http://alcyone.seesaa.net/article/164363909.html

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26066704926
外務省での前原外相記者会見。先ほど終了。一番最初に挙手して、質問。例の「尖閣には、日米安保５条が適用される」とクリントン国務長官が言ったという発言の確認。

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26066974029
これに対し、前原大臣、イラっとした様子を見せ、「その話はすでにした。確認を取るなら米国にとったらどうか」と反論。私は「随行した記者団に対しての説明ではなく、この会見はネットでダイレクトに国民につながっているので、改めて大臣自身の言葉で、直接、国民に説明していただきたい」と。

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26067290414
それを聞いて、前原大臣、「ああ、そういうことですか」と、経緯を説明する。「尖閣については、クリントン長官との会談の際に、私から取り上げさせていただいた。長官は『領有権については、コメントしないが、今は日本の施政下にあり、日米安保を適用できる』と語った」と回答した。

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26067591480
一部メディアは「クリントン長官は、『尖閣は日本の領土である』と日本の領有権・主権を認めた」と誤報を流したが、前原大臣は、明確にそうした誤りをただした。長官は、外相の言う通り、間違いなく「安保適用」を口にしたことだろう。しかし、領土問題については中立の立場を崩していない。

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26067870908
私は、続けて質問。「安保を適応するというが、同時に０５年の日米同盟では、『島嶼部の防衛は日本の自衛隊が負担すること』と、明記されている。岡田前大臣にも質問したが、前大臣の見解は、仮に中国軍に侵略された場合、第一義的には自衛隊が防衛する、というものだった。大臣の見解は？」

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26068150608
前原大臣、「島嶼部に限らず、日本有事の時に、日本の自前の組織が守るのは当たり前のこと。いきなり警察も海保も自衛隊もなしに、日米安保に頼ることはありえない。一義的に自衛隊が対応するのは当たり前のこと」と回答。

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26068596254
つまり前原大臣の発言を整理すると、こういうことになる。「クリントン長官をはじめ、米国政府高官は、『日本と中国の領土問題には、米国は中立を守り、介入しない』と明言した。日米安保は適用される、とはいうものの、戦闘は日本がやること。米国は手出しはしない」と。

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26069003745
様々なメディアで日米同盟礼賛論者が、「今回の中国漁船の拿捕事件と、前原・クリントン会談によって、日米同盟の重要性が明らかになった」などと、頓珍漢な発言を繰り返しているが、真実は全く逆である。米国は中立であり、日米同盟では尖閣は守れない。守るのは自衛隊であり、米軍ではない。

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26069274977
私の質問で始まった会見は、琉球新報の滝本記者の、「思いやり予算」の増額要求についての質問で締めくくられた。前原大臣は、「クリントン長官との会談ではその話は出なかった」と言いつつも、増額要求があったことを、言葉を濁しながらも、認めた。要求してきた米国側をかばうかのように。

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26069583098
結局のところ、米国は、外交的には中立のまま。もちろん軍事的には加勢しないし、兵も出さないが、「安保は適用される」と、空念仏だけは唱える。その念仏代として、すでに莫大な金額を要求してきている「思いやり予算」を増額しろ、という。日本の領土を守るために、何もしないのに、だ。

岩上安身（ジャーナリスト）
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/26074905568
委託の契約書たる「日米同盟」という文書には、「島嶼部の防衛」も、「弾道ミサイル」も、「テロ」も、日本が自分で防衛なさいね、と書いてあるんです。働く気、ないの。

《２００５年に日米間で正式に署名された外交文書「日米同盟〜変革と再編」には「日本周辺の島嶼部は、日本側が防衛すること」と、はっきり役割分担されている》

日米同盟：未来のための変革と再編（仮訳）

２００５年１０月２９日

ライス国務長官
ラムズフェルド国防長官

町村外務大臣
大野防衛庁長官

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/henkaku_saihen.html

日本は、弾道ミサイル攻撃やゲリラ、特殊部隊による攻撃、島嶼部への侵略といった、新たな脅威や多様な事態への対処を含めて、自らを防衛し、周辺事態に対応する。これらの目的のために、日本の防衛態勢は、２００４年の防衛計画の大綱に従って強化される。

米国は、日本の防衛のため、及び、周辺事態を抑止し、これに対応するため、前方展開兵力を維持し、必要に応じて兵力を増強する。米国は、日本の防衛のために必要なあらゆる支援を提供する。

