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以下の文章で「FDに時限爆弾を仕掛けた」ということの意味が了解できました。
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/
9月23日(木) 大阪地検特捜検事によるFDの書き換えは意図的になされたものだ [スキャンダル]
夏休み明けで山積している研究所の業務、刊行予定の『社会労働大事典』の編集作業、タイミング悪く送られてきた新著『18歳から考える日本の政治』の再校ゲラの点検と補充執筆、そのうえ、プロ野球セリーグの優勝をかけた阪神タイガースの6連戦などなど……。
ということで、ブログを書いている暇もありません。とはいえ、この件については黙っているわけにもいきませんので、書かせていただきます。
大阪地検特捜部の主任検事だった前田容疑者によるフロッピーデスク(FD)の書き換え疑惑です。この件をスクープした『朝日新聞』は、今日の一面で「書き換え 意図的か」と書いていますが、「意図的」に決まっているじゃありませんか。
笑ってしまいましたね。大阪地検の前田検事が逮捕されたときの最初の言い訳です。
故意ではなく、「遊んでいるうちに、書き換えてしまった」と言ったのですから……。大阪地検では、押収した証拠品で「遊ぶ」ことでも流行っていたのでしょうか。
最近では「書き換えがないか調べているうちに、間違えて自分で書き換えてしまった」と、「遊び」説を変えたようですが、このような言い訳が通用するとでも思っているのでしょうか。わざわざ、禁止されている私用のパソコンを持ち込み、書き換え専用のソフトを使い、「6月1日」という不利な日付ではなく「6月8日」という有利な日付に「間違える」なんて、誰が考えても不自然ではありませんか。
しかも、前掲の『朝日新聞』の記事には、同僚検事に「FDに時限爆弾を仕掛けた。プロパティ(最終更新日時)を変えた」と話していたこと、「6月1日」と書かれた捜査報告書が特捜部の手元を離れ」て「公判部に引き継がれたことを伝えると、驚いた声で『それは知らなかった』と語ったという」ことも報じられています。
つまり、前田容疑者は、正しい日付が記録された「捜査報告書」が公判部に渡ったことを知らず、改ざんした日付のFDを弁護人が証拠として出すことを予想していたのです。その時のために「時限爆弾」として仕込んだのが、「6月8日」という日付の書き換えだったことになります。
以上の推定からすれば、重要な証拠であるはずのFDを、なぜ公判終了以前に弁護側に返却したのかという謎も解けます。それを証拠として、弁護側に提出させるためだったのです。
つまり、前田容疑者の罪はFDを改ざんしただけではありません。それを使って被告を陥れるための決定的な武器にしようと考えていたのです。何という卑劣で狡猾な企みでしょうか。
しかも、データ書き換えの可能性があることを、事前に上層部に報告していたといいます。これは、後に問題となったとき、「それについては、もう報告してあったはずです」と言い逃れるための布石でしょう。
いや、そうとも限りません。必ずしも、前田容疑者が自分で勝手にやったことだとは言い切れないからです。
問題が報道された途端、あっという間に逮捕してしまった「上層部」の対応は、かなり意図的であった疑いがあります。その発言もまた、信用できません。
今回の事件は、「上層部」からの指示、あるいは暗示の下に実行されたのかもしれません。それを、前田容疑者の個人的で勝手な犯罪として処理しようという意図が隠されている可能性もあります。
検察庁は「特別チーム」を編成して捜査に当たっています。泥棒の仲間が泥棒を調べているようなものです。
その「特別チーム」が、証拠の隠滅や改ざんを行わないという保障がどこにあるのでしょうか。仲間の主任検事がやっていたのですから……。
そのような疑いを持たれるのは、検察庁としても不本意でしょう。後ろ指をさされたり疑惑を持たれたりしないような公明正大な「第三者機関」を設置して、「上層部」を含めた組織的関与がなかったかどうか、地検ぐるみの犯罪ではなかったのか、徹底的な捜査を行ってもらいたいものです。
それに加えて、前田容疑者個人の問題についても、徹底的に検証する必要があるでしょう。これまでに関わった事件についての再検証を、ぜひやってもらいたいと思います。
前田容疑者は自白させる「落とし」のプロで、特捜のエースだったそうです。その自白が公判でくつがえされることもしばしばありました。
今回と同じように改ざんされたり、あるいはねつ造されたりした「自白」だったからではないでしょうか。その捜査手法や証拠の作成が適正であったかどうか、小沢さんの政治資金問題での大久保元秘書に対する取り調べを含めて、もう一度、きちんと調べてもらいたいものです。
今回の事件が明らかにしたことは、検察は信用できないということです。取り調べ過程の全面的な可視化が必要だということは、検察のあり方自体によって証明されたと言うべきでしょうか。
2010-09-23 09:38 nice!(0) コメント(0) トラックバック(0)
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