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中国政府と日本政府の間でこの1週間エスカレートしていた奇妙な度胸比べで、日本は屈服したとする見方が圧倒的に多い。少なくとも仮想世界で日本政府に向けられた辛酸な反応から判断する限りは。
尖閣諸島周辺で海上保安庁の巡視船と衝突した中国漁船の船長を処分保留で釈放すると日本が発表した途端、政府の決定は軟弱で、民主党は統治能力がない、との批判が噴出した。
「本当に、この国の外交政策は、無策無能だ。自らホイホイと切り札を手放すとは。かの国(中国)はやりたいように揺さぶりをかけてくる」とある人物はミニブログのツイッターに投稿した。別の人物は「中国語で『屈服』をどのように言うのか」と記した。
また、別の人物はツイッターで「民主党のおかげでこの国の民主主義と法治国家としての体裁が滅びかけている。ここまで統治能力がないなんて、前政権の自民党よりもひどい」と嘆いている。
那覇地検の当局者は24日午後に行われた会見で、今後の日中関係を考慮し、容疑者を拘束したまま捜査を継続するのは不適当と判断した、と話した。
日本政府の決定は、両国の観光やビジネスにとっては良かったのかもしれない。しかし、これが民主党と菅直人首相の人気にどのような影響を及ぼすかはまだ明らかでない。
そして現在、日本国民の関心は、許可なく軍事地域に立ち入り、施設をビデオ撮影したとして河北省石家荘で取り調べを受けている準大手ゼネコン「フジタ」の日本人社員4人に注がれている。4人が長く拘留されれば、仮想世界での不満はさらに高まるだろう。
記者: Mariko Sanchanta
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