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フジタ社員釈放で動いた細野豪志「特使」の知られざる「中国ホットライン」(歳川隆雄「ニュースの深層」)
http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/630.html
投稿者 市民の力 日時 2010 年 10 月 02 日 14:52:34: nm4zzrMntFJdw
 

中国政府・外交部門でも、しっかりと日本の政府関係者に関するプロファイリングは済んでいることでしょう。
その中で、細野氏に絞ったというのは正しい選択でした。
逆に前原外務大臣を「要注意人物」とマークしている背景も伺えます。

以下の歳川氏の考察は当を得ていると思います。


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『現代ビジネス』より〜2010年10月02日(土)歳川 隆雄
http://gendai.ismedia.jp/articles/print/1308

 中国河北省石家荘の軍事施設をビデオ撮影していたとして公安当局によって拘束されていたゼネコン準大手のフジタ社員4人のうち3人が、中国最大の祝祭日・国慶節の前日の9月30日に釈放され、帰国した。

 今回のフジタ社員釈放に当たって、9月29日午後、北京入りした民主党の細野豪志前幹事長代理が中国外交の責任者である戴秉国・国務委員(副首相級)と同日夕に釣魚台迎賓館で会談するなど釈放実現に大きな役割を果たしたという『朝日新聞』(9月30日付朝刊)報道は正しい。

 では、なぜ細野氏が事実上の「首相特使」であったのか。先ず、7日に発生した沖縄県・尖閣諸島沖で発生した中国漁船衝突事件以降の出来事を時系列的に見てみよう。

 検察当局が海上保安庁によって公務執行妨害容疑で逮捕された中国人船長の拘留延長を決定したのは19日。

 それまで仙谷由人官房長官を中心とする官邸サイドは、略式起訴・強制退去処分で決着させる腹積もりであり、水面下で中国側との接触を行っていた。

 そうした中、中国の劉洪才・駐北朝鮮大使(前中国共産党中央対外連絡部副部長)が極秘裏に12日から15日まで日本を訪れている。

 同大使は1989年から約3年間、在京中国大使館に参事官として勤務した知日派である。党中央対外連絡部長を歴任した戴秉国氏にも近い人物だ。その劉洪才氏の東京滞在中に接触したのが細野氏であった。

 細野氏は2005年12月、当時、民主党代表だった前原誠司外相の中国訪問に同行している。訪中直前に前原氏はワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で講演、増額の一途を辿る中国の軍事費について重大な懸念を表明した。

 以来、「中国脅威論者」としての評価が定着した。その前原氏が、北京で会談した当時の唐家璇・国務委員(現中日友好協会名誉顧問)との間で熾烈な論争を行ったことも話題となったことがある。この会談に同席した細野氏は、これを逆手に取り、党対外連絡部対日政策実務責任者の劉洪才、実務担当の李郡氏らとのパイプを拓いたのである。

 そして今回、劉洪才大使がピョンヤンからわざわざ東京に出向き、会ったのは当時幹事長の枝野幸男現幹事長代理ではなく細野氏であった。これが中国流スタイルである。日中国交正常化交の日本側の立役者である故田中角栄、故大平正芳両元首相の例を持ち出すまでもなく、中国は「井戸を掘った人物」を大切にする。
細野氏の同行した民主党のキーマン

 菅直人首相も仙谷官房長官もともに細野氏を「派遣」したことを否定するが、訪中直前に仙谷官房長官の了解を得ていたことは間違いない。細野訪中に同行したのが内閣官房専門調査員でもある民主党政調会の須川清司部長であることがそれを如実に物語っている。

 米国通の須川氏は今年初め、鳩山由紀夫政権が普天間問題で揺れ動いた時期に当時の岡田克也外相政策秘書とワシントンを訪れ、国務、国防両省の実務者レベルと接触したことがあった。

 いずれにしても、漁船衝突事件のソフトランディング解決策を模索していた頃に接触した細野・劉洪才ラインが始動したのは、23日夜に外交ルートを通じて通報されたフジタ社員4人の拘束(拘束は20日)があったからだ。

 その後、民主党有数の中国通であり上海万博視察を予定していた海江田万里経済財政相が、拘束したのは公安当局ではなく人民解放軍である可能性が高いとの情報を得た。

 そこで海江田氏が個人の資格で北京に立ち寄り、中国側との水面下での交渉を行う案も検討されたが、現職閣僚ということから立ち消えとなった。そして結局、もともと22日に来日が予定されていた李郡氏から電話連絡があり、細野氏訪中が決まったのである。

