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http://kotobukibune.at.webry.info/201010/article_2.html
菅首相 於:10/1 所信表明演説
「こうした国際情勢の下、天然資源・エネルギーや市場を海外に依存する我が国は、如何にして平和と繁栄を確保するのか。受動的に対応するだけでは不十分です。国民一人ひとりが自分の問題として捉え、国民全体で考える主体的で能動的な外交を展開していかなければなりません。」
秋の臨時国会が始まり、空き菅殿の所信表明演説が行われた。まぁ、色んなブログなどで取り上げられているのだけれど、そろそろ、空き菅殿の無責任体質は衆目の一致するところになってきたように感じている。先月30日の衆院予算委員会集中審議で、尖閣諸島衝突事件で逮捕した船長の釈放について、「谷垣総裁も早く解放したほうがよかったのではないかと言っている」と、責任転嫁。そして、10月1日の所信表明演説では、今度は、外交問題を国民に擦り付けている。
まぁ、空き菅殿のこうした異常に強い自己防衛本能について、筆者は空き菅殿の首相就任直後の段階で「けものへん」の属性を持っているのではないかと指摘したのだけれど、相変わらずのようだ。また、責任を他人に擦り付ける、言い訳についても、以前「鳴くのなら ここから出て行け ほととぎす」のエントリーで分析したことがある。次に該当部分を引用する。
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自民党の石破政調会長は、「いいところだけ取って、リスクは自民党に負わせるようなことは卑怯者のすること。」とおかんむりだけれど、菅@けものへん殿はそういう御仁なのだ、と割り切って考えたほうがいい。これからも似たようなことはどんどんやると見る。こうした、菅@けものへん殿の言い訳を大きく分類してみると、次のようになると思われる。
パタンA:自分は関係ない。
パタンB:知らずにやった。今は反省している。
パタンC:あいつが悪い。あいつもやっている。
日比野庵本館 6/19「鳴くのなら ここから出て行け ほととぎす」より******
今の臨時国会での空き菅殿の答弁も見事にこの言い訳パタンに当てはまる。日中問題など外交課題に「国民1人ひとりが…」発言:パタンA=自分は関係ない
「谷垣総裁も、早く解放したほうがよかった…」発言:パタンC=あいつもやっている
尖閣問題で国民に「お詫びしたい…」発言 :パタンB=今は反省している
因みに、谷垣総裁のコメントは、9月24日のぶら下がり会見のことを言ったのだろうけれど、会見全体を通して聞くと、「国外退去という方法もあるけれど、国内法で粛々とやるのであれば、そうすべきであって、国内法で処理しないで処分保留で釈放というのは筋が通らない」という趣旨であるから、谷垣総裁が早く解放したほうが良かったとだけ言ったと解釈するのは多少無理がある。
都合の良いところをつまみ食いして、その場を切り抜けたとしても、直ぐばれるだけなのに、どうにも嘘が多すぎる。それに何より問題だと思うのは、冒頭に引用した「外交課題に国民1人ひとりが考えるべきだ」発言。何故問題かというと、責任を国民に押し付けているというだけじゃなくて、国民に判断を委ねるということは、判断出来得るに足る情報をきちんと公開しなければならないことを意味するから。
たとえば、今回の漁船衝突事件についていえば、例の衝突ビデオの公開は勿論のこと、中国からの公式非公式の要求内容と、その交渉記録その他。更には、尖閣諸島における海上保安庁の巡視の現場、や自衛隊の部隊配備の現状。更には、在日米軍との連携の計画など、その一切を国民に周知しないといけなくなる。
そういった正確な情報もなしに、正しい判断ができる筈がない。
※国民と政治家でアクセスできる情報に差があることに起因する問題点については、こちらのエントリー「政策コンテストと縁起のレイヤー」で述べているので参照されたい。
http://kotobukibune.at.webry.info/201008/article_4.html
だから、現時点で、空き菅殿が「日本の平和と繁栄を国民一人一人が考えよ」というのは、海図もコンパスも無しで、大洋に放り出すようなもので、ロジック的には遭難しろ、と言っているのと変わらない。もしも、空き菅殿が、本気でそう思っているのであれば、それこそ首相の判断で衝突ビデオを公開する、と言わなきゃいけない。
だけど、現実は、衝突ビデオの公開をどうするかで揉めていて、空き菅殿は、そのビデオすら見ていないと答弁し、対応を仙谷官房長官に一任するとしている。どうみても、情報公開に積極的だとは思えない。だから、やっぱり、「外交課題に国民1人ひとりが考えるべきだ」発言は口先だけのことだと言わざるを得ない。
第一、国家機密が多分に含まれる、外交に関する情報など、国民に全部公開するなんてできるわけがない。だからこそ、その判断と責任は国のトップが負う宿命にある。首相はその責任を負うが故に、その立場にあることを許される。
だから、一国の宰相としての責任を負う気がないのであれば、即刻、首相の座から降りるべきであって、悪戯に首相の椅子にしがみつくことは、日本を「宰相不幸社会」に叩き落とすことを自覚しなきゃいけない。空き菅殿は所信表明演説の中で「有言実行内閣」だなんて言っているけれど、まず最初に自分自身の「嘘つき」を直すところから実行すべきだろう。
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