http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/353.html
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菅直人首領と仙谷長官は10月4、5日のアジア欧州会議(ASEM)に出席する温家宝首相と菅直人首相の会談を実現させたかったが、前原外務は一蹴し、真逆の行動に出た。
【日中首脳会談「予定ない」=尖閣、各国に立場説明へ−菅首相(時事)】http://www.jiji.com/jc/c?g=pol
前原外相の味方引き込み工作に同調する可能性があるのはベトナムとフィリピンだけだろう。ロシアと中国は先の戦争の歴史を改竄する勢力(日本右翼政治家のこと)と戦うと表明し、ロシア大統領は中国からの帰国途中に国後島に立ち寄るとしている。
ロシア大統領の言った「戦争の歴史を改竄する勢力との戦い」とは「尖閣で前原が実行したこと」と同じ行為を、今後も国後で続けるという宣言である。国後と択捉の返還の可能性は完全に消えた。
【前原外相、中国行動を世界に説明 衝突ビデオ公表も(共同)】
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092801000685.html
前原外相は菅直人首相と仙谷官房長官の意見を無視して暴走し始めた。これを危惧した北沢防衛相が、尖閣問題の対処を外務省主導でなく、仙谷官房長官主導で進めるべきだと表明した。
【北沢防衛相「官房長官のもとに協議の場を」尖閣問題(朝日)】
http://www.asahi.com/politics/update/0928/TKY201009280155.html
菅直人首相、仙谷官房長官、北沢防衛相は、逮捕せず国外退去にして、「領土問題の棚上げ」という「日中国交回復の大前提」を破りたくなかった。しかし、原子炉外交という中国包囲網形成に失敗した前原外相と岡田全外相は、尖閣・釣魚島嶼を、意図的に国際紛争にしてしまった。
クリントン、前原、岡田は東南アジア市場で中国と経済覇権争いをしている。日米側はフィリピン、ベトナム、豪、NZである。対する中国側はロシア、台湾、中台東南アジア自由貿易圏加入6国(インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、カンボジア)。中国側に傾斜は韓国、インド、EU諸国。
韓国はジレンマに陥った。中国に傾斜していたが、天安艦問題で日米側に引き戻されている隙に、中国と東南アジア6カ国の自由貿易圏が5月に調印され、7月には台湾も中国と調印した。韓国の東南アジア向け輸出は大きいが、韓国の加入が遅れると台湾に奪われる。日米が穴埋めしてくれるはずもない。
今、ロシア大統領が1000名の財界人を伴って訪中している。両国首脳は先の大戦の歴史を改ざんする国(日本右翼政治家)と共同して戦うことでも同意した。中台東南アジア6カ国自由貿易圏にロシアも韓国も加入するだろう。日本、フィリピン、ベトナムが米国側に“取り残される”。
前原氏を閣外に去らせないと、日本は一層貧困化します。日米による中国包囲網は崩壊しました。今後、日米は「貧者の同盟」となり、昔の栄光に縋るしかなくなると思います。小沢氏の提唱する、小国主義的でアジアと分業で共存する共同体への参加努力を、前原氏は打ち壊すことしかしないからです。
前原氏は『物騒な貧乏神』です。(おわり)
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