http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/405.html
Tweet |
大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)のデータ改ざん容疑事件で、同部主任検事・前田恒彦容疑者(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=が最高検の調べに対し、「事件の見立てに合うように、意図的に改ざんしたことを、部長、副部長に直接報告した」と認める供述を始めたことが分かった。最高検は、今年1〜2月に当時の特捜部長と副部長が、故意の改ざんを知りながら上層部に報告しなかったことを裏付ける供述とみて、犯人隠避容疑にあたるか慎重に検討している。
前田検事は逮捕された当初は「誤ってデータを書き換えた」と証拠隠滅の逮捕容疑を否認していたが、その後に「故意に改ざんした」と認める供述をしていた。
前田検事が、「故意の改ざん」を報告したとされる相手は、郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件の捜査を指揮した大坪弘道・同部前部長と、佐賀元明・同部前副部長。2人はこれまでの最高検の聴取に対し「前田検事から『誤って書き換えたかも知れない』と聞き、それを信じた。故意の改ざんとは思わなかった」と説明している。
前田検事が改ざんした疑いがあるのは、厚生労働省元係長の上村(かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅で昨年5月に押収されたFD。昨年7月に最終更新日時を「04年6月1日未明」から「04年6月8日」に書き換えたとされる。
特捜部は捜査の過程で、厚労省元局長の村木厚子氏(54)=無罪確定=から上村被告に証明書発行の指示があったのは「04年6月上旬」とみていた。
今年1月末に村木氏の公判で、FDの最終更新日時が問題になった。前田検事の供述によると、まず電話で佐賀前副部長に、その後に大坪前部長にも直接、「事件の見立てに合わせるために、意図的に改ざんした」と説明したという。
大坪前部長と佐賀前副部長らは翌2月初めに、大阪地検トップの小林敬検事正と当時の玉井英章・次席検事にも報告したが、最高検の聴取に大坪前部長らは「上には『前田検事がデータを書き換えた可能性があるが問題ない』と報告した」と説明。一方、小林検事正と玉井前次席は「データを書き換えたという報告は受けていない」と食い違う説明をしている。
http://www.asahi.com/national/update/0929/TKY201009290237.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK96掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。