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北京発レポート!中国が漁船拿捕事件で 顔に泥を塗られたと怒り狂った本当の理由(ダイヤモンド・オンライン)
http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/858.html
投稿者 赤かぶ 日時 2010 年 9 月 25 日 05:04:10: igsppGRN/E9PQ
 

北京発レポート!中国が漁船拿捕事件で
顔に泥を塗られたと怒り狂った本当の理由

〜船長釈放後もなお不安を残す日中間意思疎通の深淵

去る9月22日は、中国では暦のうえで正月に次ぎ重要な祭日にあたる「中秋節」。その日は数日間の日照りの後に降った雨も止み、急激に冷え込んだ。最近の中日関係は北京の秋よりも速く冷え込み、「中日友好」のスローガンも空しく聞こえる。9月29日には中日国交正常化38周年を迎えるが、この間中国では記念ムードよりも、9月7日に尖閣諸島(中国名では釣魚島)沖で逮捕された漁船船長が、釈放されるかどうかの一点だけに関心が集中していた。時事通信によれば9月24日、那覇地検は船長の釈放を決定したが、はたしてこれで中日間に小春日和は訪れるのだろうか。(北京在住ジャーナリスト 陳言)

■ 船長逮捕前後の日本の動きは中国でどう理解されたか

 インターネットなどの近代的な通信システムが発達した現在、日本のニュースは中国にすぐ伝わるが、それ以上に「大使召還」(佐藤優氏)、「非常に無礼」(日本の大手新聞)などという言論人、マスコミの過激な言葉が先に飛び込んでくる。中国側からすれば、日本政府は問題の解決を日本の裁判所に任せてから後は動かず、世論は事件報道において、あまりにも冷静さを欠いているように見える。

 中国政府も、それなりの行動を取らざるをえない。北京駐在の大使に抗議してもまったく意志が伝わらないのを見て、より効果的な行動を取っていく。

 自民党政権時代では、このような現象は中・日の間にあっただろうか。外交の原理原則、透明性は重要だが、問題の解決にならなければ、それは外交と言えるだろうか。しかし、中・日は、今のところ解決の糸口をどのように探っているのか、不明のままだ。

 そもそも9月早々、菅氏・小沢氏による民主党党首の選挙に領海問題(菅氏)、尖閣列島問題(小沢氏)が、こつぜんと両候補者の口から出ること自体、中国ではたいへん不思議に思われていた。9月6日に中国で発行部数の一番多い国際タブロイド紙『環球時報』の1面トップの写真は、その前日に領海問題に触れた管・小沢両氏の選挙写真で、そこには「中国を批判して票を取ろうする日本民主党の大物政治家」というタイトルが付いていた。

 おりしも翌9月7日に尖閣列島で、中国漁船の船長が逮捕された。共同通信社の中国語サイトで第1報を載せた数分後に、『環球時報』の環球サイトに関連のニュースも掲載された。その日からほぼ本記事を作成する9月23日まで、サイトのトップは、ずっと漁船衝突、船長逮捕関連のものだった。ほかのサイトもほぼ同様の編集方針で、インターネットが普及してから、中国でこれほど長期間にわたって、同じ話題がずっとトップを独占することはなかったと思われる。

 9月9日に船長の勾留期間が延長され、9月10日に『防衛白書』の公表、さらにそのあとに西南諸島への防衛力の増強計画など、偶然とはいえ、立て続けに日本側から中国に対抗する動きが多く出た。中国ではどうしても、これは中国船船長の逮捕をダシにして、アメリカの軍事基地を確保、民主党党内選挙の目玉づくりをし、同時に中国脅威論を作り出して日本西南の軍事力を増強していこうとする、日本の「謀略」かのように映る。

 中国側は速やかに外交ルートで不快を表した。それは次官から大臣へ、さらに外交を担当する国務委員まで、時間が推移するにつれエスカレートしていく。日本政府からは何の反応もなく、マスコミは中国の抗議に反発し、とくに日本の大手新聞は国務委員の抗議に対して「非常に無礼」と報道した。

 日本のマスコミは総動員体制で中国を批判しているかのように見え、中国のインターネット上では、中国を罠に陥れ、顔に泥を塗ったと映っている。またその記事は格好の材料にもなった。日本では国内向けに書いた記事でも、取材で話した言葉は刻一刻中国でも翻訳される。しかも記事全文ではなく、もっとも過激な部分がまず翻訳されていく。その影響もあって、もう中国も本格的に行動を取らないと、訳もなく虐げられていくとも思われた。

