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http://www.nhk.or.jp/news/html/20100921/t10014097832000.html
厚生労働省の村木元局長が無罪判決を受けた郵便の割引制度をめぐる事件で、大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスクのデータが押収後に書き換えられていた疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。検察当局は、事件を担当した検事から事情を聴くなど調査を始めました。
問題のフロッピーディスクは、郵便の割引制度をめぐってうその証明書が発行された事件で無罪判決を受けた厚生労働省の村木厚子元局長(54)の元部下で、係長だった上村勉被告(41)の自宅から去年5月に押収されたものです。フロッピーディスクには、上村被告が郵便割引制度を悪用しようとした団体のために作成したとされるうその証明書のデータが保存されていました。ところが、関係者によりますと、データの最終的な更新日時が、押収された時点では2004年6月1日だったのに、その後、6月8日に書き換えられていた疑いがあることがわかりました。このフロッピーディスクそのものは、裁判の証拠としては提出されませんでしたが、更新日時が6月8日だった場合には、村木元局長がうその証明書の作成を指示したという検察が描いた事件の構図に矛盾がないことになります。関係者は、事件の構図に合うように書き換えられたのではないかと指摘しており、検察当局は、事件を担当した検事から事情を聴くなど調査を始めました。
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