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大阪地検検事証拠隠滅事件を矮小化すべきでない (植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/680.html
投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 9 月 22 日 22:31:55: qr553ZDJ.dzsc
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-cfdf.html
2010年9月22日 (水) 09:16

大阪地検検事証拠隠滅事件を矮小化すべきでない 


郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件をめぐり、押収品のフロッピーディスクのデータを改ざんしたとして、最高検察庁は21日夜、大阪地検特捜部でこの事件の主任を務めた前田恒彦検事(43)を、証拠隠滅の容疑で逮捕した。
 

 検察による犯罪がようやく司直の手に委ねられることになる。
 

 検察庁職員は、公務員の守秘義務に違反するなど、遵法意識の低下がかねてより指摘されてきたところだが、今回の逮捕は遅きに失した対応であると言える。
 

 今回の問題は氷山の一角に過ぎない。
 

 郵便割引制度の偽証明書発行事件では取り調べを受けた関係者が公判廷で、事件取り調べ段階で作成された調書記載の供述内容が事実でないことを相次いで証言したため、供述証書が証拠として採用されず、被告の無実の訴えが聞き入れられて無罪判決が示された。
 

 今回の事件では、検察当局が検察の描いたストーリーに沿った供述調書をでっち上げただけでなく、押収した証拠品にまで人為的な改ざんの手が加えられていたことが明らかにされた。
 

 しかし、検察の立証がこのように多数の関係者の証言に依らない場合、例えば警察官を証人に立てて捜査当局のストーリーに沿う証言をさせれば、その証言が補強証拠として採用されてしまう。
 

 あるいは、関係者に検察の指示通りの調書作成に応じ、公判廷でも同じ証言を貫くなら、判決で執行猶予を付けるなどの、いわゆる「司法取引」が実行されると、無実の被告人が無実の主張を貫いても、関係者証言などから有罪とされてしまう。
 

 このような形態で有罪にされた人が多数存在する。
 

 この場合の盲点は、密室の取調室にある。取調室でこうした取引が行われることによって、事件審理が根本から歪められてしまうのである。


 私が巻き込まれた冤罪事件でも、被害者が当初訴えていた犯人は右後ろに位置していた。私が右後ろに立っていたことを被害者自身が供述していたのである。
 

 ところが、そのあとで目撃者だと自称する人物が表れた。警察はこの目撃者を犯罪立証に活用しようと考えたのだと思われる。犯人の位置は被害者の真後ろに変更された。目撃者を使って犯罪を立証するストーリーが創作されたのだと考えられる。
 

 しかし、この目撃者は法廷で重大な証言ミスを犯した。この点は、再審請求の重要なポイントになるので、ここでは記述しないが、重大な矛盾がすでに明らかになっている。
 

 被害者供述が事件発生直後から可視化されていれば、どの時点で犯罪のストーリーが差し替えられたのかも明らかになる。調書の作成過程および日時の記録は決定的に重要なのである。取り調べ過程が完全録画されて、調書作成の過程、供述の変遷が事実に即して明らかになれば、多くの冤罪を発生させずに済むはずである。
 

 つまり、取り調べの可視化が実現していないことで、驚くべき犯罪ねつ造が日常茶飯事で行われていると考えられるのである。
 

 今回逮捕された前田恒彦容疑者は、こうした日常感覚で、証拠品の改ざんに手を染めたのだと思われる。
 

 今回の事件を単なる個人の事件にしてはならない。
 

 気になるのは、問題発覚から逮捕までの時間があまりにも短いことである。被疑者が各種取材でさまざまな周辺事実を話さないうちに身柄を確保し、検察内部で大掛かりな口裏合わせが行われる可能性が高い。身内の者が身柄を取って、真相が明らかにされるわけがない。組織的な関与がない方向で着地させるための「捜査」ではない「操作」が行われる可能性が高い。
 

 問題を解決する第一歩が、取り調べ過程の全面可視化である。今回のようなケースでも、身内の口裏合わせを回避するには、24時間体制での記録保管が必要なのである。民主党2009年8月マニフェストには、全面可視化が公約として明示された。
 

