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画像 「やっぱり、毎日がけっぷち」より
http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-date-20101002.html
2010年10月2日
ムダや格差があってなにが悪い?
このブログは1日200人も来ればいいほうだったのだが、この10日くらい暇だったのでガンガン更新したら、急にものすごいアクセスになった(もっとも、人気ブログからすりゃへみたいなもんだがね…)。
なんでかなあ、と思ったら、やはり阿修羅さんでしたか。
トップページにこのブログの名前が出るなんて、初めて見たよ(しかも、ふたつも)。
みなさん、ありがとう。
でもまた忙しくなりそうなので、そんなに更新できないかもな…。
前にも書いたが、このブログの人気がない理由は本人が一番よく知っている。
そのうちのひとつが、世の中に「嫌悪」されているキーワードを徹底的に是認するというあまのじゃくぶりなわけだが、どうしてもおいらの主張はそこから始まるからどうにもしようがないのだ。
さて、今回は、小沢先生の件でいろいろコメントもらってる返事を兼ねて「ムダ」と「格差」というものを是認してみようと思う。
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さて、本題に入る前に、いまエクアドルで起こってる話。
ネットゲリラさんが書いてる件で情報的には十分だと思う。
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2010/10/post_02e6.html
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新自由主義がエクアドル経済を破壊した、と彼は言い切る。
新自由主義は何をもたらすか。競争と経済活性化をもたらすという名目での大企業や高額所得者への減税と、労働組合のせいで硬直化した雇用をフレキシブルにするという名目での、派遣労働法だ。まさしく、小泉政権下以来、日本で起こっていることである。
「しかし、富裕層の所得が貧困層の20倍あるような状況で、富裕層がその20倍の収入を、国の経済を潤すために消費するわけではない」と彼は看破する。
それよりも、格差を縮め、貧困層の購買力を上げることが、国内経済の活性化につながるというのだ。
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まあ、世界じゃこんなことがいやってほど起こってるわけだ。
ドンパチになってないだけで、実は我が国も同じ。
検察が小沢一郎先生や鈴木宗男先生、古くは田中角栄先生なんかに仕掛けたのは、まさにこのまま警察クーデターの構造なわけ。
やられる、もしくはやられそうになる人間が誰にとって都合が悪いかなんて非常に簡単だ。
そこに答えは書いてあるが「新自由主義」利権の連中にとって厄介だってことだ。
ちなみに、前にも書いたことがあるのだが、新自由主義っていうのは「共産主義」の別の形態だってことを知ってもらいたい。
金持ちが政界から財界まですべての権力を握り、結局全体主義社会を作り出すことになるわけで、対極に見えるけれども根っこは一緒だ。
そもそも、共産主義を作り出した連中と、新自由主義なる暴力を振りかざしているヤツらってのは、まったく同じグループなのだ。
http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-entry-276.html
で、この連中がどういうことをやってきたかという事実についても、上に答えが書いてあるし、そもそも普通の頭を持った日本人なら言われずとも理解しているはずだ。
大企業や金持ちに対する減税、消費税などの一率で課されるものについては増税、労働者の奴隷化、社会保障やセーフティネットはどんどん奪われ、医療費は上がり、場合によっては水や農地なども押さえられ、郵政などの公共物が私物化され、すってんてんにされるわけだ。
庶民が疲弊してしまったら、本来なら政府がそれをどうにかしなければならない。
しかしながら、連中の目的は、上でも書いたように究極の「全体主義社会」を作って、その上に降臨することなのだ。
だから、やるわけがない。
少々の金持ちも含めて、中核のヤツら以外はみんな奴隷にたたき落とされることになっている。
これは大げさな話じゃない。
前にも書いたように、だからこそ、日本からはデフレがなくならない。
そして、本来なら日本人にまわせばいいようなカネまで、為替介入やら国際援助やらで消えていく始末だ。
それを誘導しているのはマスコミである。
これだけはしつこく書かせてもらうが、なにゆえ為替介入などのカネについては「財源問題」をぶちあげないのか、という話だ。
で、これもしつこいけど言わせてもらうが、いまの政府方針は「緊縮財政」ではなくて「偏向財政」なのだ。
http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-entry-322.html
ついでに言えば、これはなにも日本だけの問題ではない。
アメリカもヨーロッパも、この間の作られた金融危機によって、庶民のカネが巨大金融企業に奪い取られている。
まったく同じ構造なのだ。
ただし、日本だけは唯一他国と事情が違うところがある。
対外債務がほとんどないということだ。
もちろん、それを磐石にするためには郵政の再国有化はもちろんのこと、銀行に対する徹底的な管理も必要になる(つまり亀井先生の政策だ)。
だから、好きなように金融政策を取れるわけだが、そういう話になるとまたマスコミやら検察やらが邪魔をする、というのが現在の状況だ。
で、やっとのことで本題だが、そのマスコミががなりたててる話のキーワードは「ムダ」と「格差」である。
こういう話を説明するのは非常に骨が折れるわけだが、そもそもムダや格差のなにがいかんのだって話をこれからする。
アレルギーのある人はもう読まなくてもいいや(笑)。
まずムダの話。
大局的に経済を見れば、ムダというものはどこにもない。
たとえば、なにかを買いすぎて余らせてもったいないって話があったとしても、その分は売買という経済活動の一部であるわけだ。
さらに、腐らせて処分、というのもまた仕事が発生することになる。
当然、民間企業がコストを減らして利益を増やすという行為は当たり前のことなので非難する気はまったくない。
だが、それが公共のものであれば、ムダがあったほうが世の中の経済にとってはいいことになる。
かつて、日本を視察に来たアメリカ人が、公共工事の現場において、大勢の日本人がスコップを使って仕事をしているのを見て「どうして重機を使わないんだ? そのほうが人件費も安くて済むじゃないか?」という疑問を投げかけたなんて話がある。
そのとき、日本人は「重機を使ったら、大勢の人間がいらなくなるから、経済効果が薄くなる」と答えたとか答えなかったとか。
だけどこれは事実だろう?
