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「ひどいな。検察は何でもやるんだな」
「小沢氏の事件の捜査でも大なり小なり、何かあったと思われる・・・」
小沢氏の資金管理団体の政治資金規正法違反事件では、今回逮捕された前田主任検事が小沢氏の元秘書の捜査を担当した訳で、これまでの検察の汚いやり口を見ていれば、小沢氏の感想は誰もが抱くに違いない。
「「作ってでも言ってもらう」「もう図は完成していて、変えられない」。福島県知事汚職で特捜検事に呼びつけられた人たちは検事にこう告げられ、あらかじめ用意された筋書き通りのストーリーに仕立て上げることに協力させられた。ストーリーに合わないものは隠蔽され、排除される。結果的に真相をゆがめてしまう・・・
・・・ライブドア事件と福島県知事汚職事件を指揮した特捜部長は大鶴基成氏である。福島知事汚職で応援に駆り出されたのが、今回逮捕された前田検事だった。前田氏一人ではなく特捜検察全体に共通する深刻な病である・・・」
前田恒彦だけが例外ではない。特捜検察のDNAには、出世欲に取り憑かれ、人間の道を踏み外す、汚いエリートたちの心の闇が埋め込まれているのではなかろうか?
▼検審判断に影響の見方=証拠改ざん、小沢氏「ひどいな」−民主
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092200592
郵便料金不正事件で大阪地検特捜部の主任検事が証拠隠滅容疑で逮捕されたことを受け、民主党内で22日、今回の不祥事が、小沢一郎元幹事長の起訴の有無が懸かる検察審査会の議決に影響する可能性もあるとの見方が浮上した。検察への信頼を揺るがす事態に発展したことから、取り調べの可視化実現を求める動きも再燃している。
小沢氏の資金管理団体の政治資金規正法違反事件では、今回逮捕された主任検事が小沢氏の元秘書の捜査を担当した。小沢氏を起訴すべきかどうかを審査している検察審査会は10月中にも2度目の議決を行うが、民主党内には「(検事の逮捕が議決に)影響するだろう」との観測が出ている。
小沢氏本人は22日、都内の個人事務所を訪れた同党議員に、今回の事件について「ひどいな。検察は何でもやるんだな」と語ったという。同氏周辺は「小沢氏の事件の捜査でも大なり小なり、何かあったと思われる」と指摘。また、仙谷由人官房長官は記者会見で、今後行われる小沢氏の元秘書の公判に関し「(主任検事がかかわった捜査が)一つの論点、争点になる可能性はあると、一般論として言える」と言及した。
▼前田恒彦だけが例外ではない 特捜検察のDNA(上)(NetIBNEWS)
http://www.data-max.co.jp/2010/09/post_11874.html
はっきり言って、大阪地検特捜部の前田恒彦検事一人の問題ではない。特捜検察の手法が行き着くところまで行き、ついに断罪されることになったのだ。大阪地検特捜部だけの特殊ケースではあり得ない。同じDNAは東京地検特捜部にも流れている。
あらかじめ決められたストーリーに沿った証拠だけを集める。検察の協力者を仕立てあげ、その人物の供述をもとに「上位」の人間を陥れる。郵便割引制度を悪用した偽造証明書発行事件で、大阪地検特捜部はこんな手法をとった。
上村勉係長を誘導して作成した供述調書をもとに、厚生労働省のキャリア官僚である村木厚子課長(後に局長)を狙い撃ちしたのは、そんな定石のやり口である。霞が関の現職局長をあげれば、大阪地検特捜部としてはまずまずの戦果だっただろう。
ところが、もともとでっち上げだから、細部をつめればつめるほど、齟齬をきたしてしまう。前田恒彦検事が押収品のフロッピーディスクのデータを改竄する誘惑にかられるわけである。
東京地検特捜部はこれと同じ手法を4年前の2006年に大胆に採用している。
