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2010/9/26
「日中間の外交に係る船長の釈放をなぜ那覇地検の次席検事が発表するのか:ムネオ日記」 憲法・軍備・安全保障
ムネオ日記より。
2010年9月25日(土) 鈴 木 宗 男
大阪地検特捜部の前田恒彦前主任検事が村木事件で物証を改ざんし、逮捕された事件に関し、検察庁が前田前主任検事と大阪地検特捜部だけの責任にすべく、情報操作、世論誘導をしていると受け止められる報道ばかりである。
「朝日新聞にリークしたのも検察だ」といった話が伝わってくるし、「鈴木さん、どうしてあんなに早く逮捕できるんですか。検察で身柄を取って、余計な話を外に向かってさせない様にする為ではないですか」、「前田さんの人権、人格を否定する検察のやり方ではないですか」といった話も伝わってくる。
なるほどと思いながら、今回の件は一大阪地検特捜部だけの話ではなく、検察、特に特捜部の体質から出てきているものだと考える。
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捏造(ねつぞう)、改ざん、強圧的な誘導によって調書が作られている。
その間違った、でたらめな調書によって、判決が下されるのだ。
私のやまりん事件、島田事件でも、関係者は皆「検事に言わされました」、「調書は前もって作られていました」と証言している。
検察庁はこの点、しっかりと、国民にはっきりとわかりやすく説明すべきである。
前田前主任検事だけに責任をなすりつけようとする検察庁の姿勢は、フェアーではない。
私の質問主意書で「リークはあるか」と聞いた時、「ない」と答えた法務省、検察だったが、リークがあることが今回明らかになった。
読者の皆さん、独(ひと)り善(よ)がりの正義感で暴走する一部青年将校化した特捜検察を、国民の手によって真に公平、公正な組織にしなくてはならない。
そのためにも、取り調べの可視化が必要である。
冤罪をなくすためにも。
読者の皆さんのご協力を是非ともお願いしたい。
尖閣諸島付近で公務執行妨害の容疑で逮捕された中国漁船の船長を、那覇地検は24日、処分保留とし、釈放した。
9月8日、船長を逮捕した時、当時の岡田克也外務大臣は14日の記者会見で、
「これは現時点では公開できませんが、私もビデオを見ましたが、ビデオによっても明らかでありますし、ビデオを見るまでもなく、海保の巡視船に付いた傷を見れば、1つは船尾近くに、もう一つは横っ腹にその傷があるわけで、追突するというのは先頭から追突する以外に考えられないと思いますが、もし海保が追突したということであれば、巡視船の船首に傷があるはずであります。横にあったり、後ろにあったりするのは、海保の巡視船が中国漁船に追突したという議論が全く事実に基づいていないということを示すものだと、これはだれが見てもそうだと思いますが、そういうふうに考えております。」
と、衝突時のビデオ映像があると言っている。
また当時の前原誠司国土交通大臣は、9月16日、現地まで行って「よなくに」、「みずき」に乗船し、損傷部分を確認し、「日本の国内法に基づき粛々と対応する」と言って、海上保安庁の正当性を語っている。
仙谷官房長官も同様の発言をしている。
あの時の内閣も菅内閣であり、今も菅内閣である。
同じ内閣で、なぜ180度違った判断になったのか。
言葉の遊びではなく、はっきりと国民に説明すべきである。
そもそもこれは、日中間の外交に係る大きな案件になった。
それなのになぜ、船長の釈放を那覇地検の次席検事が発表するのか。
これこそまさに政治主導で判断すべき案件であり、柳田法務大臣は指揮権を発動すべきでなかったのか。
一官僚が、船長の釈放という国益に関わる話を発表すべき問題ではない。
中国は温家宝首相まで出てきて、日本を批判している。
それなのになぜ日本は、たかだか次席検事の判断で済ませてしまうのか。
また、今回こんな形で釈放するなら、そもそもなぜ逮捕したのかが問われる。
逮捕する前に船長を拘束し、船をもっとじっくり調べても良かったのではないか。
今回船長が釈放されたことにより、当時の岡田外相、前原国交相の責任はないのか。
また検察も、こんな時こそなぜ得意の脅かし、すかし、誘導で、強圧的にやる「割り屋」の大阪地検の前田前主任検事や、東京地検特捜部の手法を活かさなかったのか。
善良な日本国民に対しては強圧的に自白させ、中国船長に対しては弱気で、あっさりと相手国の要求に屈してしまうようでは、日本の国益は守れない。
中国側が強硬な態度で来たら、へなへなと「はい、ご無理ごもっとも」では、国家の体をなしていない。
仙谷官房長官の記者会見を聞いて、国民は理解しただろうか。
今、日本外交は袋小路に陥っている。
中国然り、ロシア然り、拉致問題然りである。
「政治がない」と心配しているのは、一人私だけではないだろう。
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