実は民間企業でも同じようなことが言える。
かつて、会社では交際費などの経費がたくさん使えて、その分が銀座などの夜の街を潤したという話があるわけだ。
いまとその頃のなにが違うかと言えば、法人税率と経費計上のルールなわけだ。
経費として処理できる金額が大きく、なおかつ法人税率が高いとなれば、会社としては、従業員にどんどん使ってもらったほうがいいということになる。
法人税減税なんてのは、実はまったく逆であって、経費も含めて、労働者への分配率を下げるものだということだ。
早い話、株主だけが得をする構造なのである。
当然、カネを残したほうがいいと思えば、従業員が使うカネはもちろん、その人件費そのものもムダだということになる。
で、こういうムダが失われるような政策が続けられた結果、いまの日本のこの疲幣ぶりがあるのだ。
全部逆なのだ。
ムダがないからこんなにエライことになっているのであって、ムダがあったからでは決してない。
で、マスコミはそれがなにやら悪いもののようにしかめっ面して、公務員だの行政だのを叩きに走っているわけだろ?
そして、格差の話。
いままでの話と矛盾するんじゃねえかと思われそうだが、おいらは格差はあっていいというか、あるべきだと思っている。
大会社の社長と末端の社員が同じなんて考えがそもそもおかしい。
そもそもこれは程度の問題であって、日本だろうとどこの国だろうと、一切の格差がなかったなんて時代はまったくないわけだ。
問題は格差じゃなくて、単純に所得再分配の構造である。
国家全体のために、カネを持っている連中が、貧乏人の面倒を見る、という構造が必要なのだ。
これが崩された最大の理由は、所得税の累進課税率の削減と消費税の導入、また、タバコや酒などの間接税の引き上げなどによるものだ。
だから、それを昔に戻せばいい、ただそれだけのことである。
しかし、それをさせたくないから、マスコミが逆に格差という言葉を使うわけ。
公務員などが優遇され、民間との格差があってどうこうと、庶民の妬みを引き出すようなことばかりやって、本質から目をそらすのだ。
世の中の経済評論家たちに言いたいが、自分が本物だってんなら「格差なんかあったっていい、昔の累進課税率に戻して、金持ちに払わせろ!」と言えってんだ。
このように、冷静に考えれば、ムダも格差もなんにも悪いことじゃない!
この酷いデフレにどっぷり漬かってしまって、他人にカネがまわるのを妬んで監視しているようないまの日本社会こそが異常なのだ!