 19日午前に前原誠司外相がNHKで、中国船船長が逮捕された事件について「今回は私は偶発的な事故だと思っている」と発言して火消しに動き出し、それは中国にもすぐ伝わったが、すでに時は遅すぎた。

■ 国内法で粛々と対応する日本 行動で対応する中国

 9月7日以降の日本の主要紙は、「当然の対応だ。政府は国内法にのっとって、厳正に刑事手続を進めればよい」(9月9日付け読売新聞社説)との論調だった。9月21日付けの日本経済新聞の社説には、「圧力を強めれば、日本政府が司法に介入し、船長を釈放すると思っているのかもしれない。共産党支配下の中国と異なり、三権分立の民主主義国家では、そのような手法は許されないことを、中国側は理解すべきだ」と書かれている。

 日本国内向けの社説なら理解されるのだろうが、このような論理展開が、はたして中国では説得力を持つだろうか。

 9月19日、2度目の勾留延長が発表された20分後に、中国はさっそく、大臣クラスは日本との交流を控える対応をした。翌20日に南京で開かれた第2回中日経営者会議に出る予定だった中国の大臣、副大臣クラスは、すべて出席を取りやめた。それ以降の政府要員が出席するような会合も、ほぼ全部停止された。そうした対応はさらに物品展、文化関連の展覧会、観光と経済、文化、市民生活にまでどんどん拡大していった。

 領海問題であるが、日本の国内法で片づけていこうとする日本と、それを譲れない中国。問題の核心は領海問題であるにもかかわらず、「船長の釈放に、中国は圧力をかけている」「中国国内の反日運動が激しくなれば、中国国内の動揺をもたらすから、中国政府はそう簡単に日本を許さないだろう」などという日本の思いが、新聞の社説から読み取れる。

 日本政府は国内法で粛々と漁船衝突事件を処理しているのに、なんで中国はだんだんと冷静さを失っていくのか、日本のマスコミは理解できない。中国政府は何度も日本に交渉したのに、日本にはまったく動きはない。中日の意思疎通が、機能不全を招いてしまった。苛立ちで双方は問題の解決になかなか動きだせなくなり、行動だけがエスカレートしていく。

■ 第二、第三の交渉ルートがなく中日関係は本当に冷却していくのか

 自民党が政権与党の時代は、自民党内の派閥ルート、さらに野党ルート、宗教ルートなど、中日間にはいろいろな交渉ルートがあり、多くの難題にも出合ったがほぼ大事には至らず、今日の関係を作り上げた。

 しかし、民主党はまだ与党になって1年あまり。鳩山内閣の時には「東アジア一体化」という新しい外交コンセプトがあり、中国は鳩山内閣には信頼を置いた。ところが菅内閣となると、もう「東アジア一体化」のコンセプトをほとんど口にしなくなり、代わりに米軍による「抑止論」が台頭している。

 透明性の高い外交、原理原則の重視などという建前によって、民主党は中国に対して公式の外交というルート以外に、別のルートを持てなかった。自民党がそんなに早く政権与党から野に下るとは十分予測していなかった中国も、民主党に対して意志を伝達するルートをあまり持っていない。

 危険水域に入った中日関係が、そう速やかに回復するとは予測できない。しこりの残ってしまった中・日に、本当の相互理解ができるまでの道のりは遠い。
http://diamond.jp/articles/-/9499  

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コメント
 
01. 2010年9月25日 05:21:22: XL4LaKPKKs
中国に大訪問団を送った小沢氏を不正選挙で破った菅政権では駄目だ。
中国の現政権は菅政権を交渉相手にする気はないのでは?

