http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/756.html
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渡辺乾介氏はいう。「仙谷は小沢が憎いだけではない。小沢がやろうとしていること、すべてを否定しようとする。まるで時計を戻しているようだ。この闘いは小沢と仙谷・霞が関連合の争いともいえる。だからこそ小沢の挑戦は歴史的意義がある」、と。
http://twitter.com/h_hirano/status/25251298491
の出展を検索していて引っかかった『「日々坦々」の資料ブログ』より
http://ameblo.jp/asuma-ken/entry-10656049062.html
《以下全文転載》
現代史はその存在と結末をどう評価 闇将軍の田中角栄は最近再評価されている
(日刊ゲンダイ2010/9/22)
この嫌われ者はついに終わったのか 小沢一郎に関して巷にあふれる2つの見方
検察審査会の結論で強制起訴となれば一巻の終わりなのか、それでも隠然たる影響力を持ち続けるのか
いやはや、恐るべき仙谷官房長官の執念だ。「これからは脱小沢じゃない。殺小沢なんだよ」とホザいているというではないか。
実際、これは大ボラとは言い切れない。暴走する黒幕、仙谷は右往左往する菅を差し置いて、小沢を徹底的に締め上げるべく動いている。最初の組閣から小沢外しでケンカを売り、代表選は権力を総動員して、小沢潰しに奔走した。代表選に勝つと、組閣人事を仕切り、鳩山グループの海江田らを一本釣り。副大臣・政務官人事では小沢側近を取り込み、小沢グループの分断、親分・小沢の孤立化を狙っている。
そうやって、秋の検察審査会の結論を待つのである。10月にも結論が出る検察審査会で「起訴相当」が出れば、小沢は強制的に起訴される。
「そうなれば、小沢憎しで凝り固まっている仙谷官房長官のこと、間違いなく小沢に離党勧告をするでしょう。党分裂を恐れる菅はしり込みするだろうが、仙谷がやらせる。幹事長の岡田も『起訴される可能性がある人が代表選に出るのか』と批判したクチ。
黒幕・仙谷、幹事長の岡田、幹事長代理の枝野の反小沢ラインで強行です。もちろん、小沢が離党すれば、証人喚問です。すでに仙谷が小沢を血祭りにすべく、自民党と話をつけているという噂もあるほどです」(政界事情通)
なにしろ、バカな菅や仙谷は小沢を叩けば叩くほど、自分たちの人気が出ると勘違いしている。それしか「売り」がないものだから、余計に小沢パージに血道を上げるのだ。それを小沢憎しの大マスコミが後押しするものだから、ますます、彼らは図に乗るのである。
こうなると、小沢もヤバイのではないか。離党が現実になったとして小沢グループで何人がついていくのか。「せいぜい20人? 小沢はオシマイ」(民主党衆院議員)の見方もある。
◇検察審議会が「起訴相当」議決をする可能性は低い
しかし、その一方で、「小沢は死なない」との見方もある。まず、検察審査会。大マスコミはこぞって、「起訴相当」を前提に議論しているが、冷静な関係者はそう見ていない。
「問題になっているのは、04、05年の収支報告書について4月に『起訴相当』を議決した第5検察審査会の2回目の議決です。1回目の議決を出した審査員は全員、入れ替わっているし、1回目の議決に立ち会った弁護士も代わった。この弁護士は小沢氏に対して感情的な議決書を作成したことで偏向的といわれたものです。検察が小沢氏を不起訴にした理由をきちんと冷静に説明すれば、審査員が『起訴相当』を議決することは考えにくい。ただし、世論調査を見ると、いまだに多くの国民が小沢氏の政治とカネについては納得していない。となると、『起訴相当』より一段軽い『不起訴不当』になるのではないでしょうか」(ジャーナリスト・須田慎一郎氏)
これが常識的な予測だろう。まして、検察は村木事件で大ミソをつけた。主任検事が逮捕され、今後、幹部の処分が下る。「冤罪の検察」がいまや、定着しつつある。国民の疑惑の目は、当然、小沢捜査にも向く。村木事件は小沢には順風になるのである。
