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ムネオ日記
2010年9月30日(木) 鈴 木 宗 男
http://www.muneo.gr.jp/html/page001.html
《以下全文転載》
ロシアのメドベージェフ大統領は「近く北方領土を訪問する」と表明したと報道されている。これに対し、前原外相はベールイ駐日ロシア大使を外務省に呼び、「日ロ関係に重大な支障が生じることになる」と話したと新聞に出ている。
今、北方領土を実効支配しているのがロシアであることは、厳然たる事実である。しかし、日ロ両国の最高首脳は、北方領土は未解決の地域、係争地域であり、過去の全ての声明、宣言、約束に基づき、話し合いで解決しようと約束している。
共産主義ソ連ではなく、今は自由と民主のロシアであり、世界をリードする大国である。
北方領土にメドベージェフ大統領が行くというのなら、菅首相は「北方四島で日ロ首脳会談をし、問題解決を図ろう」と、北方領土訪問を逆手にとって、首脳会談を呼びかけるべきではないのか。反射神経が悪いとしか言い様がない。
中国漁船船長の釈放も、当時の前原国交大臣、仙谷官房長官は、「国内法に基づいて粛々と対応する」と言ったが、中国側を一番刺激する話である。1978年10月、当時の大平首相とケ小平副主席による会談で、ケ副主席は尖閣諸島については次世代に任せると述べている。
中国は、尖閣を日本が実効支配していることを知っている。相手を逆なでする様な表現では、無駄なエネルギーを使うだけである。
前原外相は国交相の時も、北方領土問題について根室で「不法占拠」と言ってロシアを刺激した。当時ロシアが大変厳しい指摘を鳩山首相にし、そのことは前原大臣にも伝えられている。同じことを繰り返していることを懸念してやまない。
プレイヤー不在を心配するのは、私一人ではないだろう。
国益を絶えず頭に入れて、総合的な視点で発言、行動されることを願うのみである。
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