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私はこの内閣を「デマゴーグ内閣」と呼びたいと思う。デマゴーグ:古代ギリシアの煽動的民衆指導者のこと。本来の意味は民衆指導者であるが、アテナイではペリクレスの死後クレオン(後述)を始めとする煽動的指導者が続き、衆愚政治へと堕落した。このことから「デマゴーグ」は煽動政治家のような悪い意味で使われるようになった。また彼らの民衆煽動はデマゴギー (demagogy, demagoguery) と呼ばれ、煽動的な嘘や噂を意味する「デマ」の語源となった。(ウィキペディア)http://p.tl/cVg4
昨年から6月の菅内閣発足前には、検察を中心とする官僚と、自民党などの既得権益組織によって、民主党を潰しにかかっていた。鳩山さんの資金管理団体による偽装献金事件、小沢さんの資金管理団体「陸山会」による収支報告書虚偽記載事件。石川知裕議員の政治資金規正法違反罪で起訴、北海道教職員組合(北教組)による不正資金提供事件の小林千代美議員の議員辞職。
この後、このやり方を踏襲した人物が全く同じやり方で自党の議員を失脚させるという、日本政治史上、特記すべき出来事だと思っているが、中島正純衆院議員が党総支部の不正支出問題で離党である。参照:本ブログ9/8エントリー≪中島議員の離党にみる闇 :カン・仙谷・枝野を見ると反吐が出る!≫
仙谷由人はデマゴギー(政治的効果をねらって、意図的に流される虚偽の情報。悪宣伝。)政治家というところだ。菅さんがまたカン違いしそうな世論調査が出てきている。マスコミ各社の調査では、軒並み支持率アップで理由は「脱小沢」だそうだ。菅執行部は政権の出発点から「脱小沢」の人事や「政治とカネ」を叫ぶことで支持率をかさ上げしてきた。
今後は、それらを最大限利用して、ねじれ国会などで立ち往生した時など、意図的に持ち出してくることも予想される。代表選の投票が行われた当日、仙谷の意をくんだ大新聞の社会部記者達が、党員・サポーター票で大差がついていることを、中間派議員にふれ回ったということが話題になっている。
当初、小沢氏優勢だった議員票も6人差ができたのも、その辺の情報が漏れていたことがあるのだろう。そのこと自体というより、官邸が政治部記者はもとより社会部にまで、影響を及ぼしていることに、大変、危機感を感じた。以前、朝日新聞が仙谷官房長官の事務所費問題をスクープしたのも、もっぱら社会部がやったということだ。官房機密費マスコミ汚染問題でも、常に政治部記者と官邸との密接な関係が浮き彫りにされてきた。
だが、この図式は、マスコミの各部署と、それに対応した業界にもあてはまるようで、報・業が官を仲介として癒着しているのである。200人の代議士が投票されたということは、議員一人ひとりに投票した国民を代表した、間接的な総意である。その形の上で信任されたわけで、上杉隆氏のいう、≪いったいいつから日本は、直近の選挙による有権者の票よりも、検察審査会の11人の委員の決定のほうが重い「検察国家」になってしまったのか。≫(VOICE 2010年9月13日掲載:上杉隆)である。
この素人の判断を、あたかも、ありがたい御託宣のように上げ奉(たてまつ)って、世に吹聴して利用している。まさに、今の日本は議会制民主主義を否定する「検察国家」と成り下がっている。マスメディアは、世の中の洗脳しやすい、いわゆるB層に向けて喧伝し、そこからマッチポンプで世論を形成させ、権力を見せつけて、「オレたちに逆らうと総理大臣でも引きずり降ろせるんだぞ」と強調し、どんな権力者をも従わせようとしているかに見える。
そんなマスメディアも実は官僚にべったりと依存し、記者クラブを通じて得た安易な情報を精査することなく、ただ垂れ流している。まさに、この国は検察も含めた「官僚主権国家」なのである。官僚、特にキャリアのエリート意識は、国家は自分達が動かしている、コロコロ変わる大臣などは所詮お飾りで、自分達こそ特権階級であり、国家の最高権力者である、という強いものがある。
国会議員などは、マスコミに踊らされているぐうたら国民に選ばれたオレたちの操り人形に過ぎない、やりたいほうだいさせてもらうのは、あたり前である、と。もし、オレたちが築き上げてきた国家の仕組みを壊わそうとする勢力には、全省庁、全組織をあげて闘う。小沢一郎の改革のキモは霞が関が持っている「権限と金」を国民に戻す、という、彼らがまさに築き上げた仕組みを壊すことにある。
ここに小沢さんが狙われマスコミに叩かれる一番の理由がある。今の日本では、官僚が築き上げた、官僚による官僚のための国家、「共生」と「自立」の真反対、対極の世界ができあがっている、といえる。これを変えるということは、現在の国家の根本システムを壊し、権力を奪い取ることだ。これは革命であり、明治維新に匹敵する「平成維新」である。
小沢一郎という一人の歴史的使命を帯びた政治家が、その歴史に託されて、変革の風、改革の息吹として問題を提起し続けてきた。マスコミの情報に誤魔化されない、その真意を汲み取っている心ある国民は確実に増え、今後、その改革が本格的にうねりとして動きだしていくことは歴史の必然として間違いないだろう。
今は、菅内閣に期待することは一点である。代表選で小沢さんの政策に抱きついた部分を着実に進めることである(笑)また、今、期待していることは他力的ではあるが、「官僚主権国家」の実態を外国メディアが取り上げてくれるのを微かに期待している。現在の表の世界への期待はそんな極わずかなものであるが、底流に流れる本物の改革への期待は、地下深くマグマとなって熱く燃え滾(たぎ)り、噴火の時をじっと待っている。
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