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毒饅頭が発する「検事総長辞任」ばなし(olive徳山勝)
http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/742.html
投稿者 判官びいき 日時 2010 年 10 月 04 日 18:05:54: wiJQFJOyM8OJo
 

http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=97561
大林宏検事総長は、1972年に検察官に任官。法務事務次官、東京高等検察庁検事長を経て、菅内閣の閣議決定により、今年の6月17日に検事総長に就任した。10月2日土曜日の毎日新聞一面トップには、犯人隠避の疑いで、最高検が大阪地検前特捜部長らを逮捕したとの活字が大きく躍っている。この記事に並んで「検事総長の辞任必至」のタイトル記事がある。

この見出しだけを見ると、検察庁は前田容疑者や大阪地検特捜部だけでなく、検事総長の責任追及まで考えていると受け取れる。処で、毎日新聞は検事総長の辞任に関して、「大坪前部長らによる隠ぺいの疑いが浮上した後、大林検事総長は周囲に『捜査の推移を見守るしかない』と淡々と話していた。

『既に辞意を固めている』と見る法務・検察幹部もいる。トップの辞任は不可避とみられるが、事態はそれだけにはとどまらない」と書いている。当然、この後に、検事総長の辞任だけにとどまらない「何か」が書かれていると思うだろう。

その「何か」とは、結論から言うと「特捜解体論」が強まるとの予測と、その根拠である。その根拠とは、前田検事による一連の捜査と証拠改竄、そして大阪地検特捜部の組織としての関与である。確かに検察庁にとって、検事総長の辞任よりは、特捜部解体の方が大問題である。だが事件の責任をとってトップが辞任することと、組織の欠陥が事件を生んだので、組織を改組するのは全く別次元の問題である。

毎日新聞だけではない、ネットで調べてみると朝日新聞なども検事総長の辞任を書いている。2日のNHKニュースでは記者が、柳田法相に対し「検事総長の辞任は」などと質問していた。柳田法相は、今はそのようなことを考えていないとの返事をしていたが、なぜここに来て、マスコミは大林検事総長の辞任の世論を誘導しようとしているのだろうか。それも一斉に歩調を合わせてだ。

何事も、事件の責任を取るのは、その事件が発生した時の責任者である。前田主任検事による違法捜査、証拠改竄などは昨年の6月であった。その時の検事総長は樋渡利秋氏。いま、樋渡検事総長時代に起こった大阪地検特捜部の不祥事が、最高検によって追及されており、その事件糾明の最高責任者が大林検事総長である。事件発生時の最高責任者ではない。だから、最高検もここまで、事態を明らかに出来たのだろう。

民主党政権下では、今後、自民党政権時代に起因する各省庁の不祥事、例えば年金の不払い問題などが明らかになった時、その省庁の大臣が責任を取って辞任するのか。それはないだろう。国民が政権交代を望んだ一つの理由は、過去の膿を出して欲しいとの気持ちがあったからだ。もし過去の膿を出し、その不祥事の責任を現役の大臣が取って、辞任するとなったら、そのような膿は決して出てこない。

今、検察の過去の膿を出そうとしているのは、大林検事総長だ。彼が過去の検察の腐敗を正そうとせず、問題を矮小化して収めようするのなら、検事総長を批判・非難して、辞任を求めるのは納得できる。だが、そうではない。朝日は、政府首脳が、(特捜部の検事が)3人も逮捕されたのだから、検察トップの検事総長の責任問題になるだろうとの認識を示したと報道している。こんな馬鹿な話はないだろ。

政府首脳とは誰か知らないが、大林検事総長を辞任させたいようだ。ネットでその理由を調べたが、9月1日の日本記者クラブにおける大林検事総長の記者会見での発言以外には考えられない。それは即ち、「小沢氏を有罪とする証拠はない」「結論として不起訴処分を行った」と云うものである。この発言は、本オリーブでは報じたが、マスコミは完全に無視したようだ。新聞テレビでこれを知った人はいるのだろうか。

9月1日に日本記者クラブで、小沢氏に関するこのような重要な発言が、検事総長からあったのにそれを報道しなかった。その記者クラブ主催の2日の民主党代表選候補者との記者会見で小沢氏に、「強制起訴されたらどうする」など、ヌケヌケと質問した日本記者クラブとはいったい何者だ。そして、ここに来て一斉に大林検事総長辞任の方向に世論を導こうとしている。これはどう見ても毒饅頭による中毒症状だろう。
 

