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飛んで火に入る夏の虫とは・・・君のことだ前原君。最初だけ威勢が良いのがあなたの際立った特徴。ニセメール事件の時も国会で激しく追及したが、最後は小泉某に足元を掬われ民主党は解党的打撃を受けた。国土交通相になった時も派手に八ッ場ダムの中止決定を出したが、住民の猛烈な反対に遭い沈黙。普天間問題では、極秘に名護市議会選挙で稲嶺市長の対立勢力に勝たせようと画策したが、逆効果で稲嶺市長派が圧勝。(笑)
今回は、外相就任で前原色を出そうと、領海に進入した中国漁船を公務執行妨害で逮捕し、マスコミがここぞと「逮捕は当然」と書きまくったまでは良かったが、菅政権の政治力を怜悧に見極めている中国側は冷静沈着に報復策を打ち出す。最後は、フジタ社員4名が「助けて」の声を最後に拘束されたあたりで、なぜか那覇地検が勾留中の中国船船長を処分保留で釈放すると云う結末に。
この問題の核心は、【政府が外交上の見通しを誤った】ことにある。毅然とした対応を中国側に見せることで、前原外交、ひいては菅政権の政治力を見せる目論見が、中国側の冷静沈着な外交力の前に完敗したと云うのが現実的認識だ。今、国内では誰に聞いても『尖閣を中国に取られそうになっている』と口々に云う。
中国側にとって今回の事件は飛んで火に入る夏の虫との認識だ。彼らはきちんと菅政権の政治力を瀬踏みした上でガツーンとやっているから、彼らが引く事はない。ウソだと思うなら、更に強硬に出てみればいいだろう。彼らは冷静に『強硬には強硬に』と合わせてくるはず。しかもこの構図では、以前、日本の常任理事国入りで米国が最後に中立になったことを忘れてはならない。
日本は、最後の最後で頼りにしていた米国の中立で、取り下げを余儀なくされたのである。国際政治の厳しい現実を垣間見た瞬間だった。だが、今般またしても、菅政権で前原君が突撃したが、一撃をくらって、なんと国内法で外交案件を処理するアホな事態と相成った。
しかし、日米安全保障条約には『日本国の施政の下にある領域』と明記されており、本来であれば、漁船を追い払うか、あるいは、身柄拘束後すみやかに国外退去処分であれば相当であったが、那覇地検で勾留継続決定後に意味不明の処分保留のままの釈放をしてしまった。
通常『施政の下にある領域』とは、『公法が及ぶ範囲』と解されるところ、外交的要求に応じ犯人を釈放すると、その地が『国際的係争地』にされてしまう。なぜなら中国側の外交要求は『即時釈放』であり、そこで我が国の公法下にある那覇地検が『釈放』をしてしまうと、国際的には要求に応じたことになり、そこが『国際的係争地』に格下げされてしまうのである。
すなわち【2010年9月25日は、尖閣が『国際的係争地』となった屈辱の日】なのである。一方、拘束され勾留されているフジタ社員4名は、中国の国内法に基づき処されると云う。これでは、外交にならないではないか。ツイッターでも常々平和をつぶやく人たちが、混乱してゴマカシに躍起だ。
だが日本は、小泉某が米国にすがりついてでも得ようとした常任理事国入りのはしごを外された時、国民に自立と共生の意識が芽生えたはずだった。しかし菅政権は、歴史を更に10年ほど後退させてしまったどころか、その10年間に中国側は軍事力も強化していたから、見事に尖閣を『国際的係争地』とすることに成功させてしまったのである。
だから日本の巷間取材をすると国民の多くが『尖閣を中国に取られそうになっている』と認識しているのだ。(こういう時には、なぜかマスコミは世論調査をしない。ネットではガタ落ち。)勿論、中国側は戦勝記念日並みの国威発揚でネットは毎日沸騰している。皆さん、アホが政治をすると遂には主権まで失うことが理解されただろう。
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