公判が開かれると云う事だ。小沢側も公判前整理手続きで根本的問題(審査会の議決の無効と公訴の取り消しが当面の問題になる)を含め、徹底的に争うのは確実で、1、2年経っても初公判が開かれない可能性の方が高いと思われる。
さて、それでは小沢一郎の政治理念、政策を実現させていく為の政治態勢の方向性と云う話まで行きたかったが、今夜は此処までとさせていただく。ただ、気の遠くなりそうな法廷闘争と小沢一郎の民主党を政権政党に導いた国会議員である事実とをごっちゃにして、葬り去ろうとする与党でも野党でも、そのような勢力に力を与えるような態勢にしない工夫が望まれる。
今夜は疲労困憊、この辺で失礼させていただきます。大丈夫、小沢一郎は頑固だけど元気だよ!(笑)
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