http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/748.html
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中国情勢についての参考になると思われる記事です。
http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-entry-324.html#more
一部引用ここから-----------------------------------------
さて、この温家宝という人、実は日中関係のキーを握っている人物である。
国家主席の胡錦濤と合わせて、胡温体制などと言われているわけだが、それと日本の小鳩体制が相まって、日中関係が非常にうまくいきそうだったのはご存知のとおりだ。
そして、仙菅体制というか「選管」体制というか、マスコミやら役立たずクソ議員によって作られた現体制になり、さっそくいろんな問題が起こってきているわけだが、前の記事でも書いたように、過剰反応することこそが「連中の思惑」だと、おいらは考えている次第だ。
もちろん、こいつらは、わざとそういうことをやりかねないわけだがね。
さて、そんななか、夜中にいろいろネットを見てまわっていたら、ちょっと気になるものを見つけた。
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/2994507.html
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温家宝首相の焦りと解任
尖閣諸島問題で、温家宝首相が対日批判に登場してきていますが、記者会見の内容からしますとかなり追い込まれており、このまま事態解決ができない場合は温家宝首相が責任を取らされて失脚する事もあり得ます。
また、人民解放軍が活発に動いているとも言われており、あえて軍事衝突を引き起こす、破れかぶれの捨て身作戦をとる事も有り得、自衛隊、米軍とも警戒をしています。
経済力世界第二位、三位の国が領土問題で軍事衝突すれば、世界秩序はガタガタになります。
何故なら本当の勝者が居ないからです。
極東アジア情勢は緊迫化してきています。
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正直、ここまで至る可能性は低いとは思っている。
前にも何度も書いたことがあったが、人民解放軍とは、国軍でもなければ、いわゆる嫌中派の人が指摘しているような党の軍隊でもなくて、中国国内の7箇所に独立して存在する財閥グループのようなものだとおいらは思っている。
建前では軍が企業を所有したり商売を行うことは禁じられているが、実質的には、彼らは商売ばかりに手を出している状態だ。
軍事費の拡大という話もあるが、むしろ国の予算を使いたいというのが主目的であることが多い。
ベトナムやフィリピンでやり合っているのは事実だが、非常に申し訳ないが、それらの国と日本の重要度はまったく違う。
人民解放軍の幹部たちは、むしろ日本との商売の利権が欲しいのであって、本気で戦いを挑んでくる理由がまったく見当たらない。
仮に経済が悪化したとしても、矛先が向かう可能性が高いのは北京政府のほうだ。
それこそ、上海なぞは昔から独立を求めているのであり、独立したとなれば、北京と組むよりも日本と結びつくことを狙うだろう。
前の記事の繰り返しになるが、基本的に彼らの反日はイデオロギーでもなんでもなく、利権と権力闘争の問題なのだ。
ただし、こいつらのなかに潜んでいる工作員とアメリカおよび日本のバックにいる連中との共同作戦が始まる可能性だけは否定できない。
ジョセフ・ナイの「対日超党派報告書」にあるように、日中を戦わせることを本気で考えている連中は確かに存在するし、そのために日中のなかにそれを誘導する勢力が存在するとも言えるわけだ。
そして、ご存知のように、すでに日本ではそれをやらかしそうな連中が国のトップに就いている。
このことだけは警戒しなければならないはずだ。
となると、問題なのは中国側の権力体制だ。
ここで温家宝が出てくる。
この人は、日本にとっては非常に歓迎すべき中国のトップだ。
言っておくが、この人がいい人であると言っているのではない。
おそらく、あの地位に至るまで、ものすごい権力闘争を生き抜いてきたわけだし、人の数百人や数千人殺していてもおかしくもなんともない。
当然、彼は中国および自分の人脈のために行動しているわけであって、日本のために行動しているのではない。
単純な評価として、いまの日本にとって都合がいいというか、お互いの利害が一致しているという意味で、歓迎すべきと言っているだけだ。
そして、この人が狙われる可能性は非常に高い。
とくに上海閥の人間にとっては、温家宝ほど邪魔な人間はいないと言っても過言ではないからだ。
いま開催中の上海万博だが、これに関して、上海閥が温家宝に見事にしてやられたことがある。
上海万博のチケットが、中国国内で大量に買い占められたという話を聞いたことがあるだろうか?
