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今回の「郵便不正事件」のドタバタ劇は、第5検察審査会で起訴議決を出されて裁判に入った時に国民が受けるショックを和らげようという、一種の「予防線」ではないのか。裁判になれば後戻りはできないから、検察捜査の「強引さ」がボロボロ出てくるだろう。しかし検察役をやる指定弁護士はそんな事には関係ないと、涼しい顔をしているだけだ。脂汗をかくのは被告人ではなく、検察のほうかもしれない。
だから「前もって国民に慣れておいてもらおう」というわけで・・。そんな冗談も考え付くぐらいに、「郵便不正事件」は唖然とする不手際の連続だった。その一は、石井議員のアリバイ確認のずさんさ。スケジュール手帳を出して「どうぞ御覧ください」といわれたら、「ではちょっと失礼して」と自分の手帳に書き写すんじゃないか? それを「パラパラと見てすぐに返した」って、やる気があるのか?
その二は、捜査メモの全員廃棄。検察官が揃いも揃って裁判前に「一次情報」をブン投げたって、気は確かか? 役人とは、回覧し終わって真っ黒に訂正された「文書原稿」を後生大事に取っておくのと違うか? あとで問題がおきた時「これは私の考えた文面ではない」の証拠とするために。役人は自分たちがヤバくならない限り、自発的に文書を廃棄したりはしないだろう。「保存年限が過ぎた文書は焼却しますよ」と声をかけられて、シブシブ重い腰を上げるだけだと思う。
その三は、『上昇志向の強い異常者だったのか?・主任検事逮捕』の最後で述べた「アブナイ証拠物件」のおざなりな処理。新聞社ふぜいに「証拠の改ざん」を指摘されてどうする。こういう事は本来「捜査のプロ」の検察・警察がやることではなかったのか?
私は「郵便不正事件」の顛末をみて、「戦艦大和が片道の燃料を積んで出港した」ような違和感を感じる。本来検察はボロを隠すにしても、もっと緻密だったように思う。それが「不手際のオンパレード」の今回は、弁護士が優秀だったという見方もあろうが、やはり何かおかしい。「脇が甘い」を通り越している。なぜこんなドタバタ劇を見せる必要があったのか? 組織自体が赤っ恥を掻いてまで村木氏を有罪にしたい「動機」とは、なんだったのか? 東京地検特捜部は、寸前で思いとどまったというのに。
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