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前田検事のFD改ざん事件の動きは、今までの検察からは考えられない動きとなっている。今までの特捜の常識からするとFDの改ざんなんて対して問題ではなく、如何にして筋書き通りに有罪にするかだけが重要だったはずである。だから改ざんの報告を受けても、特捜部長や検事正は「公判に影響しないので問題はない」で済ませたのだろう。k高検にも知らされているというが、恐らく最高検でも知っていた者はいただろうが不問にされて来たのだろう。
その常識が崩れたのが、朝日新聞で取り上げた「前田主任検事のFD改ざん」記事である。朝日で専門の業者に依頼して解析したとのことであるが、検察の『理解』なしに記事にすることは出来ないだろうから、やはり検察の方針に変更があったのだろう。“同僚検事に「FDに時限爆弾を仕掛けた」と話していたことがわかった”という記事は検察からのリーク基にしていると考えられるが、検察捜査の酷さをフレームアップするためとしか考えられない。前田検事に全責任を押し付けて逃げ切る算段だとの観測もあるが、わざわざこんなことリークする必要はなく、組織を守るためだとしても黙っていたほうがよい。大阪地検の幹部からも事情聴取して記事になっている所を見ると必ずしも組織的責任を隠蔽するためだとも考え難い。
そこで考えられるのが、大林検事総長の意志で行われているのではないかとの見方である。検事総長になる前は検察の陰謀体制に加担していたように見られたが、トップになる前にまともなことを言ったらたちまち左遷されるなどされて検事総長レースから引きずり降ろされるだろうからじっと機会を窺っていたのかも知れない。スターリン批判をしたフルシチョフもスターリンの下で忠実な部下として働いていた。
大林検事総長の経歴も興味深い。彼は一等書記官として中国大使館で勤務し、伊藤律を尋問した経験もある。何も中国で洗脳されたなどと言うつもりはない。しかし、中国勤務や伊藤律尋問といった経験はその後、情勢を多面的に考える土台となったのではないか。逆に米国大使館の勤務経験なら簡単にアメリカ一辺倒に簡単に洗脳されるだろう。検察に限らず、そのような日本人は沢山いる。
大林検事総長も今までの検事総長の延長だろうと見てきたが、今回のFD改ざんへ問題への検察の動きと言い、大林自身が「小沢氏を有罪とする証拠はない」と明確に述べたり一寸今までと違うものを感じている。極め付けは、仙石官房長官らの大林検事総長への引責発言である。明らかに大林検事総長の引きずり降ろし工作である。
目先の既得権益に目が眩んでいる者は小沢氏に脅威を感じているだろうが、もう少し高い立場で日本の利益あるいは既得権益を考えるものにとっても新左翼出身の仙石氏のメンタリティーの方に大きな危険性を感じるのではないか。これから、検察と仙石の凌ぎあいが始まるのかも知れない。
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