http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/682.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/ikariyax/e/8483c05d674518ecac8e97d22d454ca4
2010-10-02 20:45:02
大阪地検特捜部のフロッピーディスクのデータ改ざん事件で、最高検は大阪地検 前特捜部長及び前副部長の二人を犯人隠避の疑いで逮捕した。一応表向きは検察の組織ぐるみのもみ消し事件として犯罪事件へと発展したかにみえる。
しかし、この事件は、無罪となった厚労省村木元局長逮捕起訴問題に絡む事件の片面だけしかみていない。もうひとつの側面は検察がマスコミと癒着して、この国の政治をも動かしている事実である。
今回の検察犯罪を生み出した背景にまで踏み込まない限り、問題の本質を抉り出したことにならない。
@ 9月10日に大阪地方裁判所で行われた村木厚子元厚生労働省局長の裁判で、無罪判決が言い渡された。
A だが、問題はそれだけではなかった、検察は証拠品(フロッピーディスク)の改ざんという取調べの重要証拠さえも検察の都合のよいように変造するという悪質な行為も厭わない部署であることも露呈した。
B さらに言えば、マスコミは殆ど報じないが、石井一民主党副代表を巻き込む汚職事件へと発展する恐れも内在していた。自称障害者団体「凛(りん)の会」元会長の倉沢被告から石井議員に証明書発行について依頼したとされる日には、石井氏は「千葉県のゴルフ場に行っており不在だった」ことが判明したが、検察はその裏付けもとっていないという杜撰さだった。
村木氏の無罪判決の2日前の、9月8日午後、7日付で最高裁は鈴木宗男衆議院外務委員長(新党大地代表)の上告を棄却した。
上述の検察捜査のいかがわしさがばれた後であれば、最高裁はいとも簡単に上告棄却することができたかどうか。また最高裁における公判も違ったものになったに違いない。「最高裁は、はやばやと臭いものに蓋をした」のであろう。
翻って、ここ1年余りの小沢氏の「政治と金」にまつわる一連の捜査は、果たして検察が、小沢氏の「政治と金」に関わる捜査に手を付ける根拠があったかどうか極めていかがわしい。
西松事件は、嫌疑不充分で不起訴となったが、本件は自民党にも同様のケースがあり、なぜ小沢氏だけだったのか。その後陸山会の土地購入問題に絡んで三人の秘書及び元秘書を逮捕した。だが、判決はまだ出ていないものの、とても罪に問えるようなものではないことが、明らかにされている。それを検察は、敢えて罪が存在するかのように、仕立ててきた。
この間に小沢氏は民主党の代表を降り、幹事長も辞めて、一兵卒の議員になった。そして菅氏が首相になって参院選で民主党は敗北した。
検察は小沢氏の罪を問うことはできなかった、というより、「罪に問うかどうか」は問題ではなかったのだろう。小沢氏追い落としに成功したことにより検察の目的は果たしたのではなかろうか。検察ははっきり言えば、火のないところにマスコミと共同作業で、わざと「煙(けむり)」を立てただけだったのではないか。
検察の捜査のあり方は、小沢問題にまで踏み込んで問題点を炙りださない限り、本質的な問題解決にならない。
検察審査会の異議申し立ては論外である。11人の付け焼刃の民意が、選挙によって選ばれた何十万人の民意をないがしろにすることは馬鹿げている。特定の議員に問題ありとするならば、選挙によって国民の審判を仰ぐのが筋というものである。
この審査会そのものを選挙によって選ばれた国会議員に適用することは民主主義の根幹に関わる問題であり憲法違反のおそれがあると思う。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK96掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。