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2010年09月25日
多くのメディアの流れから行くと、今夜のコラムの見出しは「なぜ、小沢一郎はこんなに嫌われるのか?」となるのだが、筆者は小沢一郎が国民から忌避されるほど嫌われているとは思っていない。
例えば、ブログで取り上げられている政治家が何人居るか調べてみたが、小沢一郎が圧倒的 数を制している。菅直人や谷垣や渡辺をテーマとするブログに出会う事はない。僅かなアクセスで存在することはあるのだろうが、筆者の調べる限りない。
つまり、小沢一郎を圧倒的に愛し、尊敬し、支持し、その政治信念を実現することができる環境が整う事を求めている日本人は非常に多い。
先の民主党代表選では、マスメディアの露骨なネガキャンと現職政権の強みを生かした菅直人に敗れはしたものの、街頭演説やテレビ出演を通して、多くの国民に小沢一郎の人格、誠実さ、政治理念など、嫌でも多少は耳に入った国民の数は相当のものだと推測できる。
正直、「菅・仙谷政権」は選挙に勝ったにも関わらず、勝利の高揚感よりも挫折感の方が強かったのではないだろうか。筆者などは、ありとあらゆる機会に、嫌小沢の人物と出遭い、「何故だ?」と聞くと、まともに答えられる人は皆無だ。
小沢の政治思想が危険だとか、米国との距離に違和感があるとか、脱官僚政治など出来るわけがないとか、論理的に嫌いの根拠を有している人は殆ど居ない。早い話が、検察ファシズムの効果とそれに呼応する腐れマスメディアによるサブリミナル効果によって、「小沢=金=汚い政治家」と云う「洗脳」に行きつく事が多い。
小沢一郎の政治的方向性は世界の大きな潮流の中で、弄ばれない独立国を早々に作り上げ「自立と共生」と云う、国民一人ひとりが自立する厳しい要求と、個人が努力しても足りない部分をケアーする共生の縄文的心を求める考えである。
個別の政策では「政治」だが、小沢が主張しているのは、あきらかに日本に不足している「思想・哲学」に属するものだと思われる。小沢支持の人々の多くが熱狂的である事実が、それを証明しているかもしれない。社会心理学から考えると、それは宗教的であるかもしれない。
おそらく、筆者もそうなのだが、知らず知らずに小沢一郎と云う政治家がいる限り、菅直人が日本を滅茶苦茶にしても、自民党が復活しても、最後には小沢一郎が残っていると云う安心感があるかもしれない。仮に、小沢一郎が居ない場合の菅政権への評価は、きっと惨憺たるものになるのだと思う。しかし、小沢一郎が力を温存して後方に構えているから、菅・仙谷・前原・岡田は好き勝手をしていられると考える事も出来る。
つまり、母親に見守られながら、子供達は公園で元気溌剌ガキ大将的に振る舞えるのであって、親の姿が視線から消えた瞬間から、子供達は不安に慄き、母親の姿を追い求め、その時間が長いと死に物狂いで泣き叫ぶのである。そんな比喩がピッタリなのが、現民主党政権と小沢一郎の関係だと言えるだろう。
現に、その兆候は露見してきた。数えれば切りがないが、臨時国会を開いてから馬脚が現れると思いきや、再スタート1週間でボロボロになりかけている。
あの馬鹿前原は国交相として、尖閣における中国漁船の拿捕を指示し、国内法に基づき粛々と処理するとタカ派ぶりを発揮し那覇地検に引き渡した。その後、外務相に格上げされイイ気分に浸ったのは数日。今度は中国の想像以上の反撃に度肝を抜かれ、ウロチョロするばかり。
丹羽大使は針のムシロ、観光客の足はパタリと止まり、九州その他観光地は大打撃、デパートは閑古鳥、レアアースは実質的禁輸状態。
この責任はすべて前原にある。とどのつまりが、世界に笑われるような、検察の判断による船長の釈放?笑わせるな、仙谷のオッサンよ、オマエが検事総長に頼んだんだよ!
そんな事、ボク関係ないと前原は、クリントン国務長官と会談、またまた勝手に「狂牛病牛肉」の解禁に前向き姿勢を表明。クリントンが尖閣列島は日米安保の範囲と云う言葉を貰ったと主張しているが、米国報道官はそれを否定。英文に、前原の聞いた文面は見当たらない。つまり、前原は幻聴まで都合よく起こす男と云う事だ。
あぁそうそう、検察庁の問題も凄い。昨日書いたので、多くは触れないが、大林検事総長云々という法務相の発言はおかしい。前総長樋渡の責任だろう? 6月末就任の検事総長の問題と云う認識は違和感がある。そりゃそうだ、樋渡は大の小沢嫌い、大林は中立だからね。大林を消したい法務官僚は多いかもしれない。
今回の検察の大不祥事に際し、小沢一郎が総理でなかったことは、幸運と言うべきかもしれない。小沢が総理でこの問題を処理する立場になると、腐れメディアは処置がAでもBでもCでも、不公平不適切の論調を展開、小沢民主党が叩かれる材料を与える事態になったかもしれない。
円高為替介入も、一進一退。欧米の協調介入に持ち込むか、中国元と協調するかなど、小沢なら選択肢があったが、菅では単独介入しか道がなかった。総額50兆ほどの単独介入を続けるか、貯め込んだドルは結局日ごと目減りし、最終的には国民の財産を失わせることになるだろう。
まぁ、「クリーンとオープン」と云う幻影に惑わされ、菅を選んだ民主党議員、党員・サポーターが戦犯となるだろう。
郵政改革法案も頓挫等などコラムで書き切れない齟齬が発露、もう辞任したらどうなんだ、菅直人。あの国連演説は惨めだったね、空席が目立つじゃなく、誰もいなかったに等しい数だったぜ!(笑) 一般教書演説までするんだって、やめとけよ!
まぁ暫くは小沢シンパの皆さま、高みの見物と洒落れこみましょう。年末から3月にギブアップと思っていたが、なんだかギブアップ宣言 早まりそうな按配です。
ではでは、オヤスミなさい。
PS:そうそう、言い忘れていましたが、那覇地検が中国人船長の釈放に政府の圧力はなかったと言いながら、政治的判断もかんがみ、と最後に悔しさを滲ませる会見をしていた。かたや仙谷は総理代理の立場で「検察の独自の判断だ」と言い放ったが、実はこれこそが重大な発言だ。
つまり、検察が独自の判断で、政治的配慮を行い、勾留していた犯人を超法規で犯人を国外退去処分と言う形で無罪放免したことになる。これは、前田検事の改ざん並みの検察の逸脱行為だ。理屈上そうなるのだが、日本のマスメディアは追及さえしないに違いない。彼らはジャーナリストではないのだから・・・。
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