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http://www.pjnews.net/news/490/20100923_3
亀井氏が無罪判決にほおかぶりのマスコミを批判
2010年09月24日 07:07 JST
記者たちに向かってマスコミ報道を批判する亀井代表(撮影:高橋清隆、2010年9月22日) 【PJニュース 2010年9月24日】国民新党の亀井静香代表は22日の会見で、警察・検察発表をうのみにするマスコミの報道姿勢を批判した。郵便不正事件で厚労省の村木厚子元局長に無罪判決が出たことを受けてのもの。えん罪と分かっても自らの紙面を検証しようともしない姿勢を問題にした。
亀井氏は「大阪地検のあれは考えられないこと。わたしも捜査に身を置いたことのある人間だが、チェック機能はどうなっているのか」と司法の腐敗ぶりを批判。その上で「マスコミもいかん。警察や警察が捕まえたら、それでもう相手が真犯人だという報道ばっかりしちゃうでしょ。無罪の推定という刑事訴訟法上のことをもっと深刻に考えないとおかしい」と記者に苦言を呈した。
無罪判決が出た後の対応についても触れ、「マスコミももうちょっと検証すれば、あなた方が書いた紙面を。一方的に司法が発表したことをそのままうのみにして、それに輪を掛けて『悪いやっちゃ』と報道した。デスクとあれを懲戒免職しろとまで言わんが」と続けた。
さらに「人の命を国家権力が奪うということが、現代にあっていいのか。今、新聞は報復感情みたいなことをしきりに書くが、死刑にはそういう面がある。悪いことしたやつは抹殺せよということが、あなたたちの間に無批判になっている。『90%が死刑賛成』だと。賛成してるんだから、やればいいじゃないかと死刑執行のはんこを押しちゃう。そこまで劣化している」と死刑制度の在り方にも疑問を投げ掛けた。
免田事件や島田事件など、再審によって無罪判決が出た事件は多い。足利事件は2009年5月、再鑑定により無罪が確定した。東京と埼玉で幼女4人を殺害した罪に問われた宮崎勤氏は、目撃証言が全くかみ合わないまま2008年6月に死刑が執行された。現在、動機不明のまま犯人とされた和歌山毒物カレー事件の林眞須美死刑囚など107人が収監され、執行を待つ。
亀井氏が死刑廃止を推進する議員連盟の会長まで務め死刑執行に反対するのは、警察官僚時代に誤認逮捕や誤審が疑われる事案を数多く見てきたことが背景にあると思われる。日弁連が1981年に発表した弁護士アンケートでは、有罪判決が確定したが誤審であると思われる事件は、再審無罪となった事件7に対し435に上る。【了】
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