コメント
01. 2010年10月01日 23:12:40: aNQtfRbFdk なるほどね、文章はよく読めというが米国というかアメリカは必要に応じてという但し書きを応じないという場合もあるという担保も入れていることに気付いていない日本人が多すぎるってことね。
02. 2010年10月01日 23:15:44: kbjD6Oqr1Y 安保の件も、ＮＹでの前原の話と今回の記者会見の 内容は、同じなのか？知りたい。 丹羽大使の夜中の呼び出しについても、捏造が誰から、 どのような形で流されたのかを知りたい。 捏造と誤報が、政府の企みか？マスコミの問題か？ ハッキリさせて、頂きたい。 宜しくお願いします。
03. 2010年10月01日 23:17:55: FV6fE1nFhR >長官は『領有権については、コメントしないが、今は日本の施政下にあり、日米安保を適用できる』と語った この発言は重いね。 やはりクリントン長官が、尖閣諸島は日米安保の適用内だと断言したことが確認できたということ。 そしてそれについては安上も同意した。 日米安保の重要性が再認識されたわけだ。
04. 2010年10月01日 23:20:53: bQlzE3nWXg イスラエルとパレスチナと同じか。 それにしては、思いやり予算は大きいな。 これまでの累積は、何十兆円になるの？。
05. 2010年10月01日 23:23:17: c9BjGlocHM 保険の約款を読まない人間が多いのと同じこと。狡猾なアメリカは日本を助けるほどお人よしではない。日本人にほうで勝手に勘違いしているだけ。 だいたい米軍は議会の議決なしに戦争はできない。日本が侵略されても自動的に参戦するわけではない。２＋２も安保条約の条文や中身をほとんどの日本人は知らない。 尖閣にしても施政権を日本に返還したのであって日本の主権まで認めたわけでない。
06. 2010年10月01日 23:27:42: FV6fE1nFhR >>06 重要なのは、アメリカ政府が「尖閣諸島は日米安保の範囲内」と担保した事実だ。 これによって中国は強硬一辺倒の政策を取れなくなった。 これが重要なのだ。 つまり、日米安保がいかに重要かが再認識されたということだ。
07. 2010年10月01日 23:46:46: Gdlu32hp8k >>06. 本当にそう思ってるの？ 何か、そう書かなきゃならない理由があるのではないの？ お駄賃もらうためとか（笑）
08. はなコフ 2010年10月02日 00:20:26: 3cfuQxlJwt7iE : gWJcQlfntI 《２００５年に日米間で正式に署名された外交文書「日米同盟〜変革と再編」には「日本周辺の島嶼部は、日本側が防衛すること」と、はっきり役割分担されている》 他にも他国と本格的な戦争になった場合、安保では、互いの憲法を踏まえた上で議会の承認を得ないと参戦できないと明記されている。（岩上安身氏の孫崎享氏インタビュー動画より）また9.11や真珠湾やトンキン湾事件みたいな事をやらない限りアメリカ世論は賛成しないだろうし、要するに米が守ってくれるなんて幻想。自分の国は自分で守れと。 しかしながら、自衛隊の編成を見ると、例えば最近のヘリコプター専用の空母配備等、ヘリ部隊の増強、これはアメリカがアフガンで必要とする編成、他にも補給艦、遠くに侵攻する訳でもないのに自国を防衛するだけならそれ程必要はない。（岩上安身氏の孫崎享氏インタビュー動画より）今の自衛隊は自国の防衛とは関係なくアメリカの戦略に沿って編成させられているってこと。そして基地を提供し日本上空の広大な管制権も米軍にあり、更にもっとカネを出せと要求している。理不尽極まりないですね〜。
09. 2010年10月02日 00:44:50: 1L1tCExf8o みなさん、ちょっと、忘れていませんか？ 北に、シロクマが控えているのですよ。 アメリカとロシアは、多分推測ですが、グルです。 仮に、中国が、日本本土に侵攻し、支配したら、ロシアは、津軽海峡冬景色です。 黙っては、居ないでしょう。北朝鮮は、韓国侵攻するしね。 　自衛隊は、中国本土を攻撃できる核ミサイルを持っていない。 どう転んでも、自衛隊には、勝ち目は、ありません。ドローにも出来ない。 　アメリカは、戦争止めろ、と言いながら、撤退する。 おそらく、日本国は、消滅し、分割統治になる。 西日本は、中国支配、北海道は、ロシアが、頂く。 関東以北は、自治区にでも、なるのでしょうか。
10. 2010年10月02日 01:02:57: L8fcPdQPyQ 03, 06 必死やな。 おつかれさん。 フルキャストか外務省か、どっちや？ 時給なんぼや？　８００円ぐらいか？ ８００円で自分の国を売ったらあかん。不況で大変やろけど、ちゃんとした仕事見つけて、がんばれや。 今回確認されたのは、日米安保の虚妄性！

