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2010/9/24 21:40
「前田事件は特捜検察に特有の問題であることを明らかにすることが絶対に不可欠:郷原信郎氏」 その他
郷原信郎のツイートより。
> 検察の能力が落ちた原因とは 。
日本の刑事司法の性格、特捜検察の体質、歴史的背景など様々な要因がありますが、要するに、閉鎖的で独善的な組織が、複雑・多様な今の社会に対応できていないということです。
詳しくは「検察が危ない」(ベスト新書)に書いています。
> 真の犯人が 証拠捏造と反論したら 悪魔の証明が 必要になるでしょうか?
今回の問題は特捜検察に特有の問題と考えるべきだと思います。
一般の刑事事件でも同様の行為の疑いが持たれ、検察がその反証を求められたら刑事司法は崩壊します。
だからこそ、この前田検事のこれまで東京地検特捜部でやってきた仕事の中身も全面的に検証し、それが特捜検察に特有の問題であることを明らかにすることが絶対に不可欠なのです。
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> 一般の刑事事件で被告人が証拠捏造を主張したところで、裁判所が疑うことはなく、検察が反証を求められることもない。
もし、他に、例えば調書捏造のような問題があったとすれば、もはや前田という検事特有の問題とは言えないでしょう。
問題は、それが一般化されるかどうか。
立件・逮捕・起訴・公判すべてに検察が責任を持つ検察独自捜査だからこそ、今回のような行為を行う動機があるのであり、警察に第一次的責任がある一般の刑事事件においては起こり得ないと思います。
その点が理解されることが、刑事司法全体に問題が拡散しないようにするために有効だと思います 。
> 特捜検察だけを攻撃して一般検察?に対する信頼は維持したいというのはご都合主義と言わざるを得ません。
御都合主義と言われても、何とか検察全体の信頼は維持してもらいたいと思います。
検察の対応、というより政府の対応がそのために適切なものかは疑問ですが 。
> 「前田事件」に関していまこそ法務大臣は指揮権発動してオープンな議論へと繋ぎ、組織と手法の再構築と検察の信頼回復への好機とすべきだと私は考えます。この意見を郷原さんはどう思いますか ?
同感です。
でも、今の法務大臣にそれが期待できるのかどうか 。
> 「一般の刑事事件においてはおこりえない」と根拠のないフィクションを述べるのは、検察全体の信頼の維持、回復のために決して有益とは思えません 。
「前田事件のような行為」は、特捜事件特有の動機なので、一般の刑事事件では起こり得ない、と言っているだけです 。
> 「前田事件のような行為」の定義が不明です。証拠の捏造、改ざんを超える、何か特殊な行為とお考えなのですか?
「証拠の捏造、改ざん」という意味です。
検察官が、単に証拠を隠していただけではなく、「捏造、改ざん」を疑われた例というのは殆どないのではないですか
> 足利事件は検面調書という証拠の捏造、改ざん
足利事件は、捜査当時、客観的証拠として重視していたDNA鑑定が誤っていたことが判明したという冤罪事件であり、「証拠の捏造、改ざん」などの検察官による不正が問題になったのではありません。特捜検察の問題とは違います。
足利事件でも、DNA鑑定への疑問が提起されているのに、長年にわたってその問題に向き合おうとしなかったことについて、検察や裁判所の体質に根ざす問題があったことは確かです。
しかし、それは積極的に証拠や供述調書をねつ造してまで起訴や有罪に持ち込もうとする行為とは問題が異なります
検察、裁判所の一般的体質の問題と今回の前田事件のような特捜検察の特質に関わる問題とを同列に取り扱うと、結局、問題が希薄化され、全体として何も改善できないまま終わりかねません。
一般的な問題を軽視して良いとは思いませんが、今回の問題は特捜特有の問題として考えるべきだと思います
投稿者: 早雲
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