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2010年9月21日 (火)
国策急変
動きは早いものだ。
菅になったとたんに、中国問題である。
鳩山、小沢を抑えたとたんの出来事。
菅は日米中の出来レースだと内心では思っているのだろうが、本当は「米中の出来レース」だといずれわかるだろう。
それまでの使い捨て内閣である。
外務大臣が誰か、、、あまりにフィットしすぎ。
ここまで露骨なことをしても国民は気づかないのだとしたら、もうこれはいたしかたない。
何度も言うように日中の仲を裂こうとする勢力はよくない勢力である。
よくないとは、「日本人のため」を思っているのではないということ。
おそらく尖閣諸島問題は大きく発展し、小規模程度の軍事衝突が起きるだろう。
そのための内閣が現在用意された内閣。
とにかく煽りたてる。
アメリカの利益のためである。
中国が怒るのもなんだかわかる気さえする。
マスコミを信用しているうちはわからないと思うが。
この事件はアメリカが仕組み、菅や前原もわかっていたはずだ。
しかしアメリカと中国が裏で手を結んでいたらどうする。
向こうは戦勝国だよ。
戦勝国ルールがあり、原爆保持が許されたのは戦勝国だけ。
まだそうした特権ルールは続いているよ。
本音では中国は日本とは争いたくないと思っているはず。
しかし共産党は上海暴落におびえている。
なんとかして経済異変から国の統一を守るしかない。
危機に乗じて民衆の目をひきつけ、分裂を防ぐのは戦争が一番である。
日本はそのために、常に悪く言うことでいつでも使える火薬線として用意されていたわけだ。
しかし真の日本人も真の中国人も、ほんとうは日中の争いを望んでなどいない。
いつ火ぶたが切っておとされるかもわりと簡単。
上海とニューヨークの株がもう支えられなくなった時である。
戦火を演出して暴落を正当化し、それを日本の責任にすり替える。
まあ、そんなところだろう。
これまで戦争で儲け、支配構造を作ってきた勢力もこれまでのような力はもうなく、目先の金の問題で戦争を起こすしかない状況になっているのだと思う。
なので、大きな戦略もないし、つくれない。
ただ、目先の崩落を抑えるために戦争をねつ造している。
韓国の戦艦沈没の際はうまくいかなかったが、今回はどうやらうまくいくだろう。
そのための内閣が用意されているのだから。
小沢派や自民党に多少残っているまともな日本人が果たして、こうした国難の前にどうやって出てくるか、、、。
時代の流れは実は後者の方が有利だと私は思っている。
菅や前原が自己保身のためについた国際勢力は実は負けている方だ。
最近のやけっぱちのやり方からわかる。
彼らは一網打尽の終わり方をする可能性がある。
しかしそうした反動勢力が巻き返しに成功した際には、日本は世界の嫌われ者となる。
これは本当にそうなる。
結局、20世紀というのは、白人の時代からアジアが台頭したものの、抑えられてしまったという歴史観が正しい。
大きな流れはアジアに来ているが、その起点は日本であった。
なので、日本を叩くことがアジアの時代をあいまいなものにし、あわよくば白人の搾取がうまくいく場所に変えることが彼らにとっては大切である。
今、アジアは時代の流れの中で白人支配と戦っているわけである。
なんていうことはない、大東亜戦争の日本の言い分そのものである。
もちろん日本のやり方は間違っていたし、よくなかったが、大義は何も変わってなどいない。
だから、とにかく日本をダメにしない限り、白人支配層は安泰とは言えない。
だから日本は叩かれ、じゃまされ、さげすまされ、負け戦ばかりとなる。
しかしそれでいいのだ。
そういうものと違う勝ち方が実はある。
武器で動く時代は1999年のグランドクロスによってもう終えている。
これを使うものは三日天下で終えていく。
日本はだから戦ってはいけない。
その日本が唯一やられる方策が、日本を戦いの渦中に沈めること。
その政策担当が現内閣である。
中国を悪く言うマスコミ、そして大勢の人がそれに乗っていく。
中国がおかしなことをやっていることなど、昔から日本はわかっている。
商品のコピーにしても契約不履行にしても貪欲さにおいても。
そんなことはもうわかりきっていることであるにも関わらず、そうした面をマスコミはこれからいつになく突いて来る。
そして日本人に、本当に中国はひどい国だ、、、の印象付けを開始。
しかしそれは戦争に日本を引き込みたいという本音でのことだ。
日本は日ロ戦争において、始めて白人国家に勝った。
白人資本家の援助があったこともあるが、それだけでもない。
私はトルコに行ったことがあるが、まだ東郷ビールがある。
日本海海戦の大将の名前からとったビールがまだ売られている。
わがもの顔でトルコのボスポラス海峡を蹂躙していったロシア艦隊を、名も知らぬ日本という国が負かした驚きは大変なものだった。
白人に虐げられていた民族はみな興奮した。
黄色人種が白人に勝った、、もしかしたら私たちにもできるのでは、、、と。
それでも列強の植民地は拡大し、ついにアジアにおいて日本が植民地解放を名目に白人と対立。
そして戦争となり日本は無条件降伏するが、植民地解放の夢は正しいがゆえに実行せざるを得なかった。
日本が、世界の植民地を白人から奪還したという歴史観はその通りなのである。
どちらが強いとかどちらが正しいという話しではない。
時代の流れがこれでわかるのではないか。
白人はアジアの時代の到来を邪魔するために日中を裂くのである。
これをつなげようとする人はあらゆる手で失脚していく。
日本人はどちらをとるにせよ、こうした時代観を理解はしておく必要がある。
その上での話しあい、未来観の話しあい、がいま必要になってくる。
感情論に走る中国攻撃がこれから始まるが、それは太平洋戦争と同じ構図。
もう二度と同じやり方に日本人はだまされてはいけない。
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