◇こんな生気がみなぎっている小沢は見たことない
検察審査会さえクリアすれば、小沢はむっくり起き上がるはずだ。その頃は無能の菅政権がすべてに行き詰まってくる。それを横目で睨みながら、復権を狙う。そんなシナリオが見えてくる。
その証拠に、小沢は実に意気軒高だ。周囲が驚くほどである。
小沢とは20年以上の付き合いのあるジャーナリストの渡辺乾介氏は代表選の小沢を評し、「ニュー小沢を見る思いだった」と語った。これまでどちらかというと陰の支配者、フィクサー的な存在だった小沢が表に出てきて政策を語り、聴衆の心をガッチリつかんだからだ。渡辺乾介氏が言う。
「代表選後、小沢さんは電話口で、『ま、結果はこうだったけど、これからだよ』と言っていました。私は今ほど、生気、精神力が横溢している小沢氏を見たことがない」
政治ジャーナリストの野上忠興氏も同じ見立てだ。
「だって、菅首相に『静かにしていてもらいたい』と言われ、代表選に立たなければ、パージされて、政治生命は終わっていたところを勝負に出て、200 人もの国会議員票を集めたわけです。その中には原口一博、細野豪志といった次世代の担い手も入った。さらに聴衆も驚いたのが、演説の迫力です。小沢氏は勝負には負けたが何も失っていない。むしろ、得たものの方が多かったはずです」
小沢は死んでいない。だからこそ、仙谷は恐れる。シャカリキになって小沢を潰そうとするのである。
◇いつもボロクソに言われ続けた歴史
渡辺乾介氏(前出)は小沢こそが歴史に名を残す政治家だという。
「その時、その時は批判されても、何年かたてば、功績がハッキリする。それが歴史に名を残す政治家です。小沢氏の場合、いつも『ワーストの選択だ』『もう終わりだ』と言われ続けたが、何年かたつと、それが評価に変わっている。経世会を分裂させ、宮沢内閣に不信任を叩き付けたときも人間性を問われ、裏切り者と非難されたものです。羽田孜と新進党の党首選を争ったときもいろいろ言われたが、そのとき、彼が作った政権公約が小沢政治の原点となった。その中に与党と内閣の一元化、副大臣、政務官の導入などが含まれている。新進党をぶっ壊した時も『終わり』と言われたが、自由党の最初の総選挙では600万票を集めて、周囲を驚かせている。今度の代表選も『幹事長を辞めてすぐ出馬するのか』『首相を3カ月で交代させるのか』という非難囂(ごう)々(ごう)の中で戦い、手ごたえをつかんだ。小沢一郎という政治家は、総理になりたいという政治家ではないが、やらなきゃならん時にはやる政治家です。だから、代表選に出た。官僚主導打破という明治以来の改革のために必要な政治家が小沢一郎だと思います」
官僚主導の裏には大手マスコミがいる。幅を利かす検察もいる。彼の闘いは17年間にも及ぶ。
おそらく、小沢は検察審査会が「起訴相当」議決をしても、粛々と裁判を闘い、捲土重来を期すのではないか。少なくとも、選挙に強い50人の国会議員シンパがいるし、検察も含めた霞が関と闘い続け、官僚主導から国民主導を取り戻すのが小沢の悲願、ロマンだからである。
仙谷は小沢が憎いだけではない。小沢がやろうとしていること、すべてを否定しようとする。まるで時計を戻しているようだ。この闘いは小沢と仙谷・霞が関連合の争いともいえる。だからこそ、小沢の挑戦には、歴史的意義があるのである。
歴史を振り返れば、現職の時はボロクソに叩かれ、その後、評価される政治家は数多い。原敬や吉田茂、昨今は田中角栄でさえ再評価されている。
「彼は地方の交通網を整備し、経済復興にブルドーザーのような馬力を発揮し、斬新で奇抜なアイデアで日本を引っ張ったからです。しかし、角栄と小沢を同列に論じるのはおかしいと思う。小沢氏は逮捕もされていないのですからね」(野上忠興氏=前出)
世論は小沢を極悪人扱いするが、本当におかしな話だ。
いずれにせよ、遠からず、菅の無能ぶりに世論がガッカリする日が来る。それから小沢の出番になる。彼への最終的な評価はそれを見てからでよい。
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