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れんだいこのカンテラ時評812 れんだいこ 2010/09/27 17:47
【領土問題解決の名案方策考】
現在、日本政界は尖閣諸島問題で揺れている。菅政権の能力が試されているが、それより何より前原の行くところ何故に事がこじれ一事万事がやり捨てになるのだろう。れんだいこの眼には、尖閣諸島問題での中国船船長逮捕は偶然か故意かまでは分からないが日中間を離間させようとする前原外交の今後の号砲に見える。国際金融資本に対するゴ―サインではなかろうか。
日本が抱える大きな領土問題を見るに、ロシアとの北方領土、韓国との竹島、中国との尖閣諸島を廻って紛争が生じている。領土問題は日本特有の問題ではなく、国境を接するところ世界中でそれなりの問題を抱えているものと思われる。それぞれに微妙な問題があり、一括して論じるのは無謀かもしれないが、れんだいこには「或る案」がある。この案によりなぜ解決しようとしないのか訝っている。そこで、尖閣諸島問題で揺れる最中に一石を投じてみることにする。諸賢の賛辞なり批判を待ちたい。
れんだいこの「或る案」とは、領土問題紛争地域につき「百年凍結」の為の「領土問題紛争地域に於ける当事者国政府百年期限並立案」を云う。これは、北方領土問題の時に発想したのだが、向こう百年間を日本とロシアが共同統治し、百年後に改めて協議するなり住民投票で帰属を決めるなり更なる継続を決めるなりしたらどうなのだろう。こうすることで、両国家の友好親善の喉仏(のどぼとけ)のイガを抜き、経済協力なり文化交流なりの栓を抜いたらどうなのだろうと思っている。この案は、韓国との竹島、中国との尖閣諸島問題にもそのまま適用できる。本来なら、これは名案であり、この案に添って外交的折衝に向かうべきである。これで不審はない筈である。
問題は、何故にこの案に向かわないのかにある。恐らく偶然ではなく、意図的故意に領土問題解決に向かわせない勢力が居るのではなかろうか。直ぐに考えられるのは、軍需商人である。その意向を強く受ける国家である。彼らは、日本で云えば極東アジアの、世界で云えばそれぞれの地域ゾーンで、紛争がなくなることを一番恐れている。これを逆に云えば、領土問題で当事国がいがみ合うように仕掛け、その為の日頃のプロパガンダ、時に事件を仕掛けたりしている。
これを思えば、目下の尖閣諸島問題で息巻いている日本の政治家、評論家、中国の政治家、評論家の果たしている役割が透けて見えてくる。彼らは、紛争当事国が領土問題を解決すること自体を好まず、無責任にも紛争拡大を煽るのを商売として如何にも正義であるかのように気ままにおしゃべりしている。迂回献金が届いていると見るべきだろう。この手あいが平素「政治とカネ問題」で正義振り、揃いも揃って小沢批判に口を尖らしているのはお笑いである。
そういう訳で、この勢力の動き、論をどう掣肘するのかが問われている。では、従来これをどう解決したのか。これを見るに「棚上げ」して来たようである。当たらず障らずで紛争は紛争として残しておき将来に任せ、経済的文化的交流を優先させた。この外交芸は、日韓国交回復交渉、日中国交回復交渉でみられた。前者は佐藤政権と朴正煕政権、後者は田中角栄政権と周恩来政権の時に実現した。双方が経済的交易の拡大を優先させた政治的外交の産物であった。今日的に見て、主権国同士が直接外交により纏め挙げている点で称賛に値しよう。今日の北朝鮮との国交交渉において六カ国協議に下駄を預け少しも前進しないのがお笑いとなる。
もう一つの案が「れんだいこ案」である。「れんだいこ案」が実現した例はあるのだろうか。近い例としては香港の返還が考えられる。「返還期限までイギリスと中国の二国政府」が存在した。目下は、この二方法しか考えられない。無理矢理に案出すると、戦争で解決する方法もある。しかし、これは戦後日本の採る方法ではない。してみれば、今後光って来るのは「領土問題紛争地域に於ける当事者国政府百年期限並立案」であろう。至極真っ当と思えるこの方法がなぜ実現しないのか、これを訊ねる方が真相が見えて来よう。
米国と云う名の国際金融資本におんぶにだっこの外交ではどうにもならない。それを逆向きに饒舌するどいつもこいつもの正義ヅラ紳士を撃て。逆に国家間の平和と協調を求めて名案を考案せよ。これに汗を流せ。こう確認すべきではなかろうか。簡単ながら以上スケッチコメントしておく。
2010.9.27日 れんだいこ拝
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