 ところが、2010年7月マニフェストからは全面可視化が消えた。現段階では、菅直人氏は、取り調べ全面可視化に背を向けていると見られる。
 

 警察・検察当局は当然、取り調べ全面可視化に反対している。他方、冤罪被害者を始め、冤罪の発生を防ごうとする人々は、全員、取り調べの全面可視化を求めている。検察にへつらうなら取り調べ全面可視化に進まない。冤罪の発生防止を真剣に考えるなら、全面可視化を断行するだろう。
 

 菅直人氏の矜持が問われている。


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コメント
 
01. 2010年9月22日 22:37:25: nxkHCSFHXo
このままでは、検察が全く信頼できないものになってしまう。
犯罪者が罰する側、裁く側(検察と裁判官って行き来するん
でしょ)、捜査する側になっては。

これで、治安維持できるの?


02. 2010年9月22日 22:46:37: kbjD6Oqr1Y
検察もマスコミも、信じられません。
北朝鮮や中国、ロシアと同じです。

03. 2010年9月22日 23:15:41: S28hhvQr5U
01
>これで、治安維持できるの?

それって、1925-1945年まで猛威を振るった恐るべき治安維持法を連想させる。
しかし現在の地検特捜部は、かの治安維持法を運用した戦前・戦中の特別高等警察(特高)と体質的には変わっていないようだ。


04. 2010年9月22日 23:19:14: dChYV980ro
マスゴミが、検察の部分だけを批判している
いままでしたことなかったのが
気味の悪い
誰の目を眩ます為なのか
B層?彼らは御しやすいだろう
阿修羅市民?
はっははははははは!おとといきやがれ

05. 2010年9月22日 23:20:26: FePw2djK8k
“特捜検察では筋書きの転換がなかなかできない。検察独自捜査では「強制捜査の着手」が「起訴する」という判断をかなりの部分含んでいる。身柄を拘束すれば、起訴はほとんど義務付けられていると言っても過言ではない。
捜査の初期の十分な証拠がまだ集まっていない段階で設定したストーリーで、上司、上級庁の了解を得て事件に着手していると、それとは違う方向に変更することはできるだけ避けたいという心理が働く。このようなストーリーの単純化・固定化のために、真実と異なった筋書きに固執することになる”(郷原信郎『検察が危ない』)

このような特捜検察の暴走を、チェックするのが裁判所の本来の役割であるが、現実には、特捜検察の事件に対しては裁判所によるチェック機能はほとんど働いていない。

我が国の悪性腫瘍は、想像以上に転移してしまっているようだ。


06. 2010年9月22日 23:29:22: 6TPkY3ClE6

特捜部の佐久間っておじさんは、そうかがっかり系ってネットに出てた。
その他の幹部なんかも・・統率教会のメンバーだったって・・
リチャードコシミズ氏のブログにも顔写真付きで出てた。
石井一議員って、そうかがっかりに物申した人でなかったでしたっけ??
うろ覚えですみませんが、確か、そう。
・・・ってコトは、そのふたつの集団が関与して、でっち上げたってことなのかな?
逆らう者や真面目に仕事してる幹部は、ミッションの邪魔ってことで、今回の件で
まとめて逮捕〜!!にしたかったのに、ツメが甘いのと無理があり過ぎたため、
今回のように「冤罪でっち上げ集団」が露出した次第であります。
黒幕まで、ネットで追及し続けないと!!しつこくね!!

07. 2010年9月22日 23:33:24: S28hhvQr5U
ロッキードやリクルートも含めて、過去の特捜検察の事件をすべて再検証すべし。

08. 2010年9月23日 00:16:58: jfFAZGb6iI
やっぱり急いで「可視化」しましょう。
植草氏、「再審請求」されるのですね(もう、されたのでしょうか)。
これからも応援いたします。私は氏の無罪を信じています。がんばってください。

09. 2010年9月23日 00:17:28: Sx4BKLXNCo
司法が当てにならないという事実を証明する事件だった。

今後、この事件をどのような扱いをするのか、注視しておく必要がある。


10. 2010年9月23日 01:47:26: V9YErVbXSc
日本を腐敗堕落させた元凶、マスコミ、警察、検察、裁判所。人権と法律を私利私欲の食い物にし、国の政治経済を窒息死させんとする日本沈没の元凶。

こんな安物のサル芝居で国の病巣が微塵も変わると思うほどバカではない。検察組織は何も変わりはしない。マスコミがテレビで見せているのは、注意深く寄り分けた見せてもいい部分だけ。それでこの腐敗臭、肺が腐りそうだ。西松・陸山会事件はどうなった?