11. 2010年10月02日 01:29:37: hYcs8D10NQ バンデバーグ決議　1948年 米軍のために武力行使してくれる国にのみ米軍が武力で守ってくれるらしい。 武力行使できない日本の為に動く事は許されない。（植草さんのブログより） 抑止力を誤解していました。
12. 2010年10月02日 06:39:18: DmCC9k6hHM 　だとすると、「日米安全保障条約」は、単なる紙切に書かれた落書きに過ぎない。 「ショー・ザ・フラッグ」といわれて、調子男のアホ小泉がイラクに自衛隊を派遣し、インド洋で米国の巡洋艦に給油する必要はなかったことになる。 前原��外無大臣��は単純でバカ正直だから、ぼろぼろ喋ってくれる。しかし、こいつほど外務大臣に向いていない者は他にはいないだろう。日本にとっては大変な��危険人物��である。戦争を引き起すかも知れない。
13. 2010年10月02日 10:28:17: WyKdAaYzLA >>12さん、”だとすると、「日米安全保障条約」は、単なる紙切に書かれた落書きに過ぎない。”　→　CIA　に買収された岸信介が調印したような条約ですから、元々インチキなんです。 http://www.news.janjan.jp/government/0902/0902107157/1.php
14. 2010年10月02日 15:20:17: cRexwstu4g 10様に同意 03.06の必死さがひしひしと（笑） そうなんだ、アメリカはやっぱりお金欲しさで前原を たぶらかしてたんだ！ バカとハサミは使いよう？ そのうち前原は、演技力のなさで舞台の主役降ろされそう（笑） 余りにもポチアメリカ寄りの演技が見え見え！ もっと隠した演技しないと、ドラマだと犯人ってすぐに分かっちゃいますよ！ えっ！あの前原がポチアメリカ？そんなん全然見えへんかったぁ〜！ ってな演技力が必要では（笑）
15. 2010年10月02日 17:23:39: I4k8RmMDTI これで思いやり予算ですか？ アメリカは在日米軍は張り子の虎です。と言っているに等しい。
16. 2010年10月02日 19:27:52: L8fcPdQPyQ 前原は米国ネオコンに「次期首相はあんただ」などとチヤホヤされて、漁船問題をそそのかされて引き起こし、そしてその後米国にハシゴを外された格好になっている。 田中宇氏が言ってた「グルジアのサーカシビリ大統領」の構図。 使い捨てにされるコマだったんだね。 偽メール、ダム、漁船とこれだけ失政続きでほぼ彼の将来はなくなったでしょう。 日本のマスコミもどうも米国ネオコンにまだ騙されている感じがする。必死で忠誠を誓ってもいつか前原と同じようにハシゴ外されるんじゃないかな。 我々としてはあるかないかわからない米国ネオコンの陰謀に惑わされることなく、悪徳ペンタゴンの所業をさらけ出し、攻撃し続けるしかない。
17. 2010年10月03日 02:22:19: xtlWVCU5v6 長島昭久の右への振りきれっぷりも、怖いものがあります。。。
18. 2010年10月03日 11:01:18: 97N7TLTR1e >>05年の日米同盟では、『島嶼部の防衛は日本の自衛隊が負担すること』と この条文がどのような意味を持つのか、アメリカの狙いが何処に在るのか、透けて見えるというもの！ 「尖閣」で日中を軍事的に対峙させ、アメリカがコントロールするということだろう。 マエハラや FV6fE1nFhRの如きアンポンタンには解らないであろうが、「尖閣」でアメリカが日本を応援することは勿論、支持することも有り得ないのだぞ。 別の所でも書いたが、以下にその理由を記す。 大戦後のアジアでの、アメリカのリーダーシップに直結する問題ー アメリカが「尖閣」で日本を支持することは、自らのヘゲモニーによる「カイロ宣言」そしてその忠実な履行を謳った「ポツダム宣言」を自ら否定することになるからだ。　それはそのまま、東アジアでの自らのリーダーシップ（の根拠）を否定することになるからだ。 これが、アメリカが、「尖閣」を支援することは元より、支持することも絶対有り得ない、本当の理由だ。
19. 2010年10月03日 17:15:37: pufQrOKRSg アメリカという国において法律の条文を超えた行為を少なくとも周囲の監視のある中で行政が行うことはできない。とりわけ国民の利害につながることを議会を無視してできるはずもない。ここら辺の国の成り立ちというものを理解しておかなくてはならない。戦前の日本軍のように現場指揮官の勝手な思惑によって軍を動かせるものではないのだ。民主主義がそろそろ怪しくなってきているアメリカといえども政府が国民への説明責任を果たすということにおいては律義である。
20. 2010年10月03日 18:20:50: QpQyuv4YsE 菅は消費税で民主党を大敗に導き、能力の無さが露見した。しかし、総理を続行できた。 前原は尖閣諸島のマッチポンプで、能力の無さが露見した。しかし、岡田を追い出し外相に出世。 あまりにもお粗末すぎる行動で、何か裏がありそうに思うのは私だけでしょうか？ 原理主義者の岡田が居ては困ることがあったのでは？ 外貨準備金でサブプライムを買っているとのネットのコメントがありました。 岡田がこれ以上の買い入れを拒否したとすると、馘首は納得できる。言うことは何でも聞く前原は○○○○にとってはベストの選択か。 民主党を分断する目的を持った、共通の振り付け師が居るのでは？ 隠れた目的は、どさくさ紛れに、郵政民営化見直し法案を葬って国民の３５０兆円を献上する？ ともかく、前原が次期総理候補なんて開いた口がふさがらない。

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