遥か太平洋の彼方から中国の目と鼻の先の日本に米軍が存在している事を中国の立場から考えてみれば対米隷属の菅政権が政権を維持している事は危険であるし、日本のとっては最悪であると考えます。


02. 2010年9月25日 05:45:18: DmCC9k6hHM
 だから民主党の代表選で菅直人を勝たせた支持者はアホばかりだと言うことになる。
しかし、このまま中国のかってな理屈を許しておくと、中国政府お墨付きの大量の工作漁船が尖閣諸島の領海に侵入してくるだろう。日本はそのすべてを拿捕できないが、日本の法律に従い取り締まるべき。
今回、海上保安庁の船が傷ついたわけだが、その賠償金も取らず釈放したと言う情けなさには呆れた。
日本にとっては最悪の管内閣である。

03. 2010年9月25日 06:13:41: 9rBpZPWBvw
代表選挙の不正が取り沙汰されている管政権を、中国は正統な国民の負託を受けた政権とはみていないだろう。これから何度も挑発してくる。政権はすぐに行き詰まる。

そうしこれを見越した上で、それまでの間に領土問題を蒸し返してクローズアップさせておけば、次期政権への持ち越し課題となって本当の話し合いのできる土壌ができると考えたか。

大国を動かせるのは不正ではなく、政治だ。


04. 2010年9月25日 06:32:58: BDDFeQHT6I
02>さん
尖閣周辺への中国漁船の侵入は中国政府のお墨付きではなく、日本政府のお墨付きで行われることになったと言うことではないですか。

そもそも事件発生の当初から国内向けに「国内法に則り粛々と」などと発言しただけで中国側への接触が行われた形跡が無いのが問題、日本の専管領域とは言え海上で外国舟を拿捕して国内だけで済むと思う感覚が理解出来ない。


05. 2010年9月25日 06:56:11: DmCC9k6hHM
04さん>
02です。ご指摘の通りです。あなたの言うことは正しい。
首相や外相をはじめ、現政権の閣僚が国際感覚を持っていないと言うことは、日本国民にとって最大の不幸です。

06. 2010年9月25日 08:34:42: FRONV22raU
世論調査 予想

中国船の船長釈放をした 管内閣を支持しますか


 支持します 68% 

 支持しない 17%

 わからない 10%

 その他   5%

     


07. 2010年9月25日 09:08:43: 4ZVHnBbFFw
赤かぶ くだらない記事を貼り付けるな ど阿呆が 阿呆 あっ倣 アッホウー

馬鹿の記事張りがいつまで続くやら 暇など阿呆が 

機密費で女、酒を喰らいすぎてアルツハイマーの赤かぶ いい加減にすっ込め! ごらーーー

だからこんな姦は首相は無理なんだ 国際的な弱みは到底首相として務まらない 万%

すねに傷がある 弱点を見抜かれている 中国でも台湾でもU-tube で放映されている

韓国にいる隠し子だ 赤坂のキーセンクラブ’新羅’のミカとの間でできたという

http://www.ilyo.co.kr/news/articleView.html?idxno=75940


08. 2010年9月25日 09:19:49: fxk8Elt7WY
9月25日 琉球新報 佐藤 優のウチナー評論<140>

 沖縄の尖閣諸島・久場島沖で、中国のトロール漁船と日本の海上保安庁巡視船が衝突した事案で、日中関係が極めて険悪になっている。尖閣諸島は日本が実効支配している。日本が実効支配している日本の領域内で、海上保安庁が日本の法律を適正に執行するのは当然のことだ。中国が「魚釣島(尖閣諸島)は中国領だ。日本政府の行為はケシカラン」と言ってきても一切耳を傾ける必要はない。
 領土問題とは、他国に不法に占拠された自国領の主権確認を求めることだ。具体的には北方領土がロシア、竹島が韓国によって不法占拠されている。日本が抱える領土問題は、この二つだけである。今回の衝突事案で、管直人総理、前原誠司外務大臣は、尖閣諸島をめぐる領土問題は存続しないので、日本の法律を適正に執行するという姿勢を示している。中国がどんなに激高しても、日本は原則的姿勢を貫くようだ。「今のところ」管政権の対応は日本の国益にも、沖縄の利益にも合致していると筆者は考える。 
 筆者が「今のところ」と留保をつけたのは、当然、理由がある。尖閣諸島は沖縄の領土だ。沖縄は「今のところ」日本に帰属している。ただし、沖縄は本気になれば、独立する能力はあるが、意思がない。沖縄が独立すれば、尖閣諸島は沖縄国の領土になるので、日本政府はこの問題の当事者でなくなる。
 東京の政治エリート(国会議員、官僚)の中に、今回の衝突事案を奇貨として、「尖閣諸島を守るためにも米海兵隊普天間飛行場の辺野古への移設を強行すべきだ」という機運が高まっている。日本全体の安全保障のために、日本の国土保全のために、沖縄への海兵隊駐留は不可避だという暴論が日に日に強まっている。こういう暴論を唱える人々は、日本の陸地面積のわずか0・6%を占めるにすぎない沖縄県に、在日米基地の74%が所在する不平等な状況を固定化するという本質において差別的発想をしていることに気づいていない。構造的差別を放置するのみならず、新基地建設で強化する」ようならば、沖縄人はなぜそのような人々と同じ国でくらしていく必要があるのだろうか? 
 喜納昌吉前参議院議員によれば、管直人氏は副総理時代に喜納氏に「沖縄は独立したらよい」と述べたそうだ。管政権が、尖閣問題を口実に辺野古移設を強行しようとしたら、管氏の沖縄独立の予言が成就することになる。外務官僚、特に外務省沖縄事務所の諸氏は事態の深刻さを正確に認識し、秘密公電(外務省が公務で用いる電報)を起案し、尖閣カードを弄ぶことの危険性を管総理に進言すべきだ。