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コメント
 
01. 2010年10月04日 19:38:43: pDuR0joKhA
ついに来るところまで来ましたね。
ここでマスカキと汚物の掃除ができるかどうかで、
行く末がきまるよね。
応援しなきゃ。



02. 2010年10月05日 02:47:55: Zuo9mHMINl
オリーブは良いことも書くが、今回の記事はまったく頂けない。視点がほとんど素人レベルである。
郵便不正事件の検察犯罪の本質が何も判っていない。検察内部を熟知している元検察高級幹部の三井環氏や特捜OBで元次席検事の郷原氏、日弁連声明など検察や法曹のプロが発言している、今回の検察犯罪の本質とあるべき捜査体制の見解を勉強したほうが良い。

オリーブは、マスゴミや菅一味の大林降ろしの意図を詮索し、それに目を奪われ大林体制での捜査を維持するべきだという誤ったメッセージを送っている。

大林体制(=検察自浄)では今回の事件の解明と刷新は絶対出来ない。これは上記の検察・司法関係の専門家たちも言っているところだ。

「大林降ろし」については、検察犯罪の本質は何かという点を明確に切り分けて考えなければならない。「マスゴミや菅一味の大林降ろし」と「検察犯罪は解決は大林体制では出来ない」ということは別問題ということだ。オリーブはここに頭が回っていない。オリーブはこの切り分けが出来ず「マスゴミや菅一味の大林降ろし」だけに目が行きこの「大林降ろし」をいかがわしいものと見なす低レベルな話しで終わっている。その論拠として、外国人記者クラブでの大林の「有罪とする証拠はない」「結論として不起訴処分を行った」発言を勝手に小沢寄りであると見誤り、売国菅政権憎しのあまり問題の切り分けが出来ず売国勢力vs小沢(=大林)の構図を絡めてしまい、今回の検察犯罪の本質とそれを裁く体制を見失う過ちを犯している。

外国人記者クラブでの大林の発言は、小沢寄りでもなんでもない。会見時点で検察犯罪は検察内部で露呈しており検察の大敗北は明白な状況だった。ナンバー2の立場で終止見ていた大林はそれを知っており、そのまま暴走を続ければ犯罪が露呈し検察組織の存亡に係わる危機を感じていたことは容易に想像がつく。そこでそれを食い止めるため会見のような発言をせざる得ない状況に追い込まれたのだ。小沢寄りになるなどそんな余裕のある状況ではない。危機的な組織防衛発言だったのだ。現在の検察の状態をみればこの見方に合理性があるのは自明だろう。

ちなみに第三者機関の提案や樋渡の責任追及も叫ばず、単に「大林降ろし」だけを叫ぶようなマスゴミや政治屋は、大林が小沢寄りか否か係わらず、それ自体検察犯罪捜査潰しが狙いと断定してよい。(だからと言って大林体制の捜査などは以下に述べるように論外)

今回の問題は「検察一体の原則」から検察組織犯罪であり、それは地検から最高検まで捜査対象であることを意味する。これが今回の検察犯罪の本質だ。ゆえに検察が捜査する側であってはならず、第三者(捜査能力と逮捕・起訴権限を持った強力な第三者機関など)の手に委ねられねばならない。その意味で大林だろうが誰だろうが捜査から外れなければならないということだ。犯罪者が自分を捜査する訳にはいかない。大林の件を正確に言えば「大林降ろし」ではなく「大林は捜査対象者」であるよから降りなければならないということだ。もちろん樋渡も捜査対象である。

これでオリーブの視点がまったく的外れだと言うことが判るだろう。オリーブは検察プロの三井氏や郷原氏をよく勉強して、今回の検察犯罪の本質とその捜査体制に関して、読者に間違った認識を与えないように正しい記事を改めて書くべきだ。


03. 2010年10月05日 22:35:33: 0ruzAX9hXM
第三者委員といいますが、検察審査会の小沢さんの今回の決定はどうお考えでしょうか。意図的に選ばれた委員で構成されれば、最高検が捜査していることのほうがプロであるがゆえに、よりましかと考えられなくもない・・・。

