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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100930-00000000-sbunshun-pol
政権交代から一年。失点や迷走続きの民主党内閣の中でも、評価が地に墜ち、大臣から筆頭副幹事長への降格人事に甘んじたのが「ミスター年金」こと、長妻昭氏だ。
細かい、休日出勤させる、すぐ処分を持ち出す……。厚生労働相時代、官僚たちの長妻氏への不満は爆発寸前になっていた。長妻氏は「私は官僚の天敵」と胸を張ったが、役人に言わせれば「政策の内容や手法以前の問題」。とても政治主導とはいえなかった。
「子分や友人もおらず、政治家同士の交渉もできない。代表選では早々に菅直人首相を支持し、蓮舫行政刷新担当相らと並ぶ“スター閣僚”として一応は遇されたが、長妻氏の働きかけで支持者を増やした例など聞いたことがない。菅陣営では『役立たず』の烙印が押されていた」(政治部デスク)
それでも本人は留任する気満々で、「長妻氏は交代の方向」と報道されている、と記者団に指摘されると「えぇっ」と絶句した。首相官邸や党の空気もまるで読めていないのだ。
その後は「首相補佐官」を内々で打診され、本人も受ける気になっていたところが、結局は白紙に。長妻氏周辺は「仙谷由人官房長官にはめられた。仙谷長官とはアスベスト訴訟問題で対立し、その時の遺恨がある」と恨み節をこぼす。
だが、仙谷長官はもちろん、もっとも長妻氏を敬遠したのは菅首相本人だ。菅氏は最初に組閣した際、長妻氏に「君は官僚の評判が悪すぎる。もっと官僚を使いこなさないとダメだ」と警告していた。「菅さんは厚生大臣経験者。厚労省での長妻氏の悪評は十分すぎるほど耳にしていた」(党関係者)からだ。
行き場のなくなった長妻氏を拾ったのが岡田克也幹事長。副幹事長の「筆頭」という役職を用意し、事業仕分けに取り組む行政刷新プロジェクトチーム座長のイスも用意した。官邸関係者は「岡田幹事長も仙谷長官とは犬猿の仲。仙谷長官に切られたという情報を耳にして、一匹オオカミ同士の同情が働いたのでしょう」と解説する。
長妻氏の後任、細川律夫厚労相は副大臣からの昇格で、長妻氏の悪評を知り尽くしているだけに、「脱長妻」路線で評判は上々。長妻氏は「選挙や陳情で頑張りたい」と強がるが、「はたして党務ができるのか」との見方が強く、長妻氏の最安値は、まだ底値をつけたとは言えない。
(週刊文春2010年10月7日号「THIS WEEK 政治」より
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