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http://escala.jp/news/news_category_list.php?record_id=61890&category_id=1よりコピー: *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<182>>
尖閣諸島、中国漁船船長逮捕劇の主導者は誰か?
9月7日、尖閣諸島沖で中国漁船の船長の逮捕は、この記事の終わりに引用した報道などによると海上保安庁の上層部だけではなく、外務省、法務省の幹部も協議に加わり、仙谷官房長官も了承したうえでのものだったようだ。
9月14日、代表選後の外務省記者会見で当時の岡田克也外相は海保が撮影したビデオがあり、漁船が意図的に巡視船にぶつかってきたのは明らかだとと述べている。しかし、その時、同時に、漁船のぶつかった傷が巡視船の船腹や船尾側についていること自体が中国漁船のほうからぶつかってきたことの証しであり、ビデオを見るまでもないとも述べている。
9月19日に勾留延期がされている。そして、この日以来、中国側の強硬姿勢が際立ってきた。勾留延期は船長が容疑を認めていないと言う証しであり、そのことを中国側は改めて確認したからこそ、強硬姿勢を取り出したのだろう。
本来、ビデオが十分に中国漁船側の故意の衝突を証明できるものなら、当然、海保側でそれを材料に船長の取り調べに当たるだろうから、船長が容疑をすぐに認めていたのではと思える。
そもそも、9月8日、衝突があった時、漁船側の故意が明白なら海保の現場の判断だけで逮捕がされていたはずだ。それがされず、外務省や法務省、海保の幹部など関係者が協議しなければならなかったのは、逮捕できるだけの根拠に乏しかったからではないのだろうか?
現実に海保の巡視船には傷がついている。しかも二隻だ。だから、現実には海保の巡視船が中国漁船を取り囲み進路をふさぐ形で停船させようとして、中国漁船がそこへぶつかったのではないだろうか?実際、中国漁船の左前方にあった巡視船に左舷をぶつける形で衝突しているとのことで、右側に逃げる漁船を巡視船が追いかけて並走しているときにぶつかってしまったと言うことだろう。海保側が漁船の進路をふさぐように動いたことが伺える。
海保の監督官庁は国土交通相であり逮捕時の大臣は前原誠司だ。そして、彼はその後外相に就任している。前原の外相就任を望んだのは岡田克也だと言う。
つまり、巡視船に中国側との接触をさせたのは前原誠司で、逮捕に踏み切らせたのは岡田克也ではないだろうか?党員・サポーター票での優位がほぼ確実になった9月8日、人事面での切り札にするつもりでこの事件を起こしたのだ。
中国漁船の船長を一人残し、最終的には容疑を認めさせ裁判を開かずに罰金刑で終わりにさせるつもりだったのだろう。ただ、代表選が終わり人事がある程度固まるまで引き延ばす必要があった。そのため、取り調べを多分かなり間延びしたものにしたのではないだろうか?余裕のある取り調べを受け、中国漁船の船長は実際に何が起こったかを自分自身でよく確認でき、却って罰金刑に服したらいけないと言う判断をさせることになってしまったのではないか?漁船員を全員帰国させ、漁船も返したのは、事実を確認できるものを消し去り、船長一人を孤立させ、マインドコントロールで罰金刑を受けさせるためであったはずだ。
ところが、船長のマインドコントロールがあまり聞かず、略式起訴の罰金刑では済ますことが出来なくなった。普通の裁判になれば証拠も開示する必要があり、ビデオも公開することになる。しかし、そこに映っている映像は海保側が意図的に漁船を取り囲んでいる映像であり、海保側が意図的に事件を起こしたことがあらわになってしまう。
そこで、元々逮捕には消極的だった仙谷官房長官が動いて釈放を非公式に検察側に求めたのではないだろうか?
以上述べたが、これはあくまで推測だ。ただ、現状で明らかになっていることを矛盾なく説明することはできているはずだ。
[2010年9月8日0時44分]
中国漁船の船長逮捕へ=停船せず、公務執行妨害容疑―尖閣沖衝突事件・海保
尖閣諸島の久場島沖の日本領海で7日、中国のトロール漁船「※(※=門がまえに虫)晋漁5179」(166トン、全長約33メートル)が第11管区海上保安本部の巡視船2隻に衝突した事件で、海上保安庁は同日夜、公務執行妨害容疑で漁船の中国人船長(41)の逮捕状を請求した。
関係者によると、船長は7日午前10時55分ごろ、海上保安庁法に基づく立ち入り検査をしようとした同本部の巡視船「みずき」(197トン、46メートル)の停船命令に従わず、漁船を衝突させ、海上保安官の公務を妨害した疑いがあるという。
漁船には、いずれも中国籍の計15人が乗っていたが、船長以外の立件は見送る見通し。船長については逮捕状が発布された後、洋上で執行し、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)に同行するとみられる。
事件をめぐっては、同庁次長や外務省、法務省など関係省庁の局長級が対応を協議。同日午後9時ごろからは仙谷由人官房長官らも加わり、船長を逮捕する方針を確認した。
パトロール中の巡視船「よなくに」(1349トン、約89メートル)が同日午前9時すぎ、久場島付近で漁船を発見。違法操業の疑いがあり、領海外に退去するよう警告したところ、漁船は同10時15分ごろ、よなくにに接触して逃走を開始した。
約40分後、漁船を追跡していたみずきの右舷側に左舷側を衝突。みずきは左側に押され、船体が横約3メートル、高さ約1メートルへこんだ。漁船は逃走を続けたが、午後0時55分ごろ、排他的経済水域(EEZ)内で停止。同本部の海上保安官が乗り込み、立ち入り検査した。けが人はなかった。海上保安庁によると、日本の領海やEEZ内での外国漁船の摘発は、2005〜09年の5年間で26隻。船籍別では韓国が最も多く14隻、台湾が6隻、中国が3隻で続いている。(了)※晋漁(ミンシンリョウ)
[時事通信社]
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