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写真 「やっぱり、毎日がけっぷち」より
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2010/9/27
蛇口がどんどんなくなってく…
かつてのサラ金最大手、武富士が会社更生法を申請。
大手のなかで唯一銀行の傘下になってなかったところだけに、当然と言えば当然か。
このニュース自体はどうでもいい。
総量規制だの過払い請求だのって話があるわけで、なるべくしてなったとしか言いようがない。
前に書こうと思って書いてなかったことだが、サラ金というのも、経済全体で見れば、重要な蛇口の役割をしていたってことについて記そうと思う。
さて、突然だけれども、改正貸金業規制法が作られた目的はなんだと思う?
この改正の最大の目玉は「借入総額を年収の3分の1までに規制する」という部分だ。
要するに借り過ぎで問題が起こるケースがあるから、いろいろ規制しなければ、というのが表向きの理念。
なにやら借金に関するモラルが大好きな連中が頑張って進めていたが、本当の目的はおそらくそこにはない。
これは、庶民にカネを流さない方策なのだ。
それがいいか悪いかという話ではなく、もともとカネがない上に借りることもできなければ、なにも経済活動ができない。
カネを使う人間をさらに減らし、マネーサプライを締めつけ、デフレを進行させるために作られた法律だとおいらは疑っている。
うがった見方をし過ぎじゃないかって?
果たしてそうかね。
みんな大きな勘違いをしているが、カネを持っている人たちはデフレを歓迎しているのだ。
デフレがヤバい、デフレを解消しなきゃと言っているが、その裏ではこのデフレがずっと続いてくれることを願っているのである。
ハッキリ言うけれども、デフレの解消なんてのは、インフレの解消とは違ってものすごく簡単だ。
市中にカネがまわるようにすればいいだけだからだ。
一番わかりやすい方法を言えば、国民ひとりあたり毎月5万でも10万でもいいからカネを配ればあっという間に解消するし、逆に可処分所得の減少につながってる税金(ていうか消費税)を減税もしくは廃止すればいいだけのことだ。
ね、だからホンネではデフレのままにしたいんだって。
そのために財政危機のプロパガンダがあるわけだからね。
ホントに日本の財政が危険で、ハイパーインフレになりそうだってんなら、30兆円以上も為替介入や米国債購入に使ったり、7200億円も途上国支援に使ったりできるわけがないじゃん(笑)。
そのへんについては「財源はあるのか?」ってマスコミは一切聞かないしな。
ところが、日本人のために景気対策で2兆円使おうってときには「財源はどうする!」って大騒ぎするのだ。
いま、円が実力以上に買われていると抜かしているヤツらもいる。
だから、いずれ円は大暴落するんだと。
もし本当にそうならば、円が実力以上に評価されているうちに、日本に足りない資源なんかにどんどん投資しておけばいいじゃないかって思わない?
この日本で多勢を占めている財政破綻論者って、言ってることとやってることが全然一致してないんだよ。
それに気づかずに連中に乗せられて言ってるヤツらもメチャクチャ多い。
だけど、冷静に考えてみりゃ答えはそこにあるじゃん。
いまのクソ内閣、マスコミ、官僚、外資…このへんの連中の考えなんてものすごく単純だ。
前にも書いたけど、日本の財政ってのは「財政健全化のための緊縮財政」なんぞではなくて「日本にしがみついてる連中にカネを流す偏向財政」であって、それをうまいことごまかして維持していきたいだけさ。
自分たちだけが儲かって、懐のあったかいヤツらだけがおいしい思いができる偏向財政&デフレを求めているだけなんだよ。
そろそろこのへんのことに気づく人が増えてきてもいいと思うんだけどね…。
さて、話を戻そう。
いわゆるサラ金だが、日本の財政問題と同じでモラルだなんだと余計なフィルターをかけて見てしまいがちだが、大局的に見れば、市中にカネを流すための蛇口のひとつとも言えるわけ。
乱暴な言い方をすれば、どんどん貸してしまったほうが、この国の問題は解決に近づくと思っているくらいだ。
貸し倒れだの自己破産だのって話があるわけだが、そもそも、貸し倒れなんてのは、会計において損金処理できるのだから、会社が黒字になるようにリスクコントロールさえしとけば、日本経済に一切の悪影響を与えることはない。
そして、その分のカネは、世の中のどこかに流れて経済活動に生かされているのだから、決して悪いことではないのだ。
物事ってのはイメージなんかで捉えちゃならない。
サラ金の良し悪しなんてことはどうでもいいことで、そういう蛇口を取り払ったなら、またべつの蛇口をつけなくてはしょうがないってこと。
いまは外国に向けてデカイ蛇口がジャバジャバとゼニを振りまいているにも関わらず、国内の蛇口だけはワイヤーで締め上げられてポツリポツリ小銭が垂れているような状態だ。
これが失われた20年というヤツの正体であって、実は「失わされていた20年」なのである。
これを理解した人なら、どいつが売国奴なのか、一発でわかるはずだ。
要するに、財政の締め上げや消費税増税、公共物の民間への投げ売り(郵政民営化など)、為替介入の促進などをさもいいことのように抜かしているヤツらってのは、バカか売国奴のどっちかであって、要するに我々の敵だってことだ。
いま、その敵が永田町やら霞が関でエラそうにふんぞり返ってる、ということなのだ。
その点、いま話題の中国のトップたち、所詮は権力闘争であり日本にとっては迷惑なことこの上ないが、あいつらのほうがはるかにマシだぞ。
あいつらは国民が自分たちに牙を剥くのが怖いから、なりふりかまわず他国の資源だろうとなんだろうと、奪い取ってでも国を豊かにしようとしている。
よく、この間の出来事について、非難すべきは中国のえげつないやり方だという話があるが、全然違う。
中国だろうがアメリカだろうがロシアだろうが、みんな自分たち(まあ、その裏にいる連中の利権やら思惑やらってもあるけどね)のために、手段を選ばず行動している。
そいつらの手下に乗っ取られたことも含めて、それに対抗できないほうが悪いのだ。
だから、いかなる問題においても、おいらはぶったたく対象は日本国内の政治家、マスコミ、官僚、および怪しい連中の手先と考えている。
話が飛びまくりだが、とにかく、いま日本を動かしている連中は、日本人を幸せにする気などかけらもなく、自分たちの利権のためだけに行動しているということだ。
だからこそ、ひとりひとりが利権屋として、そいつらの利権を奪い取りにいかなければならない。
そろそろ、目を覚まさないとまずいんじゃないの?
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