 菅直人政権及び民主党執行部に中国との裏チャンネルがないとの指摘があるが、どうやら今後は細野氏の中国共産党中央対外連絡部(王家瑞部長)とのホットラインが機能することになりそうだ。
−−−−−−−−−−−− 転載ここまで −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


民主党が持つもう一人のキーマンは、細野氏に随行した須川清司氏だということも、この寄稿には書かれています。
須川氏のプロフィールや外交ビジョンの原点は、以下のサイトに詳しい。

http://pranj.org/Workshop/2001/workshop102501.htm


寺島実郎系ということも伺えますが、2年前に以下の著書も上梓されているようです。

『外交力を鍛える』(著者:須川清司)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2820978

  「日米同盟ありき」を脱却し、外交力を鍛えるための5つの視点
    ●日米の国益は、常に一致しているのか?
    ●アメリカは日本の“面倒”をどの程度、見てくれるのか?
    ●アメリカは間違えないのか?
    ●今後も、米国中心の世界は続くのか?
    ●「アメリカ任せ」で日本の影響力は増すのか、減るのか?

その須川氏、普天間移設問題でも実務者協議で動き、米国側の反発から失敗に終わったことが以下のブログに掲載されています。

http://blog.goo.ne.jp/terebi-sinnbunn/e/6db04b1ea58bd7d0c6284ff08c373243

私は、今後の外交は日中米のバランスあるトライアングルが基軸にあると信じて疑いません。
今後、政権が小沢・鳩山ラインに戻ったとき、細野&須川がある意味外交戦略の要になっていくかも知れません。  

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コメント
 
01. 2010年10月02日 15:12:37: nDEiGl4eWo
いや、気をつけないと
細野も松下包茎塾出身ということで、ポスト菅として持ち上げておけば
後は官僚やアメリカや財界にとっていいように料理できるという魂胆かも知れん
相手は歳川 隆雄だぞ。。。

02. 2010年10月02日 16:02:13: CRer5rROIE
しかし本来は細野は動く必要なかった(細野がフジタ社員の解放にクチ利いたとしての話だが)。

ナゼなら、もし細野がクチ利いて中国がフジタ社員を解放したのなら、
日本は中国に更なる借りができたことになる。
(ひょっとして、細野は何か中国に見返りを与えたのか?)

放っておけば、中国はフジタ社員を持て余しただろう。
そして、マスマス理不尽な国家として世界に宣伝されれば中国は窮地に陥る可能性もあった。

フジタ社員には気の毒だが、日本は惜しいカードを失ったな。
────────────────────
残り1人の社員の解放は、もう日本は放っておけばいい。
変に日本が解放に色気を見せると、中国はまた新たな見返りを要求するだろう。

(フジタ社員は、日本国のために耐えてくれ)


03. 2010年10月02日 16:12:57: gh3xXdhSX6
何としても本当のこと(水面下の交渉は誰がやったか?)を隠して、スッカラカン
内閣の応援をしたいようですね。

衆目の一致する人の実行者としての細野氏も立派ですが、もしほんとに細野氏の個人パイプだけだとしたら、細野氏に脱帽です。


04. 2010年10月02日 16:36:44: PROnBElCXg
歳川は空き缶をよいしょし、小沢にケチをつけていたナ。この記事でも小沢の「長征計画」がぜんぜん出ててこないし、変では?

05. 2010年10月02日 18:37:53: OYqt2GaaLg
歳川氏の意見の情報源は、何処なのでしょうね?

カウンターデスインフォメーションでしょう。

確かに、細野氏が中国に行ったが、それは、単なる連絡係でしょう。

そもそも中国に行くのに、渡航情報が漏れている、WWW.

 マスコミの目を、細野氏に向けて、本当は他の密使を届けたかもしれない。

かもですよ。

推測するに、中国内部も、日本も中から崩壊するんじゃないでしょうかねえ?

