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これはあくまで余談だが、「主任検事」とは会社組織でいうと何に当たるのだろう? 検察官を束ねて前線で指揮する、となると「係長」相当か。いま43歳で大学を卒業して約20年、それで階段を一段上がった「係長」か。「有能な検事」の評判のわりにはたいしたことないような・・。まあどうでもいいのだが。
さて、公務員とは本来「懲戒免職」を食らったり「御用」になるようなヤバイ仕事からは、本能的に逃げるものだ。なぜなら定年までの雇用は保証されているのだから、なにも「危ない橋」を自ら選んで渡る必要はないのだ。いくら功名心に突き動かされたとしても「その一線」だけは容易に越えないだろう。「その一線」がよく分からない若い役人なら、あるいは超えてしまうかもしれないが。ちなみに20年選手の主任検事は、その「若い役人」だったのだろうか?
べつに前田主任検事をかばっているのではない。ただ、この「係長相当」の検事がたった一人で悪巧みを行った、ということが信じられないのだ。報道では、すべてその方向をさしている。上司には報告だけしておいた、上司は「たいしたこととは思わなかった」ので放置しておいたと。上村氏を貶めるために証拠品に手を加えるという行為は、容疑者をガンガン追及し供述を迫ることとは、次元が違うと私は思うのだが。
裁判で「その供述調書は私が言ったことと違う」と被告人が述べて、検事が「いや私にはそう聞こえた」と言い張れば平行線になり、最悪の場合「不採用」になるだけだ。しかし「証拠の改ざん」は普通誰も疑う者はいないから、申請すれば即採用だろう。被告人に不利に改ざんしてあったりしたら、それで「冤罪の一丁上がり」だ。あとは、控訴しようが上告しようが判決は動かないだろう。それをやろうとしたのだ、なにかの「動機」のために。
それだけ前田主任検事が追い詰められていたということか。しかし「ヒラに毛の生えた程度の職階」の人間よりも、もっと恐怖感を持ったのは「さらに上の人達」ではなかったのか? 直接担当をしていないと、なおのこと恐怖感は増すものだ。そこで誰かが「悪魔のささやき」を主任検事の耳にささやいた、としたら。
「爆弾を仕込んだ」と同僚に言ったそうだが、本当に主任検事が独断で爆弾を仕込んだのなら、同僚にも上司にも話などするまい。どっちみちばれたらただでは済まない事になる。誰がやったかもすぐに判明するだろう。私なら、じっと爆発するのを待っているほうを選ぶ。他人に言われた事だから、簡単に同僚などに漏らしてしまうのだ。
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