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2010年09月28日
27日のNHKニュース・ウォッチ9の大越キャスターは、中国は東シナ海の尖閣列島への領海侵犯行為で日本の領土を脅かそうと云う事態になっているが、実は中国と云う国は、南シナ海においても、南沙諸島を巡って、周辺各国と領有権を巡って、激しく揉めている国なんですよ、みなさん。中国はベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイの各国とも、領有権をめぐり対立関係にあります。(つまり、領有権に執着的国家なのです)
そんなニアンスの解説をした上で、沖縄が日本に返還される時に、アメリカ様が「尖閣列島は日本のものじゃ!」と認めてくれているのです、良いですか、あの全て正しい米国が、尖閣は日本のものと言ってくれているのです。
まぁ、上記のような趣旨のニュース構成でお馬鹿な日本国民にプロパガンダ放送をしていた。それとも知らず、横で一緒にテレビを観ていたオッサン、「だよな、中国ってのは、何処とでも喧嘩するんだよ。ほら、あちこちで言いたい放題、やりたい放題じゃねえか、ねぇそう思うでしょう?」
…オイオイ、俺に聞くんじゃね〜…叫ぼうと思ったが、グッと言葉を飲みこんで蕎麦屋を出た。(笑) 車のエンジンを掛けながら、「しかし、あの大越の解説なら、中国が横暴な国で、あちこちで支配権を拡大しようとする国なのだ。やっぱり、日本の判断は正しいのだな、菅総理が間違ったわけじゃない」と適当に理解する人が多いのも頷ける。何といっても、天下のNHK、嘘を報道する筈がない。
その内、報道ステーションがどのように伝えるかと思ったら、NHKと解説の方向性が同じ、再びビックリである。いやはや、テレビと云うもの、劣化してもなお、劣化の一途をたどっている。もう、ニュース番組は要らないのではないだろうか。仮に、必要だとしても、解説はやめた方が身のためだ。なまじ解説があるから、方向性を出さざるを得なくなり、将来的には放送局の立ち位置の問題として、議論の俎上に乗せられることになるだろう。
しかし、前原外務相がクリントン国務長官に「尖閣列島は日米安保の対象」と言って貰えた、と鬼の首でも取ったように報道されているが、このクリントン発言の真偽もあやふやなものだ。米国報道官の口からは一言もないし、クリントンのインタビュー発言でもない。単なる前原の口から出た「伝聞」である。
つまりは永田メールのようなもの、と云う事だと思う。尖閣問題が火を吹いている最中、米国の国務長官が「尖閣列島は日米安保の対象」、と不用意発言をすること自体、不自然である。米国、中国など主要国の要人は言葉に慎重であり、菅政権の閣僚のような軽薄なお喋りは、まず居ない。多分、前原の幻聴か嘘だろう。
しかし、日本のマスメディアはクリントン国務長官が「尖閣列島は日米安保の対象」、と発言してくれたと大喜び。真偽も確かめずに、国民に言い触らしているのである。一種の「ほら吹き」だね、これは。
ところで、貧弱妖怪・仙谷由人の検察庁への責任の押しつけ発言が嘘であることは明白だが、中国政府はしたたかだ。この仙谷の発言をきっかけに、異なる外交姿勢を打ち出した。
つまり、法治国家の中枢に位置する日本の検察は、中国漁船船長を我が領有権のある尖閣列島において、無謀にも強権発動で拿捕・逮捕と云う暴挙に出たが、起訴裁量権を持つ日本の検察は「到底起訴などは出来ない、と粛々と国内法に則り」船長を解放した。
今回の措置は法治国家の法的裁量の範囲で行われたものであり、何ら政治的配慮で行われたものではない、との論理を展開し始めた。
当然、フジタ社員の中国内での勾留は「中国の国内法で粛々」と処理されて行くことになる。今さら、菅政権が中国に「政治的配慮」を要求しにくい状況を仙谷は自ら選択してしまった。
政治的配慮を避け、政権に傷をつけないつもりで、「知らぬ存ぜぬ」を貫き、白を切る仙谷の発言が「やぶ蛇」になりつつあると云う事だ。ざまぁみろ、オマエは更迭だよ!仙谷・前原・岡田の更迭以外、菅の生き残る道は閉ざされた。菅が残っても困るけどね。(笑)
仮に、このまま突っ走ると、間違いなく倒閣のうねりが日本の政局を覆うだろう。
今回の件は、菅政権倒閣運動に「大義」を与えてしまった。到底、菅・仙谷の能力では、この難局は切り抜けられない。ASEAN欧州会議に出席しても温首相と会える可能性すら危うい。「ジ・エンド」なのだろう、ご愁傷様!
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