だからぶっちゃけ、テレビ局に携帯電話の電波利用料が流れてて、平均給与が1000万以上だなんて話はおいらはしたくないのだ。
いいよ、そんなもんは。
ただし、国民を騙して洗脳して、どんどん不幸にしているヤツらの原資がオレたちのカネだってことに怒ってるだけのことだ。
というわけで、最近、いろいろと小沢先生の件で批判してきている人たちにも言いたい。
重要なのは、バラマキというか所得再分配によって、個人に直接カネが渡るようにすることなのだ。
また、その逆に、所得税を除き、個人が生活するにあたって支払う税を少なくしていくことも必要なのである。
いまのマスコミと財務官僚の邪魔を考えれば、現実的に減税からスタートすることは難しい。
だからこそ、いまはいかなる方法を使ってもバラマキを行うべきで、とくにそのなかで活性化させたい産業に投資していくべきだろう。
そのひとつは間違いなく農業だ。
いま、日本はインドとのFTAのような話が多数あり、とくに農業は危機的状況に向かう可能性が高い(一部、高付加価値農業はチャンスかもしれないがね)。
戸別補償制度は、赤字が増えるほど農家が儲かるのは事実だが、それに目をつぶってでもやらなければ、本当に日本の農業が失われてしまう。
一度休耕した田畑を元に戻すのは非常に大変だ(ただし、手前味噌ながら、グルンバと乳酸菌を使えばすぐにどうにでもできるけどな(笑))。
それから、そういう農地などを外資がかっさらっていくことも同時に警戒しなければならない。
みんなの嫌いな中国も含めて、日本の土地をほしがってるのは言わずもがなだ。
どんな相手だろうと、日本人にカネがまわるほうがいいに決まってるし、そういうムダなカネも必ずどこかにまわることになる。
また、戸別補償ばかりが言われているが、そもそも以前から補助金の制度はある。
ただし、それらの運用は、農家と政府の間に君臨している、農協というウォール街系経済ヤクザファンドが担当しているという事実を忘れてはならない。
こいつらは農家にとっての金庫番も兼ねており、メガバンクと同様に、農家の生殺与奪を握っているも同然なのだ。
よって、誰か書いてくれたが、こいつらが圧力かけて押しつけるために、モンサントのような自殺種子も、化成肥料や農薬もなくしたくてもなくならない。
こいつらいったい誰のための組織なんだ、という感じだ。
で、こいつらの仲間には農林中金なる巨大ファンドがある。
これがなにをしていたかと言えば、ファニーメイやフレディマックの件でもわかるように、日本人のカネをどっかの誰かに貢いでやることだ。
http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-entry-148.html
http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-entry-142.html
この制度については、利権が農協からどこかに移動するだけであり、農家の収支を確認するためにムダな費用が使われるという指摘もある。
ただ、これもハッキリ言っておくが、我々ひとりひとりの国民を含めて、すべては利権で動いているのだ。
それがいいこととは言わないし、票集めなのも事実だろうが、少なくとも、いま現在売国行為を働いている連中よりはマシだし、繰り返すがムダも経済活動のうちだ。
誰かこういうヤツらが得するとか、あのクソ連中がとか、そんなマスコミが作り出した妬みの議論をしている場合じゃない。
とにかく、日本人に徹底的にカネをバラマキしなければならんのだ。
しかも、この戸別補償制度にしろ、子ども手当にしろ、そんなものはバラマキのほんの一端にすぎない。
公共事業しかり、地方へのフリーな資金しかり、どんどんやらなければならない。
ていうか、小沢先生、亀井先生以外の人間の政策を聞いてどう思うのかって話だ。
ご存知のとおり、現在の自民党とみんなの党は、最初に触れた新自由主義の促進であって、もっとも危険な存在だ。
菅、仙谷、前原、岡田という現政権のメンバーをみても同じこと。
あいつらは海外にカネをくれても、国内にはアリバイ程度しかまわす気がない。
ついでと言ってはなんだけど「外国人参政権」と「人民解放軍野戦軍司令官」の話も書いておく。
外国人参政権については、小沢先生の思惑はともかく、以前からそれを理念として堂々と公表している。
隠れてこそこそやってる連中と一緒にするのは失礼だ。
その上で議論すればよかろう。
よく、右寄りの人から「核武装の議論もしないのはおかしい!」という話があるわけだが、それだったら、これらの話だって、ただダメだと全否定するのは筋が通らん。
日本の話と外国人の話を一緒にするなという話が来るのはわかってるので先に言っておくが、良し悪しはともかくとして、いま現在、在日の人たちは日本に住んでいるのだ(だから在日と言うわけだ)。
これが現実だろう、日本の問題なのだ。
目を背けずに議論すればいい。
おいらもだからこそ自分の意見を書いた。
http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-entry-217.html
で、人民解放軍野戦軍司令官という発言についてだが、例によって途中が端折られているようだ。
正確には「中国の改革はまだ途上にあり、例えてみれば、我々民主党も来年7月の参議院選挙で勝利することが目的であり、そういう意味で、私は、中国人民軍極東方面野戦軍司令官みたいなものですから」というものだ。
「みたいなもの」を隠せば、例によって印象はまったく変わるわけだ。
それから、前にも書いたが、去年の年末の訪中の際、小沢先生は「専守防衛の原則の下で国防政策を進めてほしい。日本でも中国脅威論の下で防衛力強化の意見が根強くあり、その点を頭に入れてほしい」とまで胡錦濤に言ってきたのだ。
いままで、どんなタカ派だって、これほどのことは言えなかった。
現実を見てもらいたい。
ついでに言えば、いまはこんなちっちゃなことにかかずらわってる場合じゃない。
外国人参政権が阻止できたとしても、日本がボロボロになっちまったらなんの意味もない。
そもそも、日本を操っているようなヤバい連中にとって、参政権の有無などまったく関係あるまい。
現実に、日本はそいつらにしてやられているのだ。
中国だって現在はなんとかして日中関係を崩さないように努力の真っ最中だ。
よほど問題なのは、危機を煽って、ひと儲け企んでるアメリカなんかのほうだろうが。
おそらく、多くの日本人は敵と味方を間違えている。
本当の敵が見えないように、いろんな言葉のマジックで目をそらされているのだ。
今回触れたムダ、格差はもちろんのこと、政治とカネ、利権、国債(借金)、天下り、などなど、それらが本当はどのようなものなのか「妬み」を抜きにして考えてもらいたい。
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