何がエリートか!いつも自分のことばかり、国を中から食い荒らすこの寄生虫がどれだけ他人に社会に貢献したと言うのか。


11. Nico 2010年9月23日 03:26:26: YXSXgaBkuk2IA : 7aNeVov3ys

国民を警察・検察の暴力から守らなければならない。

警察や検察を取り締まる別の捜査機関が必要だな。



12. 2010年9月23日 04:32:20: DtdutbwPRY
前田検事による事件の見立てが間違ってて冤罪を生んだ。
しかし郵便料金割引に必要な公文書偽造は現に行われたのだから、
事件そのものが捏造された訳ではない。

前田検事による証拠改竄事件の立件と併せて
村木元局長に代る真犯人が逮捕、起訴されないと事件は落着しない筈だ。

検察は真犯人を挙げてこそ信用が回復することを理解すべきだと思うのだが・・・。
とりわけ公判で飯島元秘書による関与が明らかにされただけにその思いは強い。


13. 2010年9月23日 05:40:44: DmCC9k6hHM
 今回の事件の発端は、小泉純一郎のグループがやったことだ。下記に山崎康彦氏の情報を添付する。マッチポンプの朝日新聞は、事件の背後に蠢く小泉グループを糾弾して初めて、この事件を報道する権利が出きるのだが・・。

>>。ヨ村木厚子 厚労省元局長冤罪事件」の仕掛け人は「日本版CIA」
2010年03月01日オムニバス  山崎康彦
http://www.janjannews.jp/archives/2780836.html

 私は2月19日付のブログで「安倍晋三元首相の『日本版CIA』は今も暗躍している」という記事を書き、その中で司令塔は安倍晋三元首相と小泉純一郎元首相の秘書官だった飯島勲氏の可能性が高いと書きました。
 「どらえもん」のペンネームで政・官・財の裏情報をtwitterで精力的に発信している松田光世氏は、2月27日に「『村木厚子元局長冤罪事件』の仕掛け人はあの男で郵政利権の引き剥がしに動いたのは竹中平蔵と菅義偉だった」という衝撃的な情報を発信しています。
「あの男」とは「日本版CIA」の司令塔の一人である飯島勲氏です。

 この飯島勲氏は、現在どこかの大学で何かを教えているらしいが、学生たちは彼に対してまったく疑問を抱いていないのかな?


14. 2010年9月23日 06:31:07: nuagfaUKWQ
前田の即逮捕、単独犯で、組織防衛がきまりそうですね
いくら最高検で調べましたといったって身内だからそれ以上の結論は出ないはずです。
絵に描いたように、こんな結論が出てきそうです。
困りましたね 何とかならないものでしょうか、ここは市民感覚が必要ですね
 

15. 2010年9月23日 08:38:21: q7kNEQExEA
暴走事件がおこるんじゃないかと、怖い思いです。

青年将校とか、立ち上がるなよ!


