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厚生労働省の村木厚子元局長に無罪判決が下された偽の証明書作成事件で、大阪地検特捜部の主任検事が、押収したフロッピーディスクのデータを書き換えていたことがわかった。
村木元局長は21日、「こんなことまで起こるのか、あり得るのかということで、非常に恐ろしいっていう気持ちがしました」と語った。
厚労省の村木元局長に無罪判決が下された偽証明書作成事件で21日、大阪地検特捜部で事件を指揮していた前田恒彦主任検事が、押収したフロッピーディスクのデータを書き換えていたことがわかった。
この問題について、柳田法相は「もしこの件が事実であるということになれば、到底許されない行為である」と述べた。
フロッピーディスクは、村木元局長の部下だった上村 勉被告(41)の自宅から押収されたもの。
上村被告は、郵便料金の割引制度の適用を認める、偽の証明書を作成したとされるが、そのデータがこのフロッピーディスクに残っていた。
その更新日時は「6月8日、21時10分56秒」。
しかし、このデータは、6月1日だったものを前田検事が「8日」に改ざんしたものだった。
上村被告の弁護人・鈴木一郎弁護士は「6月1日を6月8日に改ざん」と語った。
特捜部は、村木元局長が偽の証明書を作成するよう上村被告に指示したのは、6月上旬との見立てをしていた。
しかし、その指示を受けて証明書が作られた日時が6月1日では、検察が描く事件の構図と合わなくなってしまう。
そこで、前田検事が、捜査の見立てと合うように書き換えた可能性がある。
村木元局長は「改ざんされていて、そういったものしか見られなかったら、自分の無罪の非常に大きな足がかりになるものを得られないということになるので、本当に怖いことだなと思います」と語った。
インターネット上には、ファイルの作成日時と更新日時を変更するフリーソフトが多数存在し、前田検事もこうしたソフトを使ってデータを改ざんしたとみられているが、理由については「遊んでいるうちに書き換えてしまった」と話しているという。
前田検事について関係者は「『落としの前田』として有名だった。取り調べでは、突然激高することも多かった」と話している。
前田検事は2008年4月、東京地検特捜部から大阪地検特捜部に異動した。
これまで、守屋武昌元事務次官の汚職事件を担当したほか、大阪では小室哲哉元音楽プロデューサーによる詐欺事件でも、主任検事を担当した。
小沢元幹事長の政治資金団体をめぐる政治資金規正法違反事件では、東京地検に応援として派遣され、元秘書の取り調べを行った。
特捜部内では、検察の読み通りに容疑者から自供を引き出す、いわゆる「割り屋」として評価され、特捜部のエース的存在だった一方で、取り調べが強引との批判もあったという。
村木元局長の弁護をしていた弘中 惇一郎弁護士は「捜査自体の根幹を揺るがす大変な事件です。前代未聞ではないでしょうか」と語った。
裁判では、前田検事が改ざんしたデータについては、証拠として提出されていない。
弘中弁護士は「何で上村さんのところから、フロッピーディスクを押収したと。そのフロッピーディスクを、どうして検察が(証拠として)申請しないのか疑問には思っていました」と語った。
こうした中、最高検察庁の伊藤鉄男次長検事が午前11時から異例の緊急記者会見を行った。
伊藤次長検事は「事実を解明して、法と証拠に従って、適正に処理する。何らかの犯罪となる可能性が高い。捜査せざるを得ない」と語った。
21日から、最高検の検事が主任検事となって、捜査することを明らかにした。
この方針に村木元局長は「こういうことが起こるなら、本当に何を頼りにしていいかわからない。きちんと真相解明して、こういった問題が起こらないような仕組みをきちんと考えていただきたい。個人の問題に矮小(わいしょう)化してほしくない」と語った。
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