日本人拘束者を一人残したのは、次なる手に対応するため。

 保険やね。


06. 2010年10月02日 19:49:51: Ayw6lkUbcE
01さんへ
細野豪志は松下政経塾出身ではありませんよ。その程度のことも調べないでコメントすべきではないですね。

07. 2010年10月02日 20:44:50: 9TreGBYj3E
仙谷が機密費を使って情報戦を仕掛けているようだな

これからもいろいろ仙谷擁護の情報が垂れ流されるんだろう

一ついえる事は細野の訪中が失敗だった時は

仙谷は小沢が仕掛けて失敗したと

マスゴミに書かせていただろうという事

成功すれば自分の手柄

失敗すれば他の誰かに責任なすりつけ

機密費を使えばマスゴミの情報操作なんか雑作も無い事


08. 2010年10月03日 03:20:02: 4jD3z2wWqs
歳川氏のこの記事はディスインフォメーション工作と見るのが正しいと思います。 

「朝日新聞」の星、「インサイドライン」の歳川隆夫、田原総一朗の連携プレーによって、「小沢氏の貢献を否定して、今回の細野氏訪中を管、仙石の手柄として」印象付けようとの画策です。
(仙石の官房機密費の効果がよく出ている例と考えられます。)

普通は、このような記事を見ると引っかかってしまうのですが、この程度のディスインフォメーション工作はごろごろしているので注意が必要です。

この記事をよく見ると、歳川氏は、
最初から(第2段落で)、「朝日新聞」(9月30日付け朝刊)の報道は正しい」とたたみかけていますが、ここですでに尻尾を出しています。(要するに、これがこの歳川記事の目的です。)

本日10月2日(土)のBS朝日の午前10時の田原の番組「激論!クロスファイア」の最初の部分で、田原が上記の朝日新聞の記事の拡大コピーを大げさに見せて、「検察ねつ造に続いて、また朝日がスクープしましたね!」と、番組同席の星に話しかけ、(ご丁寧に、記事の仙石の依頼という部分に赤線)プロパガンダをやっていました。 スクープの(視聴者側からすると、「そんなのがスクープなのかよ!」という不自然な感じ。) したがって、その効果を補強するために、別の場所で、歳川氏が支援しているわけです。

ディスインフォメーション工作にしても、たいして頭のシャープでない人々がやっているので、尻尾をいたるところで出しています。

民主党代表選挙の直前に、この番組では、偽黄門の渡部をご丁寧にゲストに呼んで、星、歳川、司会の田原で、散々小沢氏に対するネガキャンをやりましたが、その中で、歳川氏が、自分と管氏が以前同じ飲み屋の常連で、星もよく顔を出すというよう話をしていました。
ここで、本人は多少の自慢を込めたつもりでしょうが、これも立派に(自分の素姓をばらす)尻尾をだしているということになります。つまり、管、星、歳川はなあなあの仲ということです。

彼のように内幕情報提供を生業(なりわい)にしている人物は、今回の記事にちりばめられているような細かい断片情報を持っており、このような情報を組み合わせて、適当に本当そうな(だれかに)都合の良いをストーリを構築することは才覚の一つです。(その点で、用心深いのは、上記の彼に記事文中には小沢氏の名前は巧妙にも記されていません。小沢氏の印象を極力排除するためです。)

これは、仙石が、直接依頼したというよりは、自分に都合のいい管政権をすこしでも有利に導くために、星や歳川、田原の間で画策した、朝日の記事(すなわち、小沢ではなく、管、仙石の手柄というプロパガンダ)を広めるための、ディスインフォメーション工作とするのが正解でしょう。
日本国民の目を、自分たちの利益に誘導しようとする堕落したメディア人間の恥ずべき行為です。


09. 2010年10月03日 08:13:00: w6h3wf4Qlo
朝日新聞は正しい・・の段階でアウトです。w

そうあって欲しいとの願望でしょ?

連想ゲーム(古いかナw)ではありませんが、細野⇒中国⇒小沢・・と誰でも

思いますよ。私の周囲の箸にも棒にもかからない超B層も3人が解放の報道の途端に

「小沢」ってやっぱり凄いヤ・・って。即結びつけましたから・・・。

今回は「日中国交・・なんとか記念」の細野氏代理出席のお土産ですよ。

だから、1人残した。歳川氏の論説だと「4人全員」が帰ってしかるべきでしょ?

残った1人は菅・仙石・前原・岡田が交渉せざるを得ないのです。

お手並み拝見といきましょう!!


10. 2010年10月03日 15:50:25: 31RQB4sEwQ
09様
のいわれるように
3人は小沢さんへの義理!
1人は菅内閣の行動次第(笑)
でしょうね!

でも、枝野が「悪しき隣人」な〜んて言っちゃいましたしね。
さぁ、菅さんは会いたい会いたい温さんに会えるでしょうか?
楽しみです!


11. 2010年10月03日 20:33:54: FD80HhxfMo

「悪しき隣人」「法治国家ではない」

そういう話は、地元の後援者相手にする床屋政談だろ。

枝野って本当に政治家には向いていないんだね。


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