16. 2010年9月23日 09:39:12: Zuo9mHMINl
01>>

>。ハ検察と裁判官って行き来するんでしょ)

これを判検交流と言い、裁判所と検察がなれ合い権力寄りの捜査、判決を行うための制度である。専門分野能力の相互協力や見識度の育成などと言うのはウソである。厳格な規則がない交流などというのはどの世界でも癒着と同義だ。驚くべきことに判検交流制度は法的根拠やルールなど何もないうえ、制度に関する取り交わし文書ひとつさえない。このことは今年3月の衆院法務委員会における中島政希議員の質問に対する大谷最高裁長官代理の答弁で判明した。つまり判検交流制度は、法務省(行政権)と最高裁(司法権)の間でなし崩しに作られた二権の合体であり、癒着どころか三権分立の原則を根底から揺るがす重大な憲法違反でさえある。
制度作りで立派な犯罪が行われているのだ。このように議論以前のデタラメ状態である。

ちなみに、裁判官の任用に目を向けてみると、上記の権力寄りの捜査、判決を行うためのデタラメ制度をさらに加速させるよう上手く機能していることが判る。

裁判官の採用基準は、組織に従順な若者を採用し、独立心があり社会経験豊富で意見をしっかり言える者は不採用とするというものである。ゆえに裁判所には若い裁判官が多い。給与段階は24段階もありその差は10倍にもなるので当然出世に血眼になる。その出世は、いかに多くの裁判を処理したかということと、最高裁の意向沿った判決という二つが基準になっている。なので、まともに審理もやらないいい加減な裁判や、国策事件に見られるような、支配階級と官僚の権力維持を第一に考える最高裁の意志を反映した判決ばかりなのだ。

このように制度自体から腐っているのが最高裁と検察で、制度の根幹から完全に解体せねばならない。


17. 2010年9月23日 10:00:41: V71wilybHg
今回の民主党代表選挙を注意深く見ていたつもりでえしたが、
>2010年7月マニフェストからは全面可視化が消えた。
と言う事実は、植草さんに指摘されるまで分かりませんでした。
菅内閣の国民に対する新たな裏切りですね。
検察が、身内の犯罪を捜査することに、ノーアクションであるわけが分かりました。
民主党の若い議員たちは、大いに声を上げてください。このままで一件落着にしないで下さい。

18. 2010年9月23日 12:32:34: yrW3ce4dlI
【転載開始】裁判官が、ポルノDVDを検察官にプレゼントする事が、慣例となっている日本の司法制度


「国会議員=鈴木宗男を、検察が強引に、デッチアゲ逮捕し、刑務所に収監し、ツブサナケレバ、ならない、本当の理由」、


http://alternativereport1.seesaa.net/article/163190918.html

「鈴木宗男・有罪判決を出した、最高裁判所=売国組織の真意」、参照。


http://alternativereport1.seesaa.net/article/162817951.html

 ワイセツ絵画販売目的所持。いわゆるポルノDVD、写真等を販売していた者に適用される刑法である。こうした犯罪の刑事裁判は、かなりの頻度で地方裁判所では開かれている。

 法廷では検察が、真面目な顔で「ワイセツDVDのタイトル」を大声で読み上げる。「クリームレモン」、「セーラー服と一晩中」等々、ワイセツなタイトルが、検事のキマジメな口調で絶叫され、法廷に響き渡る。傍聴席からは、失笑が起こる。

検察が、「裁判長、こんなものを売っていたのです」と言わんばかりに血相を変え、眼をムキ、大声でタイトルを読み終わると、裁判官は首を縦に振りながら、いかにも「ケシカラン」という表情をする。お粗末にも、DVDには犯人の住所と本名が発行元として印刷されている事も、しばしばある。犯人は、裁判官に質問され、住所、氏名を述べる。DVDに印刷されていた発行人の住所、氏名を検察が読み上げる。完全に一致している。 もはや、言い逃れは不可能になる。

裁判官が、被告に 、「あなたが、これを作成、販売していたのですか」 と質問する。

被告は、 「とんでもない、私ではありません」 、と否認する。

傍聴席からは、再び失笑が沸き起こる。住所、氏名が完全に一致していても、犯人は否認する。裁判では良くある風景である。

 後に、被告は有罪判決を受け、裁判は終了する。被告が高等裁判所に控訴しなければ、判決は確定し、一定期間後に証拠品のDVDは焼却処分にされる。もちろん書類に「焼却」という赤いハンコウを押すだけで、実際に焼却したかどうかは誰も確認しない。部外者による確認は不可能である。

