http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/468.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/c/464de36605139a0bdc6bf05a27bf840f
この男の政治史的に行ってきた所業を吟味してみると、呆れて口もきけないし、あいた口がふさがらない。しかし、菅直人の跡目だと自認し、マスメディアにも、そういう論調がある。これはイッタイどういうことだろう?
永田メール事件では、議員辞職した僚友永田議員を充分にフォローせず、最終的に自殺に追いやった人間性は大いに疑問のある男である。永田メール事件をきっかけに、野党であった民主党は崩壊寸前に追い込まれた。
それを救ったのが、あろうことかオリジナル民主党ではない自由党の小沢一郎その人だった。 そして鉄板のようだった戦後の米国占領下政策を諾々と続けてきた自民党を中心とする政治に実質的に初めての「政権交代」を実現したのだ。
しかし、小沢の陸山会問題を考慮に入れ、鳩山由紀夫が政権与党・民主党の舵取りをすることになったのだが、8カ月で頓挫した。否、頓挫させられた。 政権交代後、鳩山由紀夫は彼なりの理念に基づき政権を司ったが、自ら挙党一致で組閣した閣僚らは省庁権益の代弁者と化し、己の政治的立場も含め、内閣総理大臣鳩山の足を引っ張ることには熱心だった。
鳩山の政策実現に非協力的サボタージュを行い、各省大臣が夫々総理の如く振る舞い、内閣の体をなしていなかった。特に前原国交相、岡田外務相、北沢防衛相、菅財務相らは鳩山の政策理念をぶち壊す姿勢を崩さなかった。
中でも、前原国交相は「八ッ場ダム」「JAL再建」「高速道無料化・改正」など、全てにおいて、華々しく花火を打ち上げ、その全てを尻切れトンボに終わらせた。その上、小沢幹事長に反旗を翻す態度を一層鮮明にし、仙谷、腐れ肛門らと共に「七奉行の会」を頻繁に開き、鳩山失脚後の政権構想を練っていた。常に民主党内にあって異端的市場原理と隷米と云う主義に徹し、政党内でのくすぶりを助長してきた。
その前原と手を組み、政権の座に着いたのが菅直人だ。昼行燈のような菅直人は前原・仙谷一派にとって、手頃な神輿だったに相違ない。その菅が、前原グループに支援を求め、6月の代表選で代表に選出され、参議院選を戦った。勿論、「民意}の結果は惨憺たるものであったが、誰ひとり責任を取ることなく、全員がその地位にとどまった。
このような状況下に、前原国交相による、尖閣沖における領域侵犯中国漁船の拿捕、船長の逮捕勾留と云う事態が発生した。またいつもの癖が出た前原は、海保を煽り、拿捕逮捕を命令、法に基づき粛々と処理すると明言した。前原は明確に「おれが逮捕決めた」と発言しているし、証拠のビデオでも「中国漁船が体当たりしたのは歴然」と言い放った。
「朝日新聞」は28日付紙面で「前原氏『おれが逮捕決めた』」と報道している。「中国漁船の船長は逮捕すべきだ」と「7日の事件発生後、当時国土交通相だった前原氏は鈴木泰・海上保安庁長官に電話で指示し」、「首相官邸にいた仙谷由人官房長官にも電話で『中国には毅然とした態度を貫いた方が良い』と伝えた」。
その後も居直り説教強盗の如く「逮捕を決めたのはおれだ。この対応は間違っていなかった」と「周囲に自信をのぞかせ」ている。しかし、28日の外務大臣会見では「ビデオを見る限りにおいては、悪質な事例、事案であるとの意見を海上保安庁には申したまで」と発言を覆し出した。
この男前原は驚くなかれ、国交相から外務相に格上げ横滑りしたのである。外務大臣就任後も、船長逮捕の外交的軋轢を無視、対中国政策に何らの配慮もなく、国連総会での演説やクリントン長官との会談の為に、米国が心地よくなる研究にいそしんでいた。
