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いや〜〜、ほんとにひどい「仙石内閣」です。なさけないです・・・。
年末もしくは来年3月までの我慢のしどころなのでしょうか・・・? それとも2年後の民主党代表選まで・・・? それとも藤原氏の仰るここで一発、起死回生の「勝負」でしょうか!?
2010/09/25(Sat)
今回のことは内閣総辞職レベルの問題である
今回の尖閣列島の件は世界の、なかんずくアジアの国々に対し、日本という国家の威信の失墜をもたらしたことは否めない。
領土問題という国家の最重要問題において、国内法を放棄してまで他国の言いなりになったという事実は、アジアの国々の日本観を一変させて余りある出来事である。
台湾、韓国、インドネシア、フィリピン、タイ、ヴェトナム、その他もろもろのアジアの国家は近年、強大な軍事国家として急激に軍備拡大を図りつつある中国に対し、脅威を感じている。
おそらくアジアの国々は今回の日本と中国の領土を巡る衝突の成り行きを自らのことに照らし合わせながら息を殺して注視していたに違いない。
そんな中、かつては大東亜共栄圏を構築し、その後経済大国としてアジアの盟主の地位を確立した日本国家が、領土問題という重大事項に対し、国是を捨ててまで中国にひれ伏した事実はアジアの盟主としての地位を自ら放棄するとともに、あわせて日本国民の顔に泥を塗る行為でもある。
加えて今回の件はアジアの国々との間の政治経済関係においても日本は軽んじられる可能性を秘めており、私には今回のことが日本という国家の世界におけるさらなる衰退の端緒になるような気がしてならない。
官邸が尻尾を巻いて(かりに沖縄地検の方策を容認したとしても、政府が尻尾を巻いた事実には変わりはない)国内法を放棄してまで中国の言いなりになった今回の事案は日本の戦後史に大きな汚点をもたらしたと言える。
そのように国家としての地位を失墜させたという観点からも、今回のことは内閣総辞職レベルの失態だと考える。
さらに、国内法を適用せずに、侵犯容疑者の中国船長を帰還させれば、ことは解決すると読んだとすれば、これもまた大変甘い。
●
一匹の犬の前で一匹の犬が腹を見せて寝転がった。
降参のジェスチャーである。
普通仲間同士の動物の場合、この降参のジェスチャーで攻撃は解除されるわけだ。
だが異なる動物同士の一方が腹を見せて地面に寝転がった場合、一方の動物は弱みを見せた動物にさらに嵩にかかって襲ってくるというのが野生の論理である。世界はその野生の論理の上に成り立っているということを忘れてはならない。
腹を見せた日本に対し、謝罪と損害賠償要求という更なる牙を剥いた中国。それはある意味で特別なことではなく、それが剥きだしの世界というものである。
島国ぬるま湯の人間皆仲間という甘い感覚では世界政治はやって行けないことを今回のことは如実に物語ったということだ。
識者や政治家のコメントを拾うと今回の尖閣列島の事案をそこまで重大で切実なものと考えていないようい思え、これもまたぬるま湯状態。
本当は自民党が内閣不信任案を提出しても決しておかしくはないくらいの重大事案である。
ちょっと横紙破りな考え方だが、解決の方法がひとつある。
自民党の内閣不信任案に小沢派が乗る。
不信任案が成立してのち、ふたたび民主党党首選挙をやる。
大失態の菅から離れた中間派の議員が小沢派に寝返る。
小沢が勝つ。
小沢が総理大臣になった段階で、中国は自動的に鉾を収める。
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