 裁判が終了すると、法廷で、真面目な顔で、いかにも「ケシカラン」と言う顔をしていた裁判官が、そそくさと証拠品保管係の所にやって来る。

「君、さっきのDVD、12枚、よろしくね」 。

証拠保管係が、「はい、分かりました」 と元気良く返事をする。

ポルノDVDはコピーされ、地方裁判所の裁判官と、その上司の高等裁判所、最高裁判所の裁判官、そして検察の検事に「配布」される。

 法廷で、検察=検事の主張が正しいか=有罪か、被告の主張が正しいか=無罪か、を公正中立の立場で判断しなければならないのが、本来、裁判官である。しかし、実際には、検事は、裁判官達を飲み食いの宴会に「無料」で招待し、「奉仕」を行っている。

官官接待である。この接待費用として、日本全国の警察組織から「上納」されてくる、警察組織の上納金が使われる(注1)。

検事は、検察が逮捕・立件した人間=被告を全員有罪にして欲しい。自動車販売の営業マンが、1ヶ月に何台の自動車を売ったか、が営業成績になるように、検察官は何人の有罪判決を勝ち取ったかが、「営業成績になる」。

そのため、裁判官を飲み食いの宴会に「無料」で招待、接待する。裁判官に対する、「事実上の、ワイロである」。

警察の捜査の仕方に異常があっても、証拠が警察のデッチアゲであっても、どう見ても犯人が無罪であっても、裁判官は「必ず有罪判決」を出す。無罪にすれば、飲み食いの宴会に招待してくれた検事の「顔に泥を塗る」事になる。裁判官は、貴重な地方名産の地酒をわざわざ探して来てくれ、盃に酌をしてくれた検事の「恩に報いなくてはならない」。裁判官は、犯人に何の恩義も感じていないが、検事には地酒と接待の恩義がある。

借りは返さなくてはならない。

この地酒を探すのは、地方の検事、警察署長、その部下の警察官の「仕事」である。要求された「裁判官の好物」を適切に素早く調達した者が、地方から中央官庁へと素早く出世する。

 日本では、警察に逮捕された人間の99%が有罪判決を受ける。これ程、有罪率の高い国は、世界中でも日本だけである。警察・検察は、まるで神様のように絶対に過ちを犯すことが無く、完璧であるという「神話」が、この官官接待によって、デッチアゲられる。そのカラクリは、検事による、裁判官への酒池肉林の「無料提供=ワイロ」である。

正義と真実は、裁判所の門前で立ち止まる。正義と真実と公正、法の下での平等は、裁判所への入所を門番によって「拒否される」。

裁判所とは、検察官と裁判官が、「この前、いっしょに飲んだ時は、お互い楽しかった」という、「国家官僚同士の、仲良しクラブの連帯感を確認するための」社交場である。

国家官僚は、常に国民・市民の税金を「喰いモノ」にしている。国民・市民を「ツケ上がらせておけば」従順に税金を納めなくなり、国家官僚に逆らうようになる。裁判所では、「極めて理不尽な理由で、意図的に、常に、市民・国民が敗訴させられる」。国家官僚=裁判官=検察が、どれほど理不尽で、暴虐無尽な事を行い主張しようと、常に市民・国民は、それに逆らう事が許されず、黙って国家官僚に屈服する「べきである事」、誰が支配者であり、誰が税金を黙って納める「べき」納税奴隷であるかを、徹底的に国民・市民に対し、教育する場所が裁判所である。

 99%の有罪率という、異常な数字は、無実の人間の多くが「犯罪者として刑務所に送り込まれている」事実を示している。この99%の数字を支えているものが、日本全国、津々浦々で日々、行われている警察署内部での「裏金作り」であり、その裏金作りは、国民の税金を警察組織が総力を上げ「ダマシ取る、サギ行為、犯罪行為」である。


 こうした検察による宴会・接待の「返礼」は当然、裁判官も、検事に対して行う。非合法なワイセツDVDのコピーを入手し、検事にプレゼントするのが「暗黙の約束」である。官官接待の宴会の席では、裁判官と検事が酒を酌み交わしながら、ポルノDVDの話に「花が咲く」。

 そして、裁判官の「命令」通りに、ポルノDVDを「必要な数」だけコピーし、検事に郵送した証拠品保管係は出世が早い。コピーは、時間外に残業し行われるが、もちろん税金から、年間に多額の残業代がポルノDVDのコピー行為に対し、支払われている。


 なお、証拠として押収された麻薬、覚醒剤は、どこへ行っているのか?