堀江貴文氏が逮捕されたライブドアの粉飾決算事件では、同社のナンバー・ツーで最高財務責任者(CFO)として財務部門を所管していた宮内亮治氏(懲役1年2カ月の有罪判決が確定)が検察側の重要な証人だった。宮内氏らの供述をもとに作られた検察側の冒頭陳述には、「そんなに儲かっちゃうの。そりゃー凄いねえ」「またまた儲かっちゃうかもしれないね。そしたら上方修正だね」「いいんだよ。強気、強気」などという堀江氏の発言がちりばめられ、堀江氏主導の事件という構図が描かれた。実際、これらの台詞は彼がいかにも言いそうで、民放各局は当時、飛びついて面白おかしく報道している。
検察が描いた事件の構図は、堀江氏が好業績を見せかけるため、株式交換で発行した株を手持ちのファンドに託し、時期を見て株を売って、その売却代金をライブドア本体の売上高・利益に計上する、というものだった。事件のスジ自体は、おおむねその通りなのだが、検察がまったく不問に伏したことがあった。この資金環流の過程で少なくとも1億5,000万円が消え、宮内氏とライブドアファイナンス社長の中村長也氏、元ライブドア幹部でエイチ・エス証券の野口英昭氏(後に沖縄で自殺)が懐に入れたということである。このほかにも宮内、中村両氏は4,000万円を私的に流用し、各自のフェラーリ購入に充てていた。
公判では、こうした宮内氏らの横領疑惑が、堀江氏の主任弁護人の高井康行弁護士の手によって明らかにされた。宮内氏の取り調べを担当した藤野晃俊検事は捜査の過程でこうした事実を知り、宮内氏に対しても「これは横領じゃないか」とたずねている。だが、宮内氏が「これは借りた金で返すつもりでした」と釈明すると、それだけで済んだ。高井弁護士は「宮内が堀江に不利な、検察の望む供述をすれば、宮内を横領や背任で捜査・起訴の対象にしないと思わせたのではないか」と見る。横領や特別背任は証券取引法違反よりも重い罪である。
▼前田恒彦だけが例外ではない 特捜検察のDNA(下)(NetIBNEWS)
http://www.data-max.co.jp/2010/09/post_11874.html
このライブドア事件の後、福島県の佐藤栄佐久知事の贈収賄事件でも、やはり主任弁護人を務めた宗像紀夫弁護士の手によって、検察側の描いた佐藤知事が公共工事で「天の声」を発した構図とは、まったく違う真相が暴露されている。
佐藤知事の部下である坂本晃一県土木部長が自宅に2,600万円もの多額のタンス預金をしていた、というのである。坂本氏は「親の資産や香典をタンス預金していたので、それを暇を見てちょこちょこ積んだのです」と公判で述べ、2004〜05年にかけて自身名義の銀行口座にATMから入金したことを打ち明けた。母は1991年に死去していたため、10年以上も自宅に「タンス預金」し、それを2004〜05年になって、やっと1、2カ月おきに100万、 200万といった単位でATMを通じて預金したのだという。
弁護側は、東急建設副支店長が仕切り役とされた談合の謝礼金として、2004年の5、6月ごろに500万円を空調設備会社の社長に持参したことを示した上で、ほぼその同時期に坂本部長の口座にも200万円ずつ2回計400万円が入金されたことを明らかにした。坂本氏自身は、東急建設からの謝礼金ではないかとの質問を「一切関係ありません」と否定したが、果たしてどうか。特捜部は当然捜査の過程でこうした事実を把握していたが、あらかじめ描いていた知事主犯というストーリーとは異なるため、真相を知りながら特捜部が握りつぶした公算が強い。
「作ってでも言ってもらう」「もう図は完成していて、変えられない」。福島県知事汚職で特捜検事に呼びつけられた人たちは検事にこう告げられ、あらかじめ用意された筋書き通りのストーリーに仕立て上げることに協力させられた。ストーリーに合わないものは隠蔽され、排除される。結果的に真相をゆがめてしまう。
このライブドア事件と福島県知事汚職事件を指揮した特捜部長は大鶴基成氏である。福島知事汚職で応援に駆り出されたのが、今回逮捕された前田検事だった。前田氏一人ではなく特捜検察全体に共通する深刻な病である。
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