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http://www.news.janjan.jp/column/0809/0809260168/1.php
李登輝元総統が宜野湾市で講演「台湾と沖縄は相互援助が可能」と強調
比嘉康文2008/09/27
沖縄を訪問中の台湾の李登輝元総統は、宜野湾市の沖縄コンベンション劇場で23日、講演を行った。福沢諭吉や松尾芭蕉など、日本文化について多くの言及をしながら語る話しぶりからは、政治的な発言を極力避けながらも、比喩的に現状批判をしているようにも取れた。
講演する台湾の李登輝元総統 沖縄を訪問中の台湾の李登輝元総統は、23日午後3時から宜野湾市の沖縄コンベンション劇場で「学問のすゝめと日本文化の特徴」(主催・同実行委員会)と題した講演を行った。この講演の最後で李氏は「台湾と琉球・沖縄はとても近いので、お互いに協力・援助ができる。沖縄は日本文化の伝統や精神を失わずに維持し、社会を発展させてほしい」と語り、両地域の交流が発展することに期待を寄せた。ヤジや混乱などはなかった。
講演冒頭、李登輝氏は福沢諭吉の『学問のすゝめ』について触れ「福沢先生は旺盛な批判精神を持っている方である」と繰り返し語った。そして「福沢先生は国の独立を守ることを考えた」「批判や疑いを持つことは大事である」と強調。また「台湾は五里霧中の状態で、人民はどこに道があるかが分からない状態にある。強い太陽に照らされて霧がなくなったとき、国や人民は自らの行く道がはっきりする」と述べた。
さらに日本文化としての武士道精神や松尾芭蕉の『奥の細道』のワビやサビについても言及し「高い精神性や自然との調和が生活に織り込まれている日本文化は特殊だと自覚しなければならない」と語った。その話しぶりは、政治的な発言を極力避けながらも、比喩的に現状批判をしているようにも取れるものだった。次いで「今の台湾や、今の日本にも指導者はない状態だ」と双方を痛烈に批判した。
入場者は会場入り口で金属探知機で厳重にチェックされた 講演の始まる2時間ほど前から雨が降りだしたが、会場には次々と人々が訪れ、行列ができるありさま。沖縄在住の台湾出身者、日本本土から駆けつけた団体、沖縄各地から集まった人々など、聴衆は約1500人。会場の入り口では金属探知機がセットされ、空港の手荷物検査さながらの方法で入場者をチェックしていたほか、警察官やSP、私服刑事らが各所に配置され、目を光らせていたようであった。国内外からは多くのマスコミが取材に訪れていた。
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