国連では「生物多様性の保全」をテーマ初演説、生態系保全等に言及、辺野古の海の生態系には一言も触れなかった。(笑)主たる目的であったクリントン国務長官との会談では、クリントンが言ってもいない「尖閣列島は日米同盟の対象」と言われたと大喜び。米報道官からは「そんなこと言っていない」と釘を刺される始末だ。
米国滞在中、中国漁船船長の逮捕が想像を絶する中国の異様な程の反発に、度肝を抜かれ、前原はダンマリ外相と化した。ひたすら「クリントン様が尖閣は日本の領土」と認めてくれた以外に発言らしい発言はしていない。常に強気に走りだすのだが、必ず頓挫させるのが、この前原と云う男だ。
おそらく米国滞在中に「俺はクリントンから言質を引きだしたのだから、中国問題は仙谷官房長官の裁量で処理願いたい」とでも言ったのだろう。致し方なく、仙谷は柳田法務大臣と共謀、検察幹部に「非常に船長逮捕では外交上憂慮する事態に至っている。何とか、検察の起訴裁量の範囲で解決出来ないものだろうか」そう云う圧力を掛けた。
検察としても、前田検事の件があるので、政府の頼みを無碍に断る状況にないことは百も承知で仙谷は前原の尻拭いに奔走した。検察が仙谷の泥をかぶり、仙谷が前原の泥を被ると云うバーター取引が成立したのだ。 今回の騒動の結末は米国や世界のマスメディアの論調のバックアップもあり、一定の中国からの譲歩も得られるだろう。
しかし、菅民主党政権は、真っ先に花火をシュプレヒコールの如く打ち上げる資質的に最も不適当な外務大臣を抱え、明日も明後日も時限爆弾の爆発と隣り合わせに政権運営をするハイリスクな運営を迫られている。 フジタの4人の社員の拘束も、菅政権では解決の糸口すら見出せないに違いない。
前原が中国に乗り込み、気勢を上げるのが筋だが、前原と云う男、米国以外は怖くて滅多に行かない。中国、ロシア、韓国にも出来たら行きたくないと駄々をこねそうな男である。昨日、細野豪志前幹事長代理が中国を急遽訪問、「菅総理の密使」と云う報道をするメディアもあるようだが、菅の文書を携えて中国要人に会う事の意味合いは極めて薄い。
隷米の菅内閣の親書を受け取ること自体意味をなさない。目のまで破り捨てられるのではなかろうか?(笑)菅は細野の密使行動に否定的だったが、旨く行けば「それなりの手は打っていた」等と、虎の威を借るキツネに変身するのだろう。(笑)
多分、見るに見兼ねた小沢一郎の親書が温首相か胡主席に届けられるものと思われる。ところがである、これ程の傍若無人で能ナシな市場原理主義、隷米主義者が菅の次の内閣総理大臣NO候補だろうと、日本のメディアの論調は徹底している。理由は「首相をコロコロ変えるのはいかがか?」と似ていて「米国ジャパンハンドラーズが推挙するから・クリントンに好かれている」と云う、まったくもって受身で笑止千万なの理由に過ぎない。
大食いした後の排便後に、尻も拭かずにパンツを穿き、手も洗わずに口拭い、食い物を口にするような男が総理になるなど、言語道断だ。国民が疫病に罹り、国家が死滅する。現菅内閣以上に異常な政権が出現するだろう。(笑)
民主党の、否日本の政治家であることすら忌避する。彼、前原誠司は何処か人間として欠陥を有す売国奴だ!与野党の別なく、前原を糾弾し、政治の世界から追放すべきだ。それを守る政治家は短絡的だが、全員売国奴だ。 先ずは野党・自民、公明、みんなの予算委員会における奮闘に期待する。問責、不信任、どちらでも構わんから、一発かましてみたら面白かろうに。しかし、自民も公明も総選挙は未だ望んでいない空気が流れているのが気がかりだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK96掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。