推して知るべし、である。

*・・・逮捕され留置所で孤立無援になる「被疑者」に対し、警察、検察は巨大組織であり、税金で給与を与えられながら、24時間体制で、逮捕された人間を有罪にするための「証拠探し」を行う。時間と資金は、警察=検察には無限にある。一方、逮捕され留置所に入れられた人間には、自分が無罪である事を証明する自由も、資金も、時間も無い。留置所に入れられ、外に出る事さえ出来ない。

 この不平等な留置所のシステムが、逮捕された人間に対し圧倒的に不利に、検察に対し圧倒的に有利に働く。

 裁判で有罪判決が出ていない人間を、「牢」に拘束する事自体が、違法な犯罪行為である。この犯罪を、警察自身が公然と行っている。この留置所の存在は、世界各国から、「日本の警察の独裁体制」のシンボルとして、人権侵害として非難を浴びている。

 本来、裁判官は、こうして圧倒的に弱者である逮捕された人間の味方をし、厳密に警察の捜査、証拠を吟味するチェック役を担うのが仕事であり、民主主義を徹底化すればする程、裁判官は検察と対立関係にならなくてはならない。裁判官が検察・警察と対立する事によって、初めて警察に対し弱い立場の国民・市民の「最低限度の人権」が保たれる。

 この民主主義の原理・原則に対し、逆に、裁判官が検察と一体化、癒着する事は、ワイロの次元を超えて「民主主義と人権の死」、「法治国家の死」を意味する。その意味で既に日本は、法治国家でも民主主義国家でもない、警察独裁国家である。


19. 2010年9月23日 13:10:55: V9YErVbXSc
>>16
すばらしいコメントです!
無駄のない明快な文章、事実に基づく内容、植草氏と同系統の知性を感じさせますね。

にしても、文章にするとこれだけ明らかなデタラメ腐敗を、専門用語で埋めた無駄に難解な作文で内容を曖昧にして、新聞は半世紀以上も真実を隠蔽してきたわけです。平和憲法と同じぐらい三権分立は事実に背いた絵にかいた餅です。

警察・検察・裁判所が勝手気ままに闇権力をふるえるようすべてが初めから意図的に制度構築されている、それが真の日本の姿ですね。徐々に堕落していったのでは決してない。冷戦下のCIAによる戦後政策によって日本のテレビ新聞が完全に死んでいるからこそ、初めて実現できた姿です。官僚はこれを自分たちのカネ肩書きを作るために最大限利用したというわけ。


20. 2010年9月23日 16:37:54: NBICMeCSK2
■特捜のデータ捏造問題を検察全体に拡大するのは仙石のねらい通り!

特捜データ捏造事件は特捜に止まらず検察全体の問題になりつつあります。

そのため、小沢さんに公平な見方をしている穏健派の大林検事総長の責任問題まで拡大しようという動きがあります。

実はこれは仙石の狙い通りの動きだと思います。

●仙石はまず大林検事総長の首を刈ります。

それは『小沢抹殺』の準備です。

仙石の狙いは、穏健派の大林検事総長の首をとり、検察のイメージを一新するとかなんとか理由をつけてネオコン派検事総長にすげ替える。

そして、ネオコン指令『小沢抹殺』の悲願を果たす。

●冷静に見る必要があります。

なぜこれだけ拙速に実行されたのかも不思議です。
注意深く発言をしていこう。


21. 2010年9月23日 18:17:24: p3BVkG64XE
新たな疑惑が…
佐賀元明検事の毛髪偽装疑惑。
説明責任と可視化が求められる。

22. 2010年9月24日 06:37:08: 22sO8tn7PI
植草さんに、早く無罪の判決がおりるのを、待ち望みます

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