実際、上海閥は、中国各地の要人を招待し、上海で大変なもてなしを行なおうと計画していたという。
もちろん、ただの接待なんぞではなく、権力闘争であって、自分たちの勢力のなかに取り込みをはかろうとしていたのは言うまでもない。
ところが、開催の直前になって、温家宝がある発言をした。
国家や地方のカネを使って上海万博に行こうなんてことはあってはならないと痛烈に批判し、要人たちの足を止めてしまったのだ。
上海万博は、なにも上海だけの問題ではなく、中国の威信をかけたものである。
しかし、これが権力闘争に利用されることを察知した温家宝は、上海万博を犠牲にしてでも、権力の保持を行うべきと行動したわけだ。
その結果、開会当初の上海万博の入場者は非常に少なく、事実上の失敗であるという声さえも聞かれるような状態だった。
そして、ときを同じくして、上海閥に対する粛清も進められた。
今年の春、海外に逃亡した中国要人に関するニュースが多かったのを覚えている人も多いだろう。
中国の権力闘争とは、ここまで過酷なものなのである。
多くの日本人は、そんな汚いことが…と思うかもしれないが、これが世界の常識というものだ。
日本だって、国民が知らないだけで、裏では相当のことが行われてきている(最近、それがネットなどで見えるようになってきた)。
これは、いいとか悪いとかで判断することではまったくない。
国家にしても、組織にしても、それを維持していくのは綺麗事じゃ済まないということだ。
しかし、これは温家宝にとっても諸刃の剣だったことは間違いない。
当然、上海閥およびそれと連動した海外勢力とて、逆襲を考えないはずがないのだ。
そして、このタイミングだ。
その温家宝が国連総会に出席する直前に、尖閣でのこの事態である。
中国国民は確かに冷静だが、上層部はいままさに戦乱状態に突入していることは間違いない。
よって、温家宝は、あのような強気の発言をせざるを得なかったということだ。
このままその話を避け続けたなら、どこで権力の座から引きずり下ろされるかわからない…これが中国の現実なのだから。
ただ、前の記事で書いたように、したたかな狙いもあることは間違いないし、そこまで焦っているとか慌てているとはおいらは思っていないけどね。
さて、仮に、温家宝が失脚したとなればどうなるか?
その流れで考えれば、上海閥の巻き返しも当然あるし、対日強硬派が台頭することは間違いないだろう。
戦争になるかどうかはともかくとして、日中自滅シナリオに突入する可能性は非常に大きい。
というわけで、好き嫌いなんかはどうでもいいことで、このシナリオに乗っからないように、冷静な対応をしなければならないということだ。
なにやら勇ましいことを言い始めているヤツらは、よほどのバカか工作員のどちらかと考えるべきである。
共通しているのは、そういう連中は閣僚だろうが議員だろうが知事だろうが、我々にとって邪魔だってことだ。
いっそ戦争をやれとか、中国をつぶせとか言っている連中もいるわけだが、そんなことになれば、被害をこうむるのは両国の庶民だ。
最初に書いたけれども、おいらは親庶民派である。
庶民が痛い思いをするようなことは断固として反対である。
よって、戦争には絶対反対だし、国家をぶち壊して遊ぶようなことだって一切許容できない。
そもそも、戦争なんてものは国家同士の争いなんぞではなく、庶民を犠牲にして、狂信者ががっぽり儲けながら、あらかじめ計画された次の秩序を作り出すものにすぎない。
つまり、ブルジョアによるプロレタリアートへの攻撃なのだ。
そんなもん、許していいわけがない。
一部引用ここまで-----------------------------------------
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