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検察は、しばらく静かにしていていただきたい。
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こらー!検察! そして 菅の売国内閣め! (西村眞悟HP)
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=552
昨日二十四日午後二時過ぎ、東京に向かう新幹線の中で、携帯電話がなった。そして、那覇地検が、尖閣領海に侵入して海上保安庁巡視船に体当たりした「中国漁船」の船長を処分保留で釈放したと知らされた。
二時間前に新幹線に乗車した新大阪駅の改札口には、カメラの砲列が陣取っていた。最高検の事情聴取に出頭する大阪地検の幹部検事を待ち構えて撮影するためである。ご承知の通り、大阪地検では、特捜部の検事が証拠隠滅を図った疑惑で最高検に逮捕されている。
この逮捕された前田某という検事は、自分の功名の為に証拠の日付を改ざんして事件をでっち上げたという。
検察が事件をでっちあげるということは、無実の者を逮捕して牢屋に入れるということであり、断じて許すことのできない「人間の屑」のする所業である。
この検事は、この度無罪となった厚生労働省の村木局長を逮捕起訴する際に、証拠を改ざんしたのだった。
さらに、まさにこの検事が、平成十九年二月に、私が無罪(大阪地方裁判所、検察は控訴断念)をいただいた事件の捜査主任であったと二十三日に報道で知った。
そして、私の身に降りかかったあの事件の大騒ぎになった成り行きを振り返り思いだすと、あの事件も国会議員の首を取るというこの主任の功名心を満足させるために強引に立件したと腑に落ちたのである。
なるほどなー、私を悪者にするためにマスコミに流されたあの偽の情報の数々は、この野郎がわざと流したのか、と得心した。
そのおかげで、新幹線車中では、わが身に襲いかかった大阪地検特捜部の卑劣さが思い出され、腹が煮えくりかえっていた。
そこに、中国漁船船長の処分保留釈放の知らせである。
周りに人がいなければ、「こらー!検察!」と大声で叫んでいただろう。
そこで、要点を基本に戻ってコメントしておきたい。
1、この船長の処分保留釈放は、刑事司法の手続きの流れを政治的判断によって捻じ曲げたものである。
誰の政治的判断か。
それは、菅内閣の、総理大臣、外務大臣そして官房長官である。
2、では、このような場合、法治国家なら如何にすべきか。
それは、まず第一に、検察は刑事司法の手続きを粛々と続けること。これが一番大切な原則である。
その上で、菅内閣が政治的判断でその流れを止めねばならないと判断したのならば、はっきりと明確に、検事総長に対して法務大臣の指揮権を発動してそれを停止すること。つまり、司法の手続きを止めるには、その政治的判断の所在を明確にしなければならない。そうでなければ、検察の恣意を許すこととなり、法治国家でなくなるからである。
3、以上の明確な手続きをしない、この度のような船長釈放は、明らかに「検察の自殺」であり検察による「法治秩序の放棄」である。内閣と検察による「法治国家の破壊」と言ってよい。
いささか感情的に言ってみたい。
検察は、日本国民に対しては、あることないことでっちあげて罪を作り、中国共産党に対しては法治国家を自ら放棄してひれ伏したのだ。何と卑屈な恥ずべき組織か。
毅然とした検察はどこに行ったのか!
そこで、次に、この度の釈放に至った「政治的判断」が適切か否かを検討する。これが適切ならば、以上の手続きの欠陥を指摘するに止める。
しかし、この政治的判断も間違っておれば、これこそ、まことの菅内閣の亡国的大失態だ。即刻総辞職ものだ。
1、そもそも尖閣に関して仕掛けられている事態の本質は何か。
それは、我が国の領土と地下資源を奪うためのテロである。
2、では、このようなテロに対処する原則は何か。
それは、粛々として対抗措置を実施することである。
この度のことで言えば、逮捕、拘留、起訴、裁判そして刑の執行である。
しかし、菅内閣は、検察をして船長を釈放せしめ、この対抗措置を放棄したのである。
3、テロに対する対抗措置を放棄すれば何が起こるか。
それは、世界のテロを見れば明らかである。
つまり、テロを起こす側は、以後、何のリスク・危険を覚悟することなく、散歩でもするように気軽に、テロを継続し拡大することができることになる。
4、よって、明日、尖閣に百隻の中国漁船が現れて領海に侵入し、さらに中国人が魚釣島に上陸して住みつこうとする事態が起こりうる。
そして、我が国はそれに対抗する手段をこの度放棄したのである!
以上の通り、中国との関係修復を逃げ口上に使って菅総理は中国共産党の圧力に屈服したが、明日にでもわかる、関係は修復しない。
以後中国共産党は、尖閣諸島に対するテロを強化しエスカレートさせ、沖縄本島まで露骨に中国の物だと言い始めるだろう。
つまり、菅内閣は、我が国を中国に売り渡す道を開いたのだ。これこそ、言葉の真の意味の売国奴内閣である。
ああ、国、まさに危うし。
誇りある日本国民、自覚されたい。
西郷南洲翁の霊を呼び、救国の心胆を練るのみ。
「正道を踏み国を以て斃るるの精神なくば、外国交際は全かるべからず。彼の強大に畏縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に従順するときは、軽侮を招き、好親却って破れ、終に彼の制を受けるに至らん」(西郷南洲遺訓より)
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