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(回答先: 尖閣沖衝突、誤算の17日間 前原・岡田氏が強硬論 (このあと教えてください) 投稿者 black9 日時 2010 年 9 月 26 日 09:02:20)
尖閣沖衝突、誤算の17日間 前原・岡田氏が強硬論 - 犬猫との生活 - Yahoo!ブログ
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尖閣沖衝突、誤算の17日間 前原・岡田氏が強硬論
菅内閣、見切り発車 展望無き外交に
日経新聞 2010/9/26 6:00
沖縄県の尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船と衝突した事件を巡る政府の対応は、菅内閣の外交の稚拙さを露呈した。政府は民主党代表選のさなかという政治空白を突かれ、落としどころの展望や中国政府中枢との対話のルートを持たぬまま船長を逮捕。この見切り発車が多くの誤算を招いた。船長逮捕から釈放決定までの17日間を検証する。
首相は中国の反発を見誤った(24日、ニューヨークでの記者会見)=AP
事件当日の7日午後10時半。海上保安庁が那覇地裁に中国人船長の逮捕状を請求した。漁船と海保の巡視船の衝突事故からはすでに約12時間が経過。事件の発生から令状請求までの「空白」が逮捕をめぐる菅政権内の揺れを象徴した。
海保を所管する前原誠司国土交通相(当時)は事件発生直後から強硬路線を主張した。前原氏は代表選直後の16日、日帰りの強行日程で石垣島を訪問。石垣海上保安部の職員を激励するとともに、中国漁船と衝突した巡視船も視察した。中国を刺激するとの声にも「領土問題はないから毅然(きぜん)とやる」と逮捕の正当性を主張した。
岡田克也外相(当時)も周辺に「わが国の領海内における公務執行妨害なので、法執行しないわけにはいかない」と主戦論を唱えた。「仙谷由人官房長官は最初は逮捕しなくてもいいんじゃないか、と言っていた」(政府筋)が、岡田、前原両氏の意向も踏まえ、8日の逮捕後に略式起訴の決着を探った。
「わが国の法律に基づいて厳正に対応していく」。菅直人首相は8日夜、官邸で記者団に「中国に強い態度で臨むのか」と問われ「法律に基づく対応」と2度繰り返した。仙谷長官も「厳正に対処していく」「ガス田にも影響せず」と強硬姿勢を繰り返した。
誤算は程なく生じる。送検された船長は否認を続けた。容疑者が否認する場合、通常、逮捕後の拘置は避けられない。事件は長期化した。
19日。那覇地検が拘置期限の延長を請求し、那覇地裁も認めた。拘置延長で、起訴は確実との見方が広がった。これを受け、中国政府が日中間の閣僚級以上の交流停止などの対抗措置を発表。王光亜外務次官は「船長を無条件に即時釈放しなければ、強烈な対抗措置を取る」と警告した。
このころ、在日中国大使館から仲介者を通じて、官邸側に「日本にも色々と事情があると思う。だが、我々も複雑な事情を抱えている」とのメッセージが伝わる。胡錦濤国家主席が日本に融和的な対応を取れば保守派の台頭を招き、より穏健な習近平氏への権力継承が円滑に進まないとの中国の国内事情を示唆したと官邸は受け止めた。
「さらなる行動を取る」。訪米中の温家宝首相が21日、船長の即時無条件の釈放を公然と求め始めると、同日からレアアース(希土類)の対日輸出が止まった。河北省でフジタの日本人社員4人が拘束されたと官邸に伝わると強硬論はとどめを刺された。「拘束したのは公安当局ではなく軍との情報がある。邦人の安全が心配だ」。日中友好議員連盟の一人は仙谷長官に電話で忠告した。
22日。仙谷長官の言葉が変わった。「戦略的互恵関係をいかに中身を豊かにしていくかが一番重要だ」。そして事態が動いたのは23日のニューヨークでの日米首脳会談の直後。船長の釈放に向けた動きが一気に表面化する。首相は渡米する直前、「何とかしろ」と仙谷長官に伝え、国会召集前にこの問題の幕引きを図るよう指示していた。
民主党中堅は「首脳会談の席で、大統領が中国人船長の即時釈放を求めた可能性もある」と指摘する。那覇地検が中国人船長を処分保留で釈放することを決定したのは直後の24日だった。
大好調の意見
今回の中国漁船拿捕事件は完全なる外交の失敗であったが、原因は当初から先の見込みもないままに拿捕を主張した前原国交相と岡田外務大臣、そして軽くその考えに乗った仙石官房長官にあり、彼等の責任がまず問われるであろう。そのうえに、「何とかしろ」としか官房長官に指示できなかった菅総理のふがいなさにもあきれてしまう。
菅総理は国連の舞台で温家宝首相のように国際社会に日本の立場を訴えることもしないで中国の言われるままにした。それによって、わが国が間違ったことをしたような、圧力を掛けるというままになるというイメージを世界に振りまいた。その上、最後は中国の脅しに音を上げて、地検の単独決定による処分保留で保釈してしまった。
一方、以前に小泉元首相は似たような事件では起訴猶予にして、自らその理由を堂々と国内に説明した。それに比べて菅内閣の何たるふがいなさ。愚かさ、無責任さであろうか。
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