 大林検事総長が指揮している大阪地検の事件はもっと違うところに発展する可能性がある。その矛先が向けられそうな人(政治家)、団体(新聞社等)が検事総長大林さんの責任問題を取り上げていると見たほうが、すっきりすると思います。


04. 2010年10月06日 21:51:42: Zuo9mHMINl
03さん

第三者委員というのは、02で言及した第三者機関のことですか?もしそうなら第三者機関の中身については私の他のコメントでも若干触れてるので、そちらも確認してください。第三者機関について私の考えは次の通りです。

もちろん設置については、小沢問題から始まり郵便不正事件至る検察不当捜査や検察犯罪、過去に遡れば足利事件や佐藤栄作久知事の事件などなど明るみに出たでっち上げによるいくつもの冤罪や不当捜査を常日頃批判している、有識者、検察OB、弁護士、警察OB、判事OB、検察犯罪を追求し続けているジャーナリスを核とし、それらのメンバーの意見を軸に厳選に選抜した、20〜30名の警察捜査陣を補強スタッフとして構成する。そしてオブザーバーに可視化議連議員なども参加させる。つまり一般の第三者機関とことなり強力な捜査能力と検眼を持たせた言わば第三者捜査機関である。

警察捜査陣以外の第三者機関のメンバーの選任にあたっては国会議員組織が行うが、こうして数々の検察犯罪が明るみに出た以上、第三者機関のメンバーを検察のあり方を問題視する人材で構成するのと同様、議員もそうした強い問題意識を持った人材で構成しかつ第三者機関の設置過程を国民にオープンな形で行う。

次に検察審査会(以下検審という)と第三者機関の違いを言います。
結論から言えば検察審査会は、第三者機関の体をなしていません。02で私が言う第三者機関とは中身がまるで違います。検審は国民のものと謳いながら、国民にオープンな下で設置されたものでないし、その活動も密室状態です。そんな検審では委員の選任も公正なクジか怪しいうえ、審査会を誘導する補助弁護士が、ヤメ検や検察寄りとして被告から解任された弁護士だったりでは話しになりません。しかもその委員を選定する作業に係わる検審事務局の元締めが検察ときます。出来上がる委員会の性格は押して知るべしでしょう。さらに言えば私が言う第三者機関との決定的な違いは、検審の委員が完全なド素人ではじめから法の判断能力などなく、補助弁護士や検察官説明に簡単に誘導されるのが検察審査会であり、私の言う第三者機関は強力な専門家により構成されるものだということです。検察のマッチポンプが検察審査会です。

私の言う第三者機関と小沢問題でインチキ決議を出した検察審査会は持って非なるものです。同列に語ること自体ナンセンスです。


>「意図的に選ばれた委員で構成されれば、最高検が捜査していることのほうがプロであるがゆえに、よりまし」

というのは私の言ったような第三者機関の姿をちゃんと考えていないからこういう発想になるのであり、そのことにより最高検の置かれている立場まで見失っています。最高検がプロと03さんは言いますが捜査能力などありません。あるのはこれまで幾多の事件に関する証言でも証明されているとおり、今の検察にあるのはでっち上げ能力だけです。真実を追究することは出来ないあるいはやらない組織が検察という組織です。
それ以前にそもそも02さんは最高検に捜査資格などないことをまったく理解していないようです。検察組織は捜査対象です。私の文章をちゃんと読み返すべきでしょう。


>・・団体(新聞社等)が検事総長大林さんの責任問題を取り上げていると見たほうが、すっきりすると思います。

もしこういう観点を02に対して言っているなら、もう一度02をはしょらずに隅から隅まで良く読み返してください。「すっきりする」とはご自分の関心事(この場合小沢vs菅一味)だけで物事の一局面を見ているからです。オリーブと同じパターンです。言い方を変えれば、日本人の欠点とされる抽象的思考能力の欠如です。どんな案件でもまず自分の関心事は脇に置いておき、案件(今回の場合、検察大犯罪)の全体像(本質)をしっかり把握したうえで、その案件の方向性はどうあるべきかを考察し、その文脈の中で各局面を見るという訓練を強くお勧めします。


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