09. 2010年9月25日 10:13:55: CRer5rROIE
>>1
ま、これが小沢が総理だったら、

自ら『人民解放軍・極東方面野戦軍司令官』と称するぐらいだから、
「尖閣諸島は、日中両国の“領土問題”ということでシバラクは棚上げにしていただけませんか?」
てなことぐらい中国に提案するだろうなw

ま、菅で良かったよ。


10. 2010年9月25日 11:12:15: cINccTMHIY
仙谷・菅・前原3バカトリオのネゴ能力は大手商社の新入社員程度。話にならんね。

11. 2010年9月25日 11:38:58: 2kygrfHAsQ
仙石君白状したほうがいいよ、中国から東京大阪に核ミサイルを打つと脅されて慌てて尻尾巻いた事を。

12. 2010年9月25日 11:42:59: ILHmzlZBgE
 沖縄の愚民どもは以前の戦争でもそうですが弾除けに使えばいいんです。
現にそうしたでしょう。な〜に何万死のうが関係ない。
それより憎い中国に対する盾として東京政府のために死ねるんですから本望でしょう。
戦争だ戦争だ
憎い中国と戦争だ。
東京には決して薬きょう一発落ちないぞ。

13. 2010年9月25日 11:46:50: ILHmzlZBgE
 11 お前馬鹿か
日本の技術をもってすれば核ミサイルなんかあっという間にできる。
心配するな。やれやれ核兵器作って戦争せい。
プルトニウムは国内に万の単位の核弾頭作れるだけある。
ロケット技術だってある。
やれ、戦争やれ、ネトウヨの維持の見せ所だぞ。
背中見せるなネトウヨ諸君。君らは日本の柱だ。

14. 2010年9月25日 12:55:30: h5itXh2yWU
中国の立場からkん会の事件をどう見えるのかとても参考になった。

調子にのって大きなことを言っていたイシワラ馬鹿知事や、
ナショナリズムを煽った読売やサンケイなどのメディアの記事はすぐ翻訳され、中国に通っていました。

2chなどの馬鹿右翼の様子も中国に伝わっていました。

それらの行為が中国をさらに強硬な態度へと向かわせていたのです。
いったいこいつらのせいでどれだけの国益を損ねたことでしょう。本当に情けなくなる。


15. 2010年9月25日 13:02:52: DmCC9k6hHM
 私はネトウヨではないが、日本は中国の核兵器に脅かされないような防衛力を持つべきだと考える。
アメリカがF-22ラプターを日本に売らないから、日本は独自の技術でマッハ8〜10の速度を出すモンスター機を創るべき。
専守防衛に徹して、中国のミサイルを殺虫剤でハエや蚊を落とすような、レーザー砲とプラズマ砲を開発して対応すること。

16. 2010年9月25日 20:00:31: INE9ubLg26

たしかに、鳩山内閣の時には「東アジア一体化」という新しい外交コンセプトがあったし、小沢さんも日中交流という姿勢が見えたが、菅内閣ではアメリカだけに顔向けている印象だ。

新聞、テレビは日本の見解を伝えるが、その情報も中国に翻訳されて誤解されているかもしれない。新聞は、国民に開かれていないように、外国に対しても誤解を与える部分があると思う。本音とたてまえの使いわけなど外国には通用しない。

この問題で、日中で見解の相違がどれほどあるのか・・・。


17. 2010年9月26日 08:42:52: vdAxYm0UPs
>12
薬莢は落ちてこない
薬莢の中身が落ちてくる
炸裂しながら

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