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写真 「長妻昭前厚労相」暗黒夜考より
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2010年09月26日
(転載開始)
◆細川厚労相、「長妻路線」じわり修正
読売新聞 9月22日(水)21時16分配信
細川厚生労働相が、官僚との対決姿勢を売り物にした長妻昭前厚労相の路線を軌道修正し、協調姿勢を取り始めている。
「職員の皆さんにも協力を頂かないと進まない」
細川氏は22日、初の政務三役会議で官僚との融和の必要性を強調した。
長妻氏の下で厚労副大臣を務めた細川氏は「長妻路線継承」を掲げるが、副大臣の時も官僚と敵対することはほとんどなかった。政務三役会議では省幹部と意見交換する「省議」の復活を決めるなど、「長妻氏と違って話ができる」(幹部)と省内は歓迎ムードに包まれている。
一方、長妻氏は22日、省内での退任記者会見で、「悔いはない」とサバサバとした表情を見せたが、細川氏に対し、「1年間、一緒にやってきた。役所文化を変える歩みを進めてほしい」とクギを刺すことも忘れなかった。
(転載終了)
菅改造内閣発足に伴い退任した長妻昭前厚労相がこれまで切り開いてきた「腐った官僚統治からの脱却路線」も、細川厚労相の就任により”台無し”になりそうである。
長妻前厚労相は、在任時、「子供手当の支給」や「年金問題」等にて、事あるごとに厚生労働省内で官僚らの猛反発・嫌がらせを受けてきた。
同官僚らが、長妻前厚労相の意見・方針にことごとく反対・反発し、旧態依然とした姿勢を一向に改めないため、長妻前厚労相は今年7月、一部の局長級の官僚に対して左遷人事を敢行した。
その後、省内にて、更に強い”逆風”が吹き荒れたであろう中で、体を張って「孤独な闘い」を続けてきた長妻氏は立派な政治家であると言っていいであろう。
(ちなみに、局長職を解かれ、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」に出向となったのは、伊枝典子雇用均等・児童家庭局長(53)で、東大法学部を卒業後に旧労働省に入省した、省内の女性キャリアの出世頭であった。)
この人事に対しては、色々な意見があるようであるが、「使えない部下は異動させるのは民間企業でもごく当り前」であり、個人的には必要な措置であったと考えている。
これをやらずに、官僚と”仲良しごっこ”に興じる大臣ばかりという現状を考えると、長妻氏は”大功労者”の一人であったかと思う。
実際、第一次菅内閣の面々の中で、こんなに真面目・真摯に国政をおこなった大臣が他にいたであろうか?
一連の検察の暴挙的捜査にも何ら対処せず傍観し続けた千葉”お飾り”法相、八ツ場ダム問題やJAL問題で何のイニシアチブも発揮できなかった前原”売国奴”国交相など、”真の国益”を考えれば、首を切るべき大臣は他にたくさんいるはずである。
(特に前原外相については「アメリカの国益」が全てであり、別次元のところで”問題外”である)
兎にも角にも、細川厚労相が長妻氏が折角敷いた”脱官僚支配”の路線を軌道修正し、官僚との協調姿勢を取り始めているということは残念であり、”真の国益”に反するものとなるであろう。
即ち、また”仲良しごっこ”に興じ、官僚の言いなりになることを宣言したも同然である。
そのことは、長妻氏が退任記者会見で、細川氏に対し「1年間、一緒にやってきた。役所文化を変える歩みを進めてほしい」とクギを刺した一言が全てを物語っているといっていいであろう。
長妻氏のような”国士”には、いずれまた大臣として、その手腕を存